浦安ってこんな街!
4.132019
【New Open】明りが灯ったお店がまた一つ、今注目の北栄エリア! ハンドメイドの作品と文房具のお店。今後の展開が見逃せない文房具屋さん。
最新の情報をお探しの方はサイト内検索で最新情報がないか検索してみてください。
今年2月25日にオープンされた、ハンドメイドの作品と文房具のお店『はんぶん堂』。オープン前から「どんなお店だろう、パン屋さんかな? カフェかな?」と、社内でも噂になっていたほど、オープン前からミステリアスな雰囲気に、開店を心待ちにされていた方も多いのでは?! 市内の文房具店が時代の変化とともに色褪せてくる中、新しいお店が賑わう北栄エリアで、「小学校前にある文房具屋さんはどんなお店なんだろう?」 ということで、店主の方にお話しを伺ってきました! 迎えてくれたのはオーナーの上泉 龍一さん。文房具屋さんってなんとなく、口数が少ない方のなのでは? と思い込んでいましたが、お話を伺うととても親切な方で、あれもこれもと質問に応えていただきました。
お店じゃなくて、作業場を作りたかった
実は上泉さん、ご自身でレザークラフト作品を作る為に物件を探していたそう。「初めは作業場だけの為に借りた物件だったんだけど、いろいろやりたいことが出てきて、最終的に作業場がなくなってしまった……」と笑いながら上泉さんは言います。「本当は作業場を作る予定だったんだけど、浦安には面白いお店がたくさんあるし、作業場だけだと広いかな? 僕は元々文房具屋さんで30年勤めていたから好きな文房具、好きな作家さんの作品、他のお店にはないものを置きたいな、って考えるようになりました。あれよあれよとこんなお店ができました!」と、軽くおっしゃっていますが、広い店内には上泉さんがセレクトするお馴染の文房具から見ごたえのあるものばかりで、時間をかけて一つずつ見ていきたいと思わせるラインナップです。上泉さんがおすすめしたいと思うものだけが店内に並びます。
はんぶん堂の『はん』
お店の名前はなぜ『はんぶん』なのでしょうか? 「はんぶん堂の『はん』は、ハンドメイドの『はん』。『ぶん』は文房具の『ぶん』なんです」。なるほど~。店内は『はん』も『ぶん』も統一感があって、はんぶんこにはされていない気がする! また、上泉さんは30年間文房具店で販売やバイヤーとして勤務され、革彫師として作品を作り、H29には浦安美術展では奨励賞を受賞。銀座にある奥野ビルで、仲間とともに4人展を開いたり、作品作りでも勢力的に活動されています。そうした仲間の紹介や、繋がった作家さんの素晴らしい作品が、はんぶん堂で販売されています。
こちらの文房具は本八幡にある『ぷんぷく堂』さんのコーナー。女性店主が作った見た事のない文具を考案して製作している文房具の数々。夕方からオープンされているユニークなお店。浦安で買えるのはここだけ!
繊細なお顔が印象的なバック達。画家が顔を描き、糸で髪型を創り、細かい格子状縫製で立体感を出した、同じものはない、世界に一つだけのバックです。こちらの作家さんは男性なんだとか!
木材を組み合わせた文房具。使いやすさだけでなく見た目にも温かさを感じますね。
こちらは文具バッヂ。古紙パルプを使用したボール紙で、できています。ピンは真鍮製で、見えないところにもこだわりを感じます。ミニチュアの文房具類がとても可愛いです!
はんぶん堂の『ぶん』
立地的に学校の前なので、おそるおそる上泉さんに聞いてみました。「子ども用の文房具ありますか?」
「もちろんあります! 子どもが好きなキャラクターだと、ツバメノートかな。あとは変わり種のシールやマスキングテープ等、ステッドラー社からでている『かきかたえんぴつ』や色鉛筆、テープや三角定規等もありますよ」。30年間文房具店で働いてきた上泉さんがお勧めする文房具には、子どもだからこそ使ってほしい文房具が取り揃えてあります。なんともいえぬ信頼感! 今の時代は100円ショップでも買いそろえることができますが、使ってみるとすぐ壊れたり…。そんなこと良くありますよね。また工作用のカッターや接着剤など、スケッチブックも取りそろえてあります。
また、取材中に目の前の学校の先生らしき方が。「実は生徒に勧められて覗きにきました、子どもたちが“すごくセンスが良いお店だから行ってきて!”」と、勧められたんだとか。上泉さん曰く、学校が終わり家にランドセルを置いて、塾の時間までの間などに立ち寄る生徒さんもいるそう。「まさか先生におすすめしてくれていたなんて、僕のセンスが良いって嬉しいですね(笑)、子どもって面白いよね!」
しかし店内にはアンティークのものが置いてあるので、子どもだけではだめでしょ~と、上泉さんにお伺いしました。「お子さんだけでも来てほしいと思っています。前の店舗が書道教室だったと習っていた子たちが来て教えてくれて『今はこんな感じなんだ~』と覗きにきてくれたり。アンティークのタイプライターを見て、興味心身に『これ何に使うの? どうやって使うの?』と真面目に聞いてくるお子さんもいて、実際に一つだけど、タイプライターに触れて打っても良いことにしました!」
え~!! なんて寛大な店主なんだ!『アンティーク=子どもはNG』と思っていたので、子どもの好奇心までも育ませてくれる、はんぶん堂。だからと言って触りまくって良いですよ、というわけではありませんが、ここまでならOKという線を子どもに伝えてくれる、なんとも昔ながらのお店かもしれません。その昔25年以上も前ですが、ここは文房具店でした。おばあちゃんが二人居た昔ながらの文房具屋。なんとも言えぬピリピリ感が張り詰めていたにも関わらず足しげく通っていました。文房具店に関わらず駄菓子屋さん、スーパー、近所の人。何かあれば怒る大人、笑ってくれる大人がいたことを思い出します。
カラフルなパズルは文房具に見立て、こちらもすでに廃番となっている貴重なものですが、高学年の生徒さんが遊びに来て、パズルやカルタで遊んだりしているそうです。デザインも色味も時代っぽくて可愛いです!
個人店が時代とともに減少していますが、この北栄エリアでは次々にお店がオープンしています。学校が休みの時は人通りの少ないエリアですが、安心できるそんな存在だと感じました。そして上泉さんは今後、まだまだやりたいことがあると言います。それは『店内でお茶を出したい!』とのこと。上泉さん私物の本棚の中には、廃刊になった文具雑誌や女性が好む収納術の本など、タイトルが面白そうな本ばかり。木のぬくもりと天井の高い開放的な空間で、コーヒーとともに自分の時間、店主との会話を楽しむ時間も楽しめますね。また、近所の主婦の方からもコーヒーを飲みたい! とすでに要望もあるようです。
そして、お茶計画だけでなく、不定期でワークショップも開催していきたいとのこと。4月19日(金)にはワークショップの開催が決定しています!
メディカルアロマクラフトワークショップ ~お気に入りのオイルで春のスプレーを作りましょう~
日時:4月19日(金)午前①11:30~12:30、午後②13:30~14:30 *各回定員 6名様
費用:1名様 2,000円(税別)*お持ち帰りボトル50㎜、ハンドトリートメント体験付き
画家が顔を描き、糸で髪型を創り、細かい格子状縫製で立体感を出す。逆数字でさらに個性を。『一点モノのアートバッグ』新作のご案内をさせていただきます。
日時:4月19日(金)11:00~15:00 *プロデューサー在廊時間
上泉さんは人との繋がりを大事に大切にされているんだなぁと感じました。「お店を立ち上げる時に出会った方々や、昔からの同士達によって、たくさんの方が助けて下さいました。こうした出会いの縁は繋がっていくことを私も実感しています。何かに出会える場所として使っていただけたらと思っています」と、上泉さん。これからも『はんぶん堂』が楽しみでなりません。そして浦安にまた一つ、優しい明りが灯ります。
ハンドメイドの作品と文房具のお店『はんぶん堂』
浦安市北栄3丁目19-4、047-369-6717
11:00~19:00
定休日:日・水・祝
FaceBook
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
Twitterでフォローして最新情報を入手しよう
@urayasusumitai