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【議員さんってこんな人!】「次世代に、より良い浦安を残していきたい」と語るのは、36歳にして現在3期目を迎えた、若きベテラン議員さん!ー柳 毅一郎さん

浦安市議会議員の素顔をレポートするインタビュー企画【議員さんってこんな人!】。第8回は、27歳から浦安市議会議員を務め、現在3期目を迎えた柳 毅一郎(やなぎ きいちろう)さんです。

将来の夢は、サラリーマン!? 

1984年、東京都生まれの柳さん。子どもの頃は、素直で聞き分けの良い子だったと言います。「一人っ子なので、小さな頃から親や祖父母など大人と話す機会が多かった気がします。小学校の頃はとにかく友達と遊ぶのが好きだったんですが、これと言って将来なりたいものというのが無くて…。卒業文集に『サラリーマンになりたい』と書いたら先生に呼ばれて、むりやり書き直させられました(笑)。あれは今でもよく覚えていますね」。そんな柳さんにとって転機となったのは、中学・高校での授業でした。「もともと社会科は好きな科目だったのですが、社会の授業で先生の話を聞いていたときに、なんだか先生の言っていることって自分の考えと違うな…と気づいたんです。歴史も政治も、人によって解釈の仕方が異なるものだと思うのですが、学校だと先生の考えをなぞらないと点数にならない。そこから歴史や政治に興味を持ちました」

とはいえ、高校生といえば誰しも遊びたい盛り。大学受験を控えた身ながら「最後に一生懸命やればなんとかなるだろうと思って、勉強はほとんどしなかったんです(笑)」という柳さん、浪人をすることになります。「あまりに不甲斐ない自分を変えたいと、自衛官を志した時期もありました。でも入隊するギリギリのところで母親に泣かれてしまって…一人息子だしなぁ、とそれは断念したんです。いろいろ相談に乗っていただいた自衛隊の方には、今でも感謝しています。浪人時代にはいろいろ考えました。あのときの経験が生きているなと、今となっては思いますね」

その後は早稲田大学へ進学し、政治家を数多く輩出している『早大雄弁会』へ所属します。「政治に興味のある人たちが集う場所なので、自然と刺激されました。ここで政治についての自分のスタンスが明確になっていきました」

若い今だからできること。若い世代の声を、政治の現場に届けたい

浦安との出会いは、2006年行なわれた浦安市長選挙。「大学時代の仲間から声がかかり、浦安市長選の手伝いをしたんです。そのときにディズニーランド以外で浦安に初めて来たんですが、歴史ある元町と新しく埋め立てられた中町・新町とが同じ市のなかにあって、多様性のある街だなと興味を持ちました」

その後、銀行に就職し、もう一度勉強したいと大学院への進学も視野に入れていた柳さん。「ダメもとで受験したら、合格してしまって! 一度会社を辞めて、進学しようと思っていたんです。その矢先、市長選を手伝った縁で『浦安市議会議員選挙に出てみないか』と声をかけていただいて。進学するか、選挙に出るか、とても迷いました。順当に行けば進学だよなぁと思っていたんですが、父が『議員のほうがお前には向いているんじゃないか』と言ってくれたんです。それに私自身、雄弁会で政治家を志す先輩たちといろんな話をする中で、政治家を目指すなら失敗を恐れずに挑戦できる若いうちだなという思いがあった。父の言葉に背中を押される形で、出馬を決めたんです」。若くて失うもののない今だからこそ、若い世代の意見を政治に反映させるために挑戦しよう――そんな思いが募った当時27歳の柳さん、2011年の浦安市議会議員選挙で見事初当選します。


議員になってからは、今まで以上に「言葉を大切にすること」を心がけているそうです。「自分の話してきた言葉が今の自分をつくるんだと、お世話になった方から言われたことがあって。本当にそうだなぁと思うので、言葉を大切に、人と丁寧に接することを心がけています。政治家らしくないのかもしれませんが、私自身は人を追いやってのし上がるようなことはしたくないですね」

次世代により良い浦安を引き継ぐために、できること

「私は今36歳。まだまだ浦安で歳を重ねていくので、自分の将来はもちろん、子どもや孫たちにの次世代にも、より良い浦安を残していきたいと思っています」。柳さんの政治活動の理念は、『次世代により良い浦安を引き継いでいく』こと。現在の主な政策の柱をお伺いすると、『SDGs』『議会改革』『認知症家族への支援』を挙げてくださいました。

「まず『SDGs』。これは国連で採択された『持続可能な開発目標』のことで、17のゴールと169のターゲットが設定されており、国や企業が積極的に取り組んでいます。貧困や人権問題から気候変動・海洋汚染まで、かなり多様な概念なのですが、このSDGsを浦安でも展開できたらと考えています。市役所や市議会はもちろん、教育の現場や普段の生活でも、取り組めるところからやってきたいですね」

「議長や副議長のインタビューでも話題に上っていましたが、現在市議会では『議会改革』に力を入れています。その流れで、議会のデジタル化やweb化にも取り組んでいきたいと考えています」。現在、議会の日程や運営のルールを決める『議会運営委員会』の副委員長を務める柳さん。実は議会には多様なルールがあるそうで、それが全てこの分厚い本にまとめられているんですって! 辞書みたいじゃないですか…。

特にこの6月行なわれた議会は、コロナ禍で3密を避けるため、開催にはかなり神経を使ったのだそうです。「今でこそ議員同士の打ち合わせはweb上で行なうことが増えてきたのですが、肝心の議会はというと、法律の関係でweb化が難しい。地方自治法では『採決は議場で行なうこと』『議会の公開の原則』が決められていて、今回のように感染対策で議場に集まれないという状況は想定されていないんです。でもこの状況はしばらく続くでしょうから、法律との整合性を取りながら、議会のデジタル化・web化を図っていけたらと考えています。もし可能になれば、たとえば子育てや介護などで家を離れられない場合や、災害時などにも有効な手段になるはずです」

もう一つが、実体験からも必要性を感じている『認知症家族への支援』。「私の父が若年性認知症になってしまって…。父方の祖母、母方の祖父も認知症で、母が非常に大変な思いをして介護する姿を見てきました。認知症の介護というのは、言葉が通じなかったりトイレのお世話だったり、しかもそれが治る見込みがなく長く続くので、想像以上に大変です。浦安はニュータウンであるという特性上、一気に高齢化が進む。介護で大変な思いをするご家族も増えてくると思います。認知症家族への支援、単身者の介護問題も、急務だと考えています」。歳をとっても安心して住み続けられる浦安を実現することは、次世代に誇れる浦安を引き継いでいくことでもありますよね!

(写真はイメージです)

元銀行員だからこそ、財政の持続可能性もチェック!

「元銀行員の視点も生かして、浦安の財政もきちんとチェックしていきたい。特にこのコロナ禍で、限りある財政の中でどの予算を削ってどこに回すかというのは、慎重に見極める必要があると思います。浦安は財政的には恵まれてきた自治体ですが、コロナ禍以外にも今後必ず訪れる高齢化やインフラの老朽化で、支出は必ず増えていきます。将来世代のことを考えて、持続可能な財政を構築していくために、AIやデジタル化の導入で、市民サービスだけでなく財政も効率化していくことは必要だと思います」。常に将来のことを考えながらお仕事をされている柳さん。これからも若い世代の持つ疑問や課題に、一つひとつ向き合っていってくださることでしょう。お話を伺っていく中で、なんと筆者と同い年・2歳の娘がいるのも同じということが発覚し、なんだか縁を感じる取材でした。お忙しい中、ありがとうございました!


柳 毅一郎さんプロフィール…1984年東京都生まれ。2019年4月に行なわれた浦安市議会議員選挙にて1,619票を獲得。現在3期目。無所属。
http://www.yanagi-k.com/

*連載企画【議員さんってこんな人!】では、2019年4月の選挙で選ばれた市議会議員の方々へのインタビューを掲載します。普段の生活では接点の少ない議員さんですが、議員さんも一人の市民。その素顔、お仕事内容や浦安への想いを語っていただきます。乞うご期待!

*【議員さんってこんな人!】バックナンバーはこちら
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