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「浦安で演じたい!」前編 〜真夏の夜の座談会。演劇に熱すぎる3人に思いの丈を語ってもらった〜

連日「熱帯夜」超え(熱帯夜の定義とは、夕方から翌朝までの気温が25度を超えることだそうですが…、すでに日常茶飯事)の中、さらに「熱く」演劇について語りたい人々が浦安某所に集い、「演劇にかける情熱」「いつか浦安で演じたい」思いを語ってくれました。演劇好きの方、必読ですよ!

しろい市民劇団ポピンズ所属のSHOKOさんは、学生時代、今年連載50周年を迎える演劇マンガの金字塔「ガラスの仮面」に夢中だったといいます。

「才能があって容姿のすぐれた人しか演劇しちゃダメだと思っていた」。

45歳のとき、たまたま訪れた公民館で当時10歳だった息子さんがミュージカル公演にスカウトされたことから、「息子をダシに私も参加しちゃおう!」と思い切ったのがSHOKOさんの演劇人生のスタート。

学生時代から演劇をつづけているという、うおちゃん

「高校2年のとき、卒業生を送る会でミュージカル公演に参加したのが最初」。

演劇に対する知識は皆無でしたが、やってみたら「スゴい! 面白いじゃん」とハマってしまったそう。大学時代はアルバイトでキャラクターショーに出演。ステージでライトを浴びる快感がやみつきになったといいます。

演劇分野だけでなく、シンガー、お笑い芸人としても活躍中のブルボンさん。

初出演は、千葉県民オペラ「カルメン」。「(カルメンの同僚)タバコ工場の女工さんの役でした」。

各所から出演依頼がくるという有名人のブルボンさん。「私たちはブルボンさんのバーターで」「ブルボンさんにくっついてると、思いがけない体験ができます」とSHOKOさん、うおちゃん。

お三方とも「本職の役者」ではなく、別にお仕事をお持ちだとか。でも、しっかりと芸名がある!

「こちとら遊びじゃないんだよ。演劇に人生かけてるから!」。SHOKOさんの口から名言が飛び出すと「お金もらってないけど」「むしろ、お金払っちゃってるけど」とうおちゃん、ブルボンさんがすかさず突っ込みます。3人の掛け合いはまるで息の合ったコントのよう。 

 (コメディアンの)タモリさんの「真面目にやれよ、仕事じゃないんだから」という言葉が好き、というSHOKOさん。「仕事も好きだけど、演劇となると俄然スイッチ入ります!」。ウンウンと頷く、うおちゃんとブルボンさん。エネルギッシュな語り口とキラキラした表情で、みなさんが充実した日々を送られていることが伝わってきます。

3人の出会いは2019年。千葉大学英語会話部OB・OGが母体の、船橋・英友会有志劇団の公開オーディションの場。

お三方でひとつの役を競い合っていたのだとか。互いが互いをよい意味でライバル視する中、意中の「ヒゲの女性」役を射止めたのは、ブルボンさんでした。輝いている3人のお顔は出演者紹介ですぐに見つけられるはず!

一堂に集ったのは、その公開オーディションの場がはじめてでしたが、ブルボンさんとSHOKOさんは、「演劇関係の人とはすべて繋がってみせるぞ!」というSHOKOさんの意気込みと熱意によって、すでにX(旧Twitter)で繋がっており、うおちゃんとブルボンさんも、千葉市民創作ミュージカルで共演済みでした。

SHOKOさんが、ふたりの印象を語ります。「歌唱力が抜群だったのがブルボンさん。お、コイツ、やるな! と思ったのが、うおちゃん」。

息子さんと一緒にミュージカル出演したのち、白井市で劇団を立ち上げたというSHOKOさん。所属劇団以外の参加にドキドキ。「本格的な劇団っぽいから、素人のオバサンがいったら馬鹿にされるかもしれない。でも、馬鹿にされてもいい。掃除させてもらえるだけでもいい」(そんなことあるかい、という突っ込みの声)

「この場に関わらせてもらえるだけでいい!」と臨んだSHOKOさんでしたが、いざ、出演がきまった途端、「できるだけ、たくさんセリフがほしい、とか演出家に要望を伝えちゃいました」。

そんな3人の当時の合言葉が「次は市ミュー(市川市民ミュージカル)だね」。

「市ミューはすごい」という噂を耳にして「憧れまくっていた」という3人。隔年公演するスタイルを2002年から継続していた市ミューでしたが、みなさんが参加を望んだときは、残念ながらコロナ禍による4年の空白期間がありました。だからこそ、2022年「NEXT〜いちかわ黄金伝説〜」の出演者募集を見つけたときは「待ってました!」の気持ちだったといいます。市民でなくとも参加可能となっている市ミューには、浦安市民も多数出演しています。

浦安では2023年2月に市民参加型ミュージカル「眠れる森の美女」の公演がありました。そのあとの公演予定は現時点ではないようです。

機会があれば、浦安でぜひ演じてみたい! という3人に「理想の公演」の夢を語ってもらいました。

「時代ものとか。豪華なドレスを着るようなステージとか、どうかな」とSHOKOさん。

明海大学のご出身で、浦安にご縁があるというブルボンさんは、「テーマパークができる前の、浦安の歴史を知って、もし自分がその時代に生まれていたら、どうだったかな、という憧れがあります。その頃のこととか、お芝居にしたら面白いんじゃないかな」と話してくださいました。

浦安を舞台にした、あまりにも有名な小説として「青べか物語」が思い起こされます(1962年に映画化)。また、浦安市民ミュージカルの2007年公演「ハマ」は浦安が漁業中心だった時代を描いた作品でした。

そして2016年に、J:COM「こちら浦安情報局」で連続ドラマとして放送された、浦安市 市政施行35周年記念連続ドラマ「あしたはすってんぱれ」。(主演は浦安生まれ、浦安育ちの俳優・牧野隆二さん)

将来、これらに連なる、浦安舞台の、あらたな歴史演劇作品が生まれることを期待します!

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