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浦安ってこんな街!

【議員さんってこんな人!】父子家庭に育ち、周りの友達に支えられた子ども時代。大好きな浦安で、大好きな子どもたちが愛情いっぱいに育ってほしいから、今日も一生懸命仕事に向き合う!―芳井由美さん

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浦安市議会議員の素顔をレポートするインタビュー企画【議員さんってこんな人!】。第14回は、英語講師から市議会議員を目指された芳井由美(よしいゆみ)さんです。

三兄弟の真ん中、男手ひとつで育てられた子ども時代

1969年生まれ、愛知県名古屋市出身の芳井さん。小学校入学前に母を亡くし、男手ひとつで育てられたそうです。「兄と妹がいて、私は三兄弟の真ん中。兄はとても優しい人で、母が他界したあとも買い物したり家の手伝いをしたり、まだ幼かった私たちの面倒を見てくれました。妹はとっても甘えん坊。私はそんな二人に挟まれて、自由にたくましく育ちました」と芳井さん。お父さんは泣き言一つ言わず、一人で仕事も育児も家事もこなしていたんですって! 「子どものころから父が大好き。お弁当も毎日作ってくれたんです。でも毎日一緒で、茶色いの(笑)。それに父がつくるおにぎりってすっごく大きいんです。それも恥ずかしくて…。友達が明るくていい子達ばっかりで、『別にいいんじゃん?』ってお弁当の中身を交換してくれたりして、とっても救われましたね。今でもみんな仲のよい友達。私は昔から、ずっと家族や友達、周りの人に支えられてるんです

写真はイメージです

「なんとかなる!」いつでも前向きだからこそ、周りのみんなも幸せになる

大学進学を機に東京へ出て、英語を学んだ芳井さん。カナダへの語学留学を経て旅行会社へ就職します。「営業がメインで、忙しい季節はツアーの添乗員もしました。添乗員でフランスに行ったとき、昼食が全然出てこなくて。旅程では昼食1時間、その後バスで移動していろんな場所を見に行くことになっていたんです。お客様たちもイライラし始めていたから、お店の人に『まだ出てこないの?』って聞いたら『ここはフランスだよ』って言われたの。そっか、せっかくフランスに来てるんだからフランスを楽しまなくちゃ!って切り替えたんです。お客様にも『旅程の帳尻は合わせるから、フランスを楽しみましょう!』って話して、結局みんなでゆっくり3時間くらいかけて食事をしました。そうしたらバスの運転手さんが、『さっきはよく頑張ったね。この後俺がバス飛ばして、地元の人しか知らない名所に連れて行ってあげる』と言ってくれて、旅程にはなかった場所へ行くことになって。青い空、丘の上に白い建物が建っていて、すっごくキレイで…お客様もみんな感動しちゃって、あれはとっても楽しかったですね」。旅行会社では他にも様々なトラブルがあったのだそうですが、芳井さんは「とっても楽しかった!」と言い切ります。どんな状況でも楽しむことを忘れず、前向きで笑顔を絶やさない芳井さんだからこそ、周りの方も巻き込まれて気持ちが明るくなるんだろうな…と感じました。

写真はイメージです

「旅行会社での勤務はとっても楽しかったのですが、子どものころから学校の先生に憧れていたこともあって、一念発起。転職したんです」。得意の『英語』を活かし、小学館プロダクションが運営する英語教室の講師を勤めます。

大好きな浦安で、大好きな子どもたちが、愛情いっぱいに育って欲しい。そんな想いから、市議会議員へ立候補

そんな芳井さんは結婚後、新浦安のマンション建設を聞きつけ購入を決意。毎週のように現地を訪れては「こんなに出来たね!」「楽しみだね」と建設を見守っていたのだそうです。「いろんな街に暮らしてきましたが、新浦安みたいにキレイな街って見たことがなかったですね。でもそれ以上に、住む人たちって大切だなって思う。マンションのご近所さんも、浦安に暮らす友人たちも、祭りの仲間も、浦安の人って皆さん本当にいい人ばっかり。だから私、浦安が大好きなんです」

英語講師として20年を過ごし、0歳から中学3年生までの子どもたち約2000人に英語を教える中、芳井さんに一つの思いが芽生えます。「教育って人間関係なんだなって。子どもも先生も、リスペクトし合うことが大切なんだと感じました。私が受け持った生徒の中には不登校の子もいたのですが、『ユミのとこなら来れるよ』って、その子が笑顔で言うんです。学校に行けない子でも、友達に恵まれて学校外でも人間関係をつくれる、浦安がそんな街になったらいいな…。徐々にそう思うようになっていきました」。その一部を担える仕事、それが『浦安市議会議員』だと思いを固め、2017年の浦安市議会議員補欠選挙に立候補。定数2名に5名が立候補する中、見事当選を果たします。「近くに現職の議員さんがいて、議員さんのお仕事を間近で見ることができていたのも立候補できた大きな理由かもしれません。議員という存在が遠くなかった、一歩踏み出せる近い存在だったのだと思います」と芳井さん。

議員として大切にしているのは、『現場主義』と『勉強』

当選後、議員として活動する上で大切にしていることの一つが、『現場に出ること』。「週に2回は必ず市内3駅のどこかに立って、挨拶をしたり年4回発行している議会報告『Smile Report』を配ったりしています。議員として活動し始めて4年経つのですが、始めたばかりのころに比べたら顔見知りの方も、声をかけていただくことも増えてきました。英語講師時代の教え子に会うこともあるんですよ! 議会報告にも書いてあるんですが、たとえば柵が壊れているとかテニスコートのマットがめくれているとか、そういう小さなことでいいんです。小さな声を拾っていくことが議員の仕事でもあるので、この街で暮らす人たちが何を感じてどこに不便を感じているのか、たくさん話を聞かせてほしい。皆さんにとって何でも言える、近い存在になっていきたいです」

もう一つ、芳井さんが大切にされているのが『勉強』。「市役所では様々な部署で審議会や委員会が開催されているのですが、できる限り傍聴しています。お医者さんを集めた夜開催の会儀だったり、教育委員会だったり、子ども子育て会議だったり…そうした市役所で行なわれる会議を傍聴することで、今まで『市役所○○課』だったのが、そこで働く職員さん一人ひとりの顔が見えてくる。年4回の議会では、市役所から『こうしたい』という提案がたくさん出てくるんですが、それがどうして出てきたのかがより理解できるんです。どうしてそうなるのか。出来ないことはなぜ出来ないのか。可能にするためにはどうすればいいのか。何が必要なのか…。もっと勉強して、もっと知りたい」

これからも、大好きなみんなの役に立ちたい!

「今は毎日がホントに楽しい。議員になってよかった!って、毎日思ってます」と笑顔で話す芳井さん。コロナ禍では、ワクチン接種の予約が取れずに苦しむ人たちの声をたくさん聞いたと言います。「皆さんからたくさんの声を寄せていただいて、市長に要望書を提出しました。そのときに、心から『議員って、こうしてみんなの声を集める場所なんだ』って実感して。心から『何かしなきゃ!』と思ったんです。なんだろう、人の『ために』…なんて言うとおこがましいのだけど、でも大好きな浦安のみんなの役に立ちたい、何かしたい! そんな気持ちです」。目をキラキラさせて気持ちを語ってくださる姿から、芳井さんの議員の仕事への情熱、そして浦安の人たちへの愛情をひしひしと感じます。

インタビューの最中も常に笑顔を絶やさず、小さな頃の話からお仕事の話まで、とっても楽しそうに語ってくださった芳井さん。「私は周りの人たちに本当に恵まれて…」と口癖のようにおっしゃるのですが、それはきっと芳井さん自身が周りの方々を信頼し、周りの方々に愛情を表現されているからなのだろうな…と感じました。お忙しい中インタビューのお時間をいただき、ありがとうございました!

芳井由美さんプロフィール…1969年生まれ、愛知県名古屋市出身。2019年に行なわれた浦安市議会議員選挙にて3,039票を獲得。現在2期目。立憲民主党所属。
https://yoshii-yumi.com/Facebook

連載企画【議員さんってこんな人!】では、2019年4月の選挙で選ばれた市議会議員の方々へのインタビューを掲載します。普段の生活では接点の少ない議員さんですが、議員さんも一人の市民。その素顔、お仕事内容や浦安への想いを語っていただきます。乞うご期待!

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