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浦安ってこんな街!

【議員さんってこんな人!】議員を志したのは、浦安のポテンシャルに魅せられたから。徹底した現場主義と民間ビジネスのアイディアで、もっと多くの人が「住みたい!」と思う浦安を目指す!ー水野 実さん

浦安市議会議員の素顔をレポートするインタビュー企画【議員さんってこんな人!】。第10回は、国内金融や豪州米国欧州でのビジネス経験を活かした議会活動が特徴の水野実(みずの みのる)さんです。

国際色豊かな町で育ち、海外を意識した少年時代

1966年生まれの水野さん、ご出身は長野県軽井沢町。筆者が「わ~、リゾート地ですね!」と水を向けると、「そうなんです! もともと日本の暑さに耐えかねた宣教師たちが、避暑地として有名にした場所なので、外国籍のご家族もたくさん住んでいたので、幼少時からなんとなく海外を意識してました」と水野さん。「そんな事もあり、子どもの頃は漠然と『海外で暮らしてみたい』と思っていました…が、実際の所は当時流行っていた刑事ドラマの影響で、将来は警察官になりたかったんです(笑)」

そんな幼少時の海外への意識もあってか、大学卒業後は国際金融を目指し証券会社に就職。「国際的な仕事が出来る!と意気込んで入社したものの、時代はバブル崩壊真っ只中…。株価・地価ともに大暴落の逆境でしたが、お客様のために全力を尽くす事の大切さを学びました」。その後は心機一転し当時ベンチャー企業だった旅行会社HISへ。本社勤務後にオーストラリアやドイツの海外支店でマネージメントを経験し、子どもの頃からの夢であった『海外暮らし』を実現。 さらに実務経験を買われ、ドトールコーヒーハワイ島事務所では副社長として活躍されました。「仕事とプライベートで49ヶ国に行き、それぞれの国の良い点や悪い点を目にしながら外から祖国・日本を見たときに、医療制度や公衆衛生に加え治安など良いところはたくさんある中で、日本の弱点は“政治的分野”ではないか?と強く感じました」


約10年に渡る海外赴任を終え家族と共に帰国後、浦安での住宅購入を決めた水野さん。「アクセスの良さ、オーシャンフロントなロケーション、そして『財政力日本一』。そのポテンシャルに魅かれ、海が見える日の出のマンションを購入しました。その後、浦安で快適に仕事と子育てをしながら地域活動をする中で、小学校体育館をはじめとした複数の教育施設が耐震基準を満たしていない事実を知り愕然としたんです。武蔵野市ではすでに全施設の耐震補強を終了していたにも関わらず、財政力を誇る浦安で、有事の際避難所になるはずの体育館が倒壊するレベルの構造であったり、学校施設が耐震基準を満たしていないって…おかしいですよね? 市の税金の使い方に問題があると強く感じ、その後の調査でも多くの疑問を感じる事業を目の当たりにしました。そこで、問題課題を解決し、満足度の高い行政サービスとインフラ整備をすれば浦安から日本を変えられる! そう確信して市議会議員への立候補を決めたんです」。そして震災直後の2011年4月、浦安市議会議員選挙にて初当選します。

必要だけど誰もやらないことを率先して行う『現場主義』

議員として大切にしていることの一つが『現場主義』。「実際に市内の現場を見ていただきながらご説明しますね」と水野さん、筆者を市内各地へ連れて行ってくれました。

「数年前、深夜に響く重低音が市内で問題になったのを覚えていらっしゃいますか。市や警察に苦情がたくさん寄せられて、音源はどこだ!新木場のクラブじゃないか?なんて話も出たんですが、あれは鉄鋼団地付近やディズニーリゾート外周を走りにくる『音響族』や『ドリフト族』だったんです。とはいえ市の職員は深夜に動けず、警察も管轄があるので市域を越えた取り締まりはできない…でも誰かがやらなきゃいけない、それなら自分がやろう!と、独自でパトロールを始めました。お陰様で今は音を出す車はだいぶ少なくなりましたが、暴走危険走行する車やバイクが来て先日も死亡事故が起きている。こうした危険行為防止のためにも、今もパトロールは続けています」

雨の日の新浦安駅ロータリーの大混雑を緩和するため、朝の通勤時間帯に自ら車の誘導に立つことも。「浦安市民にとってバスは必須の交通手段。それが遅れたら学校や会社に遅刻してしまうので、公人として看過できない。活動と併せ議会でも取り上げ、ようやく本年度市はロータリー付近の改修工事に乗り出す予定でしたが、コロナ禍の影響で事業保留になってしまいました…(涙)」と悔しさを語っておられました。

実は水野さん、市議になる直前・震災の直後にも、一市民という立場でありながら、被災住民の使う市内すべての仮設トイレ清掃を毎日欠かさず行なっていたのだそう! 「当時は会社勤めもしていたので、出勤前の朝の時間をトイレ清掃にあてていました。あの非常時、使う住民自らトイレの掃除をするなんて心理状態じゃないし、かといって市の職員は他にもやることが多い中で手が回らないでしょう。あのときは空き巣被害に困る方も多かったので、自前で青パトを準備してパトロールをし、住民の声を行政に届けていました。誰かがやらなければいけないけど誰もやれない、じゃあ自分がやろう!と」。議員になる前から、そんなボランティア活動をされていたとは…! 驚きです。

市の収入をどう増やし、どう無駄を省くか『市政全般のチェック』

市の歳入を増やし、満足度の高い質の高いサービス実現する為の『市政全般のチェック』も常に考えていることの一つ。「“限られたパイの分け方”ではなく、“パイ全体をどう増やすか?”を常に考えています。9月議会ではコロナ感染症の影響で、市税収入20億円減が明らかになりました。今こそこれまで議会で主張してきた『歳入を増やす具体的な取り組み』を始める必要があります。例えば、現在空室状態になっている新浦安駅前のマーレ1階交番横の好立地な市有物件、ここを公募で民間に貸せば多額の賃貸収入が得られます。同様に市役所1階のオープンスペースも民間へ貸し出しで賃料収入を得ることが可能です。他にも多くの自治体で実施している“スポンサー花壇制度”の導入や”公用車ラッピング広告”など、直ちに実行できることが他にもたくさんあります」

「同時平行で“高コスト体質”の改善も急務です。(水野さんの車で市内をまわりながら)この3つの自治会館、市が税金を投じた額はいくらだと思いますか?」と水野さん。「うーん…小さな平屋は1800万円? 二階建てはそれぞれ2500万円くらいでしょうか?」と答えると、「実は平屋自治会館Aは4580万円。二階建てBは7300万円、二階建てCは1億円、あくまで建物と外構工事だけです」。ええ、高っ!! 土地代なしで建設費だけでですよね!? 思わずのけぞりました…。「そうなんです。民間の感覚とかけ離れた事業があらゆる所にひそんでいるので、住民の皆様の代わりにそれらを是正鑑査して、適切に執行させるのが市議として重要な仕事なんです」

もっと多くの人が住みたくなる、魅力ある浦安を実現するために

「現在、東京湾内の航路を拡張する国の事業(東京湾中央航路開発保全航路整備事業)がありますが、浚渫(しゅんせつ)土砂の処理方法が問題になっています。そこで私は浦安市として、ぜひ浚渫土砂を活用した新たな埋め立て事業を国・県と協議し、千鳥地先に新たな土地造成事業をと議会で提案しています」

「提案の具体的内容としては、千鳥地先公有水面を浚渫土砂で埋め立てて鉄鋼団地を全面移転。鋼団地跡地は換地後に市有地化する。現在計画されている第二湾岸道路整備事業でインターチェンジの場所を調整すれば、現在のような大型車の市街地乗り入れがなくなり、交通死亡事故も抑制できます。更に鉄鋼団地跡地は住宅地化、オリエンタルランド社への貸付や新たな商業施設への転用等で、潤沢な市税収入が期待できます。加えて、公有水面埋立事業の事業費はあくまでも国の負担となり、市の持ち出しはありません。国策として行うため、埋立事業に協力した自治体には負担金は発生しないんです。埋立完了後の土地は所属する自治体に帰属し、税収も自治体に入ります。似たような事例としては、大田区と江東区で中央防波堤埋立地がどちらの区に帰属するかで裁判が行われた事例があります」。すごい…! なんともワクワクする計画です。「さらには公有水面埋め立てと同時に港湾整備ができれば、羽田や都心を繋ぐ水上交通が実現し、千葉市を始めとした県内各地を繋ぐ航路が実現します。熊谷千葉市長もかねてから同じ見識であり、水上交通促進の観点から、また千葉県全体の活性化の面でも浦安は最重要視されています。浦安拠点のディズニークルーズなんて企画したら人気が出ると思いませんか?」。わ~、それ絶対楽しいやつ…! 羽田から電車やリムジンバスに乗るよりも、ロマンティックに船旅をしながら舞浜まで行けたら、めちゃくちゃ良い体験になりますよね!

「先程も触れた第二湾岸道路については、開通することで街がさらに分断されてしまうと懸念する方も多いと思います。しかし、千葉方面から東京へ向かう道路は既にキャパオーバーであり、道路建設計画は今後進むと考えます。第二湾岸道路については、私はシールド工法での地下式、最低でも半地下であるべきだと考えます。そうすれば“浦安の行政が最も懸念している水害対策”に有効だからです。想定を超えた高潮や津波に見舞われても、地下部分に流し込めば市街地を守ることが可能。実際に海抜0m以下の土地が広がるオランダや強烈なスコールに見舞われるマレーシアなどでは、水害対策として既に採用されているんです」
なるほど、第二湾岸については出来たら嫌だな~とばかり思っていたのですが、防災の視点で考えるとまた違ってくるのですね。目からウロコ!

現場を大切にする市民の視点、市の財政をチェックする議員の視点、そして県や国といった大きな枠組みから浦安を捉える視点。水野さんは、その3つをバランスよく併せ持っているんだなと感じました。市議会議員さんの取材は今回で10人目なのですが、市内各地の現場まで連れて行っていただきお話をお伺いしたのは初めてで、とても新鮮でした。お忙しい中たくさんお話を聞かせてくださり、ありがとうございました!


水野実さんプロフィール…1966年長野県生まれ。2019年4月に行なわれた浦安市議会議員選挙にて2,927票を獲得。現在3期目。無所属。
http://www.nexturayasu.jp/index.html

連載企画【議員さんってこんな人!】では、2019年4月の選挙で選ばれた市議会議員の方々へのインタビューを掲載します。普段の生活では接点の少ない議員さんですが、議員さんも一人の市民。その素顔、お仕事内容や浦安への想いを語っていただきます。乞うご期待!

【議員さんってこんな人!】バックナンバーはこちら
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