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【うらやすの図書館】人生のきっかけになる本と、出会えるような図書館になっていたら嬉しい。

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 浦安の図書館シリーズ最後のご紹介は、市内で一番新しく、分館の中でも一番広いという高洲分館。その広さを活かし、所蔵冊数は中央図書館に次ぎ市内でも二番目の数です。「普段から本を読む人、読まない人。色々な人がいますが、人生の中で『本が必要な時』というのが誰でも必ず一度はあると思うんです。そんな時に、どんな年齢の方でも出会いたい本を見つけることが出来るように・・・そう思いながら所蔵する本を選んでます。」そう話してくださったのは、司書暦22年の代市友美さん。そのお話通り、高洲分館には児童書から大活字本まで幅広い年齢層の人々が楽しめそうな本が、棚いっぱいに並べられていました。中には絶版になってしまった絵本もあり・・・「もしかしたら、この本があの子にとってかけがえの無い一冊になるのかもしれないっ! と思うと、図書館として残していかなければって思うんです。」破れたり痛んでしまった部分が丁寧にのりやテープで修復されている跡を見ると、代市さんたち司書さんの本への想い、人への優しさ感じました。

 代市さんがお薦めしてくださった今回の本も、本への想いを感じられる優しく心に染みる一冊です。「『この本が、世界に存在することに』は、本にまつわるお話が9つ収録された短編集です。中でも『旅する本』というストーリーが好きで・・・。古本屋さんに売ったはずの本に、年月を超えて行く先々で何故か出会ってしまうという不思議なお話。この主人公は、本と出会う度にもう一度読み返すのですが『あれ?こんな内容だったっけ?』と、まるで違う本を読んでいるような気持ちになるんです。これって主人公が様々な経験を積んで成長して、違う見方・感じ方で本を読んでいるからなんですよね。面白いなと思って。昔読んだ本でも、もう一度読み見返してみたら以前と違う新しい世界が見えてくるかもしれませんよ。本の面白さって無限大です!」
 今はワンクリックで、自宅にいても簡単に本を購入出来ます。ですが図書館には、目的以外の本が沢山あり、今まで興味が無かった分野の本に思わず触れられる機会があります。本は出会いです。もしかしたら今日、人生が変わる一冊に出会えるかもしれません。うらやすの図書館へ、足を運んでみませんか。

浦安市立図書館 高洲分館…浦安市高洲5-3-2 047-304-0314

※この記事はフリーペーパー浦安に住みたい!11・12月号に掲載されたものです。

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