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浦安ってこんな街!

【浦安のヒト2016 未来予想】新しい浦安を若い世代に残すために。 ~技術士 五十川勝さん

「浦安が大好きだ。」だからこそ、次の世代に最善の形で残したい。今から30年前、浦安市新浦安地区の都市計画に深く関わってきた五十川 勝さんに、新浦安地区が将来に向けて、どのように街づくりをしていくべきか…まだ新浦安が更地だった頃のお話とともに、お伺いしてきました。

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五十川勝氏:横浜みなとみらい21 や筑波研究学園都市など、様々な都市環境づくりを手がける。約30 年前、最後に関わった浦安には「今後この街がどうなっていくのか、見届けたい」との思いで平成10 年に移住。その後18 年間、主に新浦安の変化を見守り続けている。平成5年、五十川さんが最初に提案した新浦安のマスタープラン。シンボルロードには商業施設が並び、海には砂浜やヨットハーバーが出来ている。

若者が定着する、住んで幸せな街に。浦安の街づくりは、これからだ!

五十川さんが新浦安の開発計画に携わったのは昭和63年。横浜博覧会の会場設計を無事完了させた後、独立。独立後すぐの仕事が新浦安の開発計画でした。
五十川さん「都心から約16kmしか離れていない浦安。当時の埋立地としては、今のお台場や豊洲、晴海なんかもそうですが、とにかく都心へのアクセスを考えた時に、浦安はとてもポテンシャルの高い環境でした。だからこそ、この浦安を『ただのベッドタウン』にしては駄目だ、と思いました。」
新浦安は『街』にならなければならない、そう考えた五十川さんは、当初のマスタープランとは違う、新たな計画を提案しました。

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上の写真は平成5年に完成した、五十川さんの新浦安マスタープラン。海辺には砂浜があり、シンボルロードには商業施設が並ぶ、夢のような『街』がそこには広がっていました。
五十川さん「元々の計画では海側は住宅地でした。せっかく広大な海があるのだから、誰もが海にアクセス出来る環境を作りたい・・・そう考えて、海側を大きな公園にする計画提案し、委員会で認めていただきました。大きな公園にした理由はもう一つ。市民が集まれる場所を作りたかったんです。例えば災害時に避難出来る場所もそうだし、街として市民が楽しむために、祭りやイベント会場になるような場所は必要だと考えました。」 
今年も夏は盆踊り大会、秋は浦安フェスティバル、その他にも様々なイベントが総合公園では開催されています。広大な芝生から臨む海は開放感があり、空の広さ・海の広さを感じられ、今では浦安住民にとって無くてはならない憩いの場となりました。

市民皆で作るマスタープランと今後の課題点。

五十川さん「開発当時はまだ埋立地で更地の状態だった新浦安。住民がまだいなかったので、我々が考えた計画にのっとり開発を進めてきました。でも今は、2万5519人、9800世帯以上(2016年9月現在)が住んでいます。住んでみてこそ分かる、良い点・悪い点を住民から聞き出し、街づくりに取り入れていくべきだと思うんです。」 
例えばこんな計画はどうだろうか、と目をキラキラさせながら話す五十川さんの計画はこう。
五十川さん「シンボルロードを原宿の表参道のように、カフェやレストラン、洋服やアクセサリーショップ、画廊なんかが立ち並ぶ通りになるのはどうでしょうか。シンボルロードは表参道よりも長い! 素晴らしい通りになると思いますよ。」

想像するだけでワクワクする計画に、思わず身を乗り出して聞いてしまいます。しかし、今後の浦安の開発については心配事もあるそうで・…
五十川さん「今一番心配なのは、震度7以上の地震が来た時。浦安の護岸は大丈夫だろうか・・・と、心配しています。私が砂浜を計画したのには理由があって、砂浜にすることで1/7、1/8スロープになり地震で崩れにくくなる。現状の垂直に留めるというのは、自然の条理に逆らう力だから弱い。もちろん市民の憩いの場としても機能しますが、災害時の街の安全も考えて砂浜を計画しました。災害にも負けない街を作っていくこと、これは今後の課題でもあります。」

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浦安の生産、遊び、景観の源だった境川にもう一度街づくりのエネルギーを・・・と、境川灯篭流しやボート乗船体験を企画してきた五十川さん。灯篭流しでは、普段趣味で作成している魚模型を境川に浮かべ、イベントを盛り上げた。(上記写真は五十川氏作品)

若者の新浦安定住で、もっと活気ある街づくりを!

五十川さん「『若者の新浦安定住』、これからの浦安にとって一番の要になる事だと思います。高齢化が進み若者が外に流れてしまえば、街も衰退してしまいます。活気ある街を作るために、若者が住みたいと思えるような街づくりをしていかなければならないんです。」
 今回の講演会(※後援会は11月6日に開催され、終了しています)も『next30』と題し、次世代に向けた新しいビジョンを提案しています。
五十川さん「例えばビジネス環境の充実。生命工学、ゲノム、宇宙開発、4D…これからの世界を担う最先端技術を伴う産業をビジネス環境に加えることで、世界的に活躍する若者が集まってくるでしょう。また、浦安には広い海と空、素晴らしいインフラがあります。それを基盤に楽しい街、住んで幸せな街を作っていかなければならない…浦安の街づくりは、これからです!」

 いつかシンボルロードが表参道のようになり、海には砂浜ができて、浦安に最先端技術が集まってくる…考えるだけでワクワクするような都市計画は聞くだけでも楽しい。これからの若者へ住み良い浦安を残していくために、私達が出来ることを考えてみませんか。

※この記事は浦安に住みたい!11・12月号に掲載されたものです。

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