浦安で活躍する「ブリオベッカ浦安」、FELICE FC浦安「フェリーチェFC浦安」、NovEight FC「ノーヴィエイトフットボールクラブ」のジュニアユースチームの3つのチームの精鋭がグランドではなく場所を「みね商店」に移し「eスポーツ」で戦う試合がこの夏に開催されました。

なんでもこの大会は今回で2回目の開催なんだとか。「ブリオベッカ浦安」とスポンサーでもある「クラウディオ」、「浦安市」の協力のもとおこなれた『浦安eスポーツフェスティバル』というイベントがこの夏 新浦安駅前の「みね商店」さんで開催！ サッカーは太陽の下で行われるものであって、選手たちが「eスポーツ」で試合をやるはずがないと…と、どこか時代遅れの志向を持っていましたが、伺ってみるとめちゃくちゃ楽しそうで大盛り上がりな「eスポーツ」イベントでした！

当日決勝から伺いましたが、予選から会場は大盛り上がりだったそうで、試合途中にはなんと内田浦安市長も応援に来てくれていたそうです。この大会に出場していたのは総勢24名のジュニアチームの選手たち。「eスポーツ」イベントとはいえ、本気な子どもたちの戦いということで、保護者は見ることができない試合なんだとか！ リアルでサッカー観戦をしているかのような臨場感あふれる本格的なサッカーゲームで、浦安市のサッカークラブの中学生が、自分たちのユニフォームを着て戦います。予選から会場は大盛り上がりだったとかで、各ブロックで1位になった選手が決勝トーナメントに進出します！

決勝トーナメントに分かれて行われ、各ブロックを勝ち抜いてきた選手たちがトーナメント形式で対戦。なんとTOPチーム 都並監督の解説も加わるというから、子供たちもうれしそうな様子でした。決勝トーナメントに上り詰めた4名の選手たちは、「フェリーチェFC浦安」のトヨダ選手、「ブリオベッカ浦安」フジタ選手、「ノーヴィエイトフットボールクラブ」のエンドウ選手、「ブリオベッカ浦安」ヒロタ選手が決勝戦への意気込みを話していました！ リアルサッカーさながらに「コーチの教えを意識して頑張ります！」と話す選手も。ちょっと緊張した雰囲気も漂わせながら、いざゲームへ。

そして決勝の初戦。まずはどのチームを使って、その選手を選ぶのかを決めていきます。選ぶ様子もモニターにすべて映るので、観客席の選手たちも「すごっ、このチームか～！」などと、みんなが楽しんでいる様子もありました。都並監督も「選手選びもゲームには大事ですね～、監督目線も持ち合わせて戦わなければいけませんからね」と解説を続けていきます。

選手選びもそこそこにキックオフ間もなく先制点が入ると会場内が「ウオー！」と盛り上がる場面もあってリアルサッカーの試合さながら。サッカーをリアルに楽しむ子どもたちは、日常でサッカーゲームを楽しんでいるそうで、ブリオベッカ浦安の代表取締役 谷口 和司さんに伺うと、「リアルにサッカーを行うのとゲームの中でサッカーを行うのは繋がる部分があるんですよ。」と話してくれました。一見ゲームばかりして…と思ってしまい、なぜリアルとゲームを楽しむのか？ 伺うと、
「リアルサッカーは技術を磨くことも大事、体を動かして練習しますが、サッカーはそもそも頭を使うスポーツなんです。ゲームを通して自分がピッチに出たときなど、見方を変えて考えることに繋がったり、中学生の実際の練習ではこうしたゲームのような映像をデジタルなものを通し練習をすることもあります。『eスポーツ』では一人でチームの編成も考え、どの選手がこれが得意でこれは苦手なのか…技術面ばかりではなく、分析力を養うこともできるんです。この選手が相手なら俺はこう行くなど、選出とのコンビネーションも大事になるし、試合全体を見る力も備わっていきますから『eスポーツ』は大きな可能性を持っているのもだと考えています」と話してくれました。
リアルな技術は体で学び、より全体を見る力をもってイメージしやすいのかもしれませんね。なんだかこの両方ですごい選手が誕生してしまうのではないかと、ちょっとわくわくしてきました。

さらに浦安市では「eスポーツ」を教育の目線でも考えているそうです。「eスポーツ」は身体的な特徴や性別に左右されずに誰でも参加できる多様性を持ち合わせています。そのため好きなものを追求し、こうしたシステムの構築やAI、オペレーションシステムとはなんだろう？ とこれからの時代になくてはならないものを「eスポーツ」を通し、デジタルな視点を持つことも重要なんだとか。プログラミング言語やネットワーク、そうした仕組みに気付かせ、将来、ゲームを楽しむだけでなく、ゲームを開発する側である「作り手」となる進路選択ができるように、将来への可能性も広がることを目指しているとか。「eスポーツ」を行うにあたり、Wi-Fi環境はマストだそうで、代表の谷口さんご自身で浦安のお店さんに交渉をされたんだとか。

そして第2回となった会場は、チャレンジショップのみね商店さんで行うことに。「本当は親御さんや観客も入れるような場所がいいかなと思っていましたが、今回はお借りできるということでみね商店さんにご協力いただき開催することができました！ 子どもたちが何よりも楽しんでいたので良かったです！」と谷口代表。またゲームを楽しむ一方、リアルサッカーの場合には緊張感を持って試合に臨むことが多いそうで、このようなチーム同士の交流はないそう。リアルサッカーでの場合、試合をする対戦相手と、ここうして笑いあいながら対戦することもないそうで、互いのコミュニケーションツールにも一役買っているんですね。

そして決勝2戦目も行いゲームはどんどん白熱していきます。会場の子供たちの声援や歓声がどんどん増していく！ 都並監督の解説の熱量も上がっていくように感じました。監督も子どもたちと同じように真剣なまなざしでモニターを見ている姿、そして楽しそうに解説を行っている姿が印象的でした。本当にサッカーが好きなんだなと感じます。

リアルなサッカーでは体験できないことが「eスポーツ」の良さ。と都並監督も話してくれました。「子どもたちはゲームが好きですから、勝つために頭を使いながらゲームを楽しめているのは、リアルサッカーにも役立つんです。対戦相手とのコミュニケーションも取れて、さらに自分のチームと深まっていくこともできる。まさにこれは『好きこそ物の上手なれ』ですよ。またリアルは技術がないと点を取ることができません。ゲームを通してゴールを決めたときに、成功体験として点が入った快感、喜びや楽しさも含め、いつかリアルで決めたいと、そして必ずやってやる！ と思うことも重要です。まずは楽しむことが上手になる秘訣だと僕は思っていますので、『eスポーツ』の楽しさを知って、リアルサッカー楽しさを知って、入り口はどっちからでもいいんです。リアルサッカーの場合、技術が備わっていくだけでは活躍はできませんから、頭を使いイメージすることでテクニックも追いついていく。何よりも楽しくて仕方がないことは伸びしろしかないです。」と話していただきました。

そして3戦目に勝ち、見事優勝となったのは、NovEight FC「ノーヴィエイトフットボールクラブ」のエンドウ選手！ ゴールをきめると、会場はあふれんばかりの大きな大きな歓声に包まれ、改めて子供のエネルギーを体感しましたが、とっても嬉しそう！ リアルサッカーのように喜びも、歓声も同じくらいにうれしいが爆発していました！

そして決勝トーナメントに進出した4名には都並監督から、うれしい景品をそれぞれに贈呈。また、「『eスポーツ』でもリアルでもチャレンジし続け、サッカーの技術も磨いて頑張って下さい！ 」と都並監督。また子供たちはゲームという中で真剣に戦う姿も、またそれを見守る大人たちも、本気で取り組む姿も印象的でした。

優勝に輝いた、NovEight FC「ノーヴィエイトフットボールクラブ」のエンドウ選手は、なんとスパイクが購入できるスパイク券が贈呈されていました！ これは親御さんも本人もうれしいプレゼントですね！ 会場は熱気に包まれ大盛況！

谷口代表は「第3回も行えるようにリアルサッカーはもちろん、『eスポーツ』もどんどん取り込んでいきたいですね。またITの観点からも広い目で将来の可能性を繋げていきたいです。今回もOFFICIALユニフォームスポンサー「株式会社クラウディオ」様と共催で、『eスポーツ』を通じ、ITに関心を持つ子どもたちを増やし、将来の日本の未来を背負う人材の育成を目的になればと思います。ITもサッカーも、急にはできません。元の構造やセッティングが大事なもの。しかし何よりもみんなで楽しめたことはよかったですし、今後もさらにオープンな大会企画を考えていきたいです」と話してくれました。

次回の開催が待ち遠しいですね！ 世界的にも注目されている『eスポーツ』とリアルサッカーをうまくコラボしていることも驚きで、ブリオベッカ浦安から将来を見据えた新たな試みやチャレンジに、今後の展開に目が離せません！

イベント運営体制
主催：ブリオベッカ浦安(※株式会社ベイフットボール浦安)
共催：株式会社クラウディオ

株式会社クラウディオ
HP： https://www.claudio.co.jp/
住所： 東京都中央区京橋３丁目１−１ 東京スクエアガーデン 14階
電話： 03-6821-1407
事業内容： DXコンサルティング・デジタルソリューションのサービス提供

ブリオベッカ浦安
住所：浦安市明海6-1-10 パークシティグランデ新浦安 トレードポート１B
電話：047-318-3943
FAX： 047-318-2505
HP：https://briobecca.jp/