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秋の境川で、ハゼ釣りに挑戦してきました! 初心者でもめっちゃ釣れるので楽しかった♪

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境川でのハゼ釣りは、浦安の夏の風物詩と言っても過言ではないかもしれません。私もいつかやってみたいなぁ…と呟いていたところ、「おっ!じゃあ今度行ってみる!?」と誘ってくださったのは北栄の天ぷら店『天悟』の大将・宇田川さん。えっ、もう11月ですけどやれるんですか!?と聞くと、「境川の河口付近では涼しくなると釣れなくなるけど、上流ではまだ釣れるんだよ!」とのこと。天ぷら職人でもあり、釣り名人でもある宇田川さん(参考:【密着取材】浦安で釣った魚が食べられる『天ぷら 天悟』さんの、釣り現場に潜入! いつも見ている海や川に、こんな魚がいるとはッ…!)に連れていっていただき、ハゼ釣りに挑戦してきました! 

境川テラスにて。釣り糸を垂らすとすぐにアタリが来る!!

この日の釣り場所は境川テラス。普段宇田川さんは海側で釣りをされていらっしゃるそうですが、この日は初心者でも安全に楽しめるようにとこの場所を選んでくださいました。下りやすい場所が多く、周囲にも釣りをされている方がチラホラいらっしゃいます。宇田川さんと、その一番弟子(!)という主婦のAさん(諸事情により顔出しNG)と一緒に釣り糸を垂れます。(※浦安市に確認したところ、境川は釣り禁止ではありませんが、『立入禁止』の看板があるところは入ってはいけないそうなのでご注意ください。)

釣りの経験は全く無い私。「今日のおもりは“ガン玉”という軽めのもの。このあたりの川底は泥なので、重いものだと埋まっちゃうから。糸を障害物に引っ掛けないように、キワを狙って、おもりが底に付いたらちょっと待ってみて、食ったらクイッと手首を返して掛ける。このタイミングがなかなか難しい!」。

宇田川さんにお借りした竿で、宇田川さんにエサを付けてもらい、皆さんと並んで釣り糸を垂れます。…と、あわわわ、つ、釣れてしまったッ!!

「ね、ここなら誰でも釣れるでしょ(笑)。この辺、あんまり大きなハゼはいないんだけど、すごく食いがいい。海や河口付近よりも食料が少ないからだろうね。そこに水門があるから大きな魚は入ってこないので、小さい魚がいっぱいいるんだよ」。ビチビチと動くハゼを触る勇気がまだ無く、宇田川さんに針から外していただきました…。

続いてまた糸を垂らすと…キタ!!

「これはね~、美味しくないヤツ。マルタっていう魚で、臭いんだよね。これは返しちゃおう」。川の中には、ハゼじゃなくたくさんの魚が暮らしているんですね。

釣り=自然と向き合う時間

宇田川さんもAさんも次々にハゼを上げていきます。よし、私も頑張るぞ! 糸がピコピコと動いて引っ張られている感じ…さあ、ここだ!と上げてみると、あれ?針が見えない…

「あ~、これは針飲んじゃってる。かけるタイミングが遅いってことだね。針を飲んでるとエラが傷つくから、すぐに死んじゃうんだよ。理想を言うと、上唇一枚でかけてあげること」。ぴったりタイミングが合うと、キュッ!と音がするのだそう。

「私も最初の頃はよく飲んじゃってましたよ」とAさん。もともとは『天悟』さんのお客様で、魚とお料理が好きだったのだそうですが、「私も釣ってみたい!」と昨年から釣りを始められたのだそうです。「最初は宇田川さんと一緒に釣りに来て、色々教えていただきました。私はイソメが触れなくって…でも、やっているうちに、だんだん慣れてきて、今ではすっかり平気になりました」。

「境川で釣りをしていると、隣で釣っているおじさんが声を掛けてくれたりしますね。私の竿は福弘釣具店さんで買ったものなんですが、『それ、いい竿だよ!』って褒めてくださったり。私が全然釣れていないと、時々私のバケツに魚を入れてくれたり、皆さん優しいんですよ」とAさん。釣りをするようになって、潮の様子や風向きなど、今までなんとも思っていなかった自然の変化に気が付くようになったと言います。「釣りをしていると、日頃感じられないことを感じるんですよね」。釣りとは、自然と向き合うこと。確かに、普段の生活で自然を感じることって、そうそう無い気がします。

ハゼ釣りは釣りの基本!

宇田川さんにおんぶに抱っこだった私のハゼ釣りも、ちょっと一歩先へ行くことに! まずはエサ付けに挑戦です。ニョロニョロと動くイソメさんを、心を無にして触ります。
 
…意外と柔らかい。そしてそんなには動かない(くすぐられている程度)。そして針を口から入れて、真っ直ぐ付けて、先っちょを出します。ぶはあ!付いた…。

続いて釣れたハゼを針から外すのもやってみました(夢中で作業中の写真撮れず)。ハゼは頭を抑えるように手のひらで包み込み、固定します。針が上手く上唇にかかっているものは外しやすいですが、時々お腹に引っかかっているものや頭にかかっているものも…。

「ハゼは周りを警戒している時、一度エサをお腹で抑えてから捕食する習性がある。その時をアタリだと思って糸を上げると、お腹に引っかかる。あとはやる気がありすぎるときはエサに突っ込んでくるので、頭やあごのあたりにかかることもあるね。針を外す時は、とにかくチモト(糸に付いているところ)を見つけること。そこから針がどの角度で引っかかっているのかを探して、針の曲がっているところを引っ張れば抜けるから」。ハゼにとっては人間の体温は焼かれるような熱さなので、あんまり掴みっぱなしにしていると弱ってしまうのだそう。なるべく早く取らなきゃ…と思えば思うほど、焦る!

「エサを付けて、糸を落とす。おもりが底に着いたら、糸をぴんと張って待つ。アタリが来たら掛ける。そして針を外す…。ハゼ釣りは釣りの基本だからね!」と宇田川さん。気づいたらもうあたりは暗くなっていました。暗くなると水温が下がって、食いが悪くなるのだそうです。この日の釣果は2時間ほどでハゼ8匹、マルタ8匹。もうちょっと長くやっていたかった…!

境川のもっと上流でも釣れます


こちらは別の日。境川の最上流、水門の近くです。下りやすい場所と難しい場所があるので、ご注意ください。「このあたりでも大きなハゼが釣れるよ!」と宇田川さん。再チャレンジの今日は、2時間でハゼ10匹を釣る事が出来ました! 周りにも釣りをしている方がいらっしゃいましたが、ここの「常連さん」という鳥の姿も…。

釣っていると、「分けて」と言わんばかりにプレッシャーをかけてきます。一度なんか釣り針ごと持っていかれそうになりました。

だんだん慣れてきたとはいえ、やっぱりハゼを上手くかけるのは難しい。まだかかっていないのに上げてしまったり、やっぱり飲んじゃってエラを傷つけてしまったり。「かけるタイミングは何度もやって、感覚で覚えるしかないね!」と宇田川さん。まだまだ超えなければならない壁は高そうです。

今はスーパーに行けば何でも売っているけど、昔の浦安の人たちはこうして食べ物を調達していたのかな…と思うと、なんだか感慨深いものがあります。

釣ったハゼは、天ぷらに! 蒲焼に! 柳川に!

さて、釣ったハゼはどのように料理するのか? 天ぷらが最も一般的ですが、「蒲焼」「柳川」も美味しい!…ということで、宇田川さんにレシピを教えていただきました。

【ハゼ下処理】…首のところを切って、内臓を出す。ウロコを取る。

(まだ生きている子がいてビクビクしながらさばきました…)

【蒲焼】…ハゼに小麦粉をまんべんなく付け、たっぷりめの油で焼く。全面焼けたら、水で薄めためんつゆを回しかけ、水分がなくなるまで煮詰める。
 
(小麦粉の付け方が甘く、油が少なかったせいか、煮詰めている間にハゼの頭がポロッと取れてしまった…)

【柳川】…水で薄めためんつゆに、ハゼとゴボウのささがきを入れてじっくり煮る。水分がある程度飛んだら、卵で閉じる。
 
(全然上手に卵で閉じれなかった! 残念すぎる)

ハゼの身はふわっと柔らかく、旨味がギュッと詰まっていて美味しい! 頭の骨はちょっと固めなので、苦手な方や子どもはちょっと難しいかも…。頭からバリバリ食べられるという意味では、じっくり揚げた天ぷらが一番良いかもしれません。

浦安で手軽に楽しめるレジャー「釣り」。自然と向き合い、生き物に触れることができます。釣ったあと、その魚を料理して食べられるのもいいですよね! 本格的に寒くなるまでは楽しめるそうです。今回ご紹介したスポットは柵が無いところもあるので、行かれる際にはくれぐれも足元に気をつけてください。

浦安で釣りをしたい方は→浦安の海・川を知り尽くした『福弘釣具店』さんへ!※釣りで出たゴミは、責任持ってきちんと持ち帰りましょう!!

浦安市北栄3-26-5 047-351-7421 不定休

浦安で釣れた魚を食べたい方は→天ぷら『天悟』さんへ! 超・江戸前の新鮮なお魚を、揚げたての天ぷらでいかがですか?

浦安市北栄1-2-37-1F 047-314-5190(※要予約) 火曜定休 Facebook
※お客様が釣った魚の持ち込みは承っておりません。

天悟さんにご協力いただいた記事シリーズはこちら↓!

【密着取材】店主が浦安で釣った魚を食べられる『天ぷら 天悟』さんの、釣り現場に潜入! いつも見ている海や川に、こんな魚がいるとはッ…!

ただお湯で煮るだけで、魚はこんなに美味しい! まさに“目からウロコ”な魚料理教室に行ってきました

店主が浦安で釣ったハゼの天ぷらを食べてきた。こんな美味しい魚が釣れる浦安って、スゴイ…!

一人で気楽に、リーズナブルに。ランチで楽しむ天ぷらが超オススメ!

 

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