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浦安、震災特集Vol.3「その時街の不動産に出来ることは…」|この街のため、この街が好きだから…そんな想いで動いた”できる限りの復興”。

震災特集も今回が最終回。3回目の今回は、明和地所が当時どのような対応を行ったかを聞きました。

その時、街の不動産屋さんに出来ることは…
対応:この街にために、この街が好きだから…そんな想いで動いた“出来る限りの復興”

「この街のために、この街が好きだから」浦安に根付く不動産屋さんだからこそ出来ることがあるはず…地震発生時からその後まで、明和地所が行った事を、賃貸管理部部長の鶴岡寿憲さんに聞きました。

―地震直後はどのような対応にあたっていましたか?

鶴岡:地震発生時、私は新浦安本店でお客様の対応をしていました。とにかく人命第一に、安全な場所に避難誘導をしなければと動いていたのを覚えています。揺れが収まってからは電話対応をし、市内の被害確認のため各所を回りました。電柱が背丈ほどまで沈んでいるところもあり驚きました。液状化は起きているものの、見た目では傾いたり倒壊している建物は無かったので、会社に戻りそれぞれ社員にも帰宅してもらいました。

―次の日はどうでしたか?

鶴岡:電話が繋がるようになった翌日、管理部は電話が鳴りっぱなしでした。「水が出ない」「ガスが通らない」の他に、驚いたのが「家が傾いていてドアが開かない」という問い合わせでした。明和地所の社員の多くが浦安市内・近隣に住んでいて、幸いにも大きな被害のあった社員がおらず出社ができたので、現地まで確認に行くことが出来ました。

―前日見て回ったとき、見た目では傾きを感じなかったんですよね。

鶴岡:そうなんです。ほんの数%傾いただけでもドアは開かなくなってしまうんです。また、傾きによって気分が悪くなる方もいらっしゃいます。幸いなことに、亡くなった方や怪我をしたという連絡は無く安心しました。

―管理部ということで、オーナー様からも問い合わせが多かったのではないでしょうか。

鶴岡:たくさん相談を受けました。傾いてしまった物件もあったので、直すべきか壊すべきか、入居している方にはどう対応したらいいか…。直すのにもお金がかかるので一緒に銀行に相談に行ったり、罹災証明を役所まで取りに行ったりなど、対応していました。

―明和地所の管理物件はどのような状態でしたか?

鶴岡:液状化したエリアの物件は泥で溢れていたので、とにかく泥かきの日々でした。管理物件に限らず市内至る所が泥まみれだったので、近隣や道路の泥かきを2ヶ月くらいずっと、賃貸部・売買部・事務関係なく、社員皆で手分けしてやっていました。

―近隣や道路まで…会社も大変だったと思いますが、鶴岡さん達を動かしたものは何だったのでしょう。

鶴岡:明和地所の企業理念の中に「地域よし」というものがあります。仕事を通しより良い地域づくりをしようという考えですが、その理念もあって動いている社員が多かったと思います。これは地震に限らず、他の自然災害の時も。困っていたら助けてあげたい…もちろん、自分たちも浦安や近隣に住んでいて被災しているので十分なサポートは出来ないこともありますが、同じ被災地にいるからこそ分かることもあります。東日本大震災の時は泥かきの他、情報を皆で共有しようと震災セミナーを開きました。困ったときこそ、人に寄り添った仕事が出来たらと思っています。当時私達がとっていた行動が、少しでも浦安の復興の一助となっていたら、嬉しいです。

明和地所以外にも、様々な方面で浦安復興のために全力で取り組んでいた方が大勢いらっしゃいました。震災後に発行した浦安に住みたい!「東日本大震災 震災Q&A」特集の中で、明和地所の当時社長がこんな一文を書いています。「この街並みが好きだ、浦安が好きだ、そう思って住んでいる方が多いと思います。大好きな浦安を、共に守っていきましょう」。そんな想いで活動する人がたくさんいた浦安、本当に素敵な街です!

明和地所には、東日本大震災時の浦安を知る社員が多く在籍しています。当時のことを知りたい方、お住まいに不安のある方は是非相談してみてください。住むことに直結する仕事をしている不動産屋さんだからこそ、その人がどんな想いでこの街に、その家に引っ越してきたかを知っている…街のため、人のためになるお手伝いをしたいと働くスタッフが、「住まいを通して夢を実現」のお手伝いをさせていただきます。

浦安に住みたい!でも震災後の号で「震災Q&A」特集をしました!

明和地所と編集室事務所にバックナンバーあります!ご興味ある方はぜひご覧ください。2011年5月発行「浦安に住みたい!」の中で当時の明和地所社長が、震災後の不動産相場について言及していました!


新浦安に不動産をお持ちの方は今後の相場変動が心配で、ついパニックを起こし、今のうちに安値でも売り逃げたいと思ってしまう方もいらっしゃると思います。しかしながら、正直今は市場が休止状態の為、大きく値下げしても売れるような時期ではありません。過去の震災の例からしても数か月は動きが無いと考え、冷静に対応する時期ではないでしょうか。 一部の自社の利益しか見ていない不動産会社は、すでに「半値になるので、今のうちに 安くても売り抜けましょう!」と無責任な提案をして値下げを誘発しているようですが、先ほどから申しました通り、当分は買い控えが大半の中、安値売りを仕掛けてもあまり意味がありません。それどころかパニックに陥り、投げ売りを始める人が数名出ることで、 この複数の投げ売り価格で相場の変動が起きてしまう可能性があります。 「この街並みが好きだ!」「浦安が好きだ!」そう思って住んでいる方が多いと思います。焦らずに、今は浦安の持つ価値を守ることが大切です。大好きな浦安を、共に守っていきましょう!


浦安、震災特集Vol.1はコチラ↓

震災特集Vol.2はコチラ↓

株式会社明和地所(新浦安本店)

浦安市入船4-1-1
電話:0120-380-791
営業時間:10:00-18:00
定休日:水曜定休、年末年始等
HP:https://www.meiwajisho.co.jp/

※この内容は、フリーペーパー「浦安に住みたい!」2024年3-4月号に掲載された内容です。
※フリーペーパーに掲載されている日程が変更になる場合があります。最新情報はそれぞれの店舗・主催者にご確認ください。

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