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浦安ってこんな街!

【街レポ!vol 3:浦安市の○○に住みたい!】今月は…「明海に住みたい!」

千葉県浦安市には、猫実、当代島、北栄、堀江、富士見、東野、鉄鋼通り、富岡、今川、弁天、海楽、入船、美浜、舞浜、港、高洲、日の出、明海、千鳥と19の行政区画があります。その中の1つの地域の中の、そのまた1つのスポットに注目して、どんな場所なのかを調べるのがこのコーナー。

「明海」ってどんなところ?

第3回目は「明海」。明海大学から総合公園まで、シンボルロードから境川までの間の区画が「明海」。昭和53年、第2期海面埋立事業として「日の出」と共に誕生しました。「太陽が輝く明るい海」にちなんで、「明海」と名づけられたそうです。

浦安市の景観重点区域に指定、細かな規制で景観が守られている町!

「東京湾」と「境川」に囲まれた水辺の町は、まさにアーバンリゾート。まるで「サンタモニカ」のようと紹介されることも。日の出、高洲と並び、市の「景観重点区域」に指定され、「水と緑と建築物の融合した多様な表情を持った景観を目指す」との目標が掲げられています。地区計画では、「建築物の壁面を境界から後退しそこに緑を配置する」「建築物の形状やデザイン・色彩は周辺と調和した落ち着きのある色調とする」「通り沿いの垣・柵はブロック塀などではなく、生垣や板塀など潤いや風格のあるものを基本とする」など細かな規制で景観が守られています。

浦安市総合公園

新浦安のイメージでよく使われる写真は、浦安市総合公園のカット。市内で唯一のデイキャンプ場では、火気の使用もOK。ご近所さんによると、「今日暇だからBBQでも行く?」ってくらい気軽に利用されているんですって!(市民1区画800円)そんな総合公園にはちょっとした小ネタも有り! 海沿いを高洲方面に進んだビオトープの後ろに、種類の違う木が1本ずつ並んで植えられているから探してみて! 突如現れる1本だけのヤシの木など異様な光景ですが、一説によると、「埋立地でどんな木が育つのか色々な木を植えて実験した場所」なんですって! 他にも総合公園のニコニコ広場に面した展望台辺りは海抜12mあり、新浦安で最も標高が高いとか⁉ (確かに海まで行くには坂を上る!)など、面白い話もありますよ。

実は若い世代も入って来やすいエリア

新浦安の中でも、実は、子育て世代の若いファミリーが、比較的入って来やすいエリアというのも特徴。というのも、初期費用が抑えられファミリー割引などもある、公的賃貸住宅「UR都市機構」の大規模賃貸マンションが2箇所あるから。このままここに住み続けたい!と思ったら、周辺には分譲マンションもいろいろあり選べるので、地域内のマンション価格の下支えにも繋がっているんです。

毎年夏には「明海の丘夏祭り」、小学生の子どもを持つお父さんで結成された有志の会「明海おやじの会」では、学校キャンプが行われ、校庭にテントを張ってキャンプファイヤーで盛り上がる! マンション毎のお祭りもあって、地域の活動も盛んです。また、市内小学校の運動会などで子どもたちが踊る明海よさこい連」の「舞だ!浦安舞」も明海発祥! 新しい町でありながら、市民同士の交流が深く、活き活きと輝いている町でもあるんですね。

東日本大震災から新浦安を守れ!

東日本大震災では液状化が発生。開発用地を持っていた大手ハウスメーカーは、「液状化の町には家は建てられない」と、地域からの撤退止む無しとする傾向もありました。「もしも投げ売り同然になってしまったら、素性もわからない業者が安価で参入し、町の雰囲気ががらっと変わってしまう可能性だってある…立派な町を作ってきた先人の努力を、町を守らなければならない!」と震災後すぐ、明海大学は同地域で開発中だったスターツグループと浦安市長の元へ。民間企業9社を集め「浦安環境共生都市コンソーシアム」を結成したそうです。産・官・学と対等な立場で町の回復を、そして地域一体型の持続可能な街づくり計画に向けて動き出しました。土地の特徴に合わせて知恵を重ね、工法を組み合わせた独自の地盤改良も確立。この活動は、「大災害発生の中、行政の予算措置なしに、半年という短期間で、競合の可能性のある複数の民間企業が参加し、共通の都市課題に向けて議論・決議した」と高く評価され、2013年に日本不動産学会業績賞を受賞。震災の翌年には市場は回復傾向に、現在は過去15年間で最も良い市場となりました。類いない町「新浦安」は、地域を愛する人たちの働きによって守られているのです。


<取材>新浦安ナビゲーター 管理人 遠藤信幸さん/明海大学不動産学部 教授 中城康彦先生 など
※編集室が独自で取材しまとめた記事です。もし記事の内容に誤りがございましたら、お知らせいただければ幸いです。

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