浦安ってこんな街!
12.102022
【ブリオベッカ浦安】 6年ぶりとなるJFL昇格決定! 過酷な大会を乗り越え、チーム総力戦で厳しい舞台であるネクストレベルへ!
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今年はサッカーを通じ嬉しいニュースが沢山ありましたね! 明るいニュースはここ浦安でも例外ではなく、ホームタウンである「ブリオベッカ浦安」が11月にチャンピオンズリーグを優勝し、JFLへ昇格されました! おめでとうございます!
先日行われたJFL昇格決定の記者会見に伺ってきました。JFLからの正式な昇格決定連絡と、登壇された都並監督、谷口代表、浦田後援会長のご挨拶、選手へのインタビューが行われました。まずは優勝・昇格への経緯を谷口球団代表からお話いただきましたのでレポートします!
優勝・昇格への経緯
(谷口代表)「2022年関東リーグ関東サッカー1 部リーグ 6 位という成績でした。その後、10月23日から全国社会人サッカー選手権大会が鹿児島で行われ、5 日間の連続出場で試合全てに勝利し、全国社会人サッカーで優勝することができました。この結果として関東リーグは通常であれば 1 位のチームが参加することができる全国地域チャンピオンズリーグに参加をする権利を得ました。そして徳島で11月11日から3日間、『FC徳島』『アルテリーヴォ和歌山』『福山シティ』この 3 つのチームと連戦で戦い、3連勝し1位通過。次に 10月23日に熊谷市で行われた決勝ラウンドに進出することができました。ここで 1 試合目『沖縄SV』さんと戦い引き分け。2 試合目は『FC刈谷』さんと戦い1対0の勝利。そして11月27日に『栃木シティフットボールクラブ』さんと戦い、3対1で勝利いたしました。決勝ラウンドで 1 位の座を獲得し、JFL昇格の権利を確定したという経緯です」。
勝因について
(谷口代表)「ここまでくるにあたり関東6位だったけれど特に一体感が強かったシーズンでした。全国大会に行くことでよりチーム力が高まりこの一体感を持って試合に向き合えたと感じています。この勝因には3つのポイントがあったのではないかと思います。
1つ目は、関東サッカーリーグの質の高さ。すべての試合非常にレべルの高いものでした。一進一退の戦いを行い、厳しい戦いに出ることで全国大会で対応できたと思っています。
結果的に6位という結果ですが、2つ目の要因はこの 6位という結果があったことだと感じております。毎試合すべての試合に勝つわけではなく、負けることも引き分けの試合も多かったです。試合に負けた時に監督に『今日はどうでした?』 と伺うと、『僕がロマンチストだから負けちゃったよ。』といつもおっしゃいます。どういう事かというと、若くて元気のある選手、例えば大学卒業して 1 年の選手、頑張って練習をして状態がいいこのタイミングに使ってあげたいという気持ちが監督の中にあります。実際にその選手をメンバーとして使いますが、経験不足とウイークポイントにやられて負けることもあります。
その後に全国大会へ望むわけです。1ヶ月で11試合もあるので、それはもう総力戦。ある程度、主力の選手で戦う必要がありますが、ケガなどで主力の選手がでれなくなると、ここで若手選手の出番。結果的に関東リーグで結果は残せなかった若手選手は前回の経験を積んだことでチームで乗り越えられる強さを全国大会で発揮できたのではないか、そうした場を我々が活用し本当に総力戦で全員が一体となり戦うことができたのが2つ目のポイントだと思います。
3つ目はメンタルトレーニングを入れたこと。スポーツドクターである辻修一先生に依頼し、コロナ禍ということでZOOMでのトレーニングも多かったのですが、強くなるメンタルというよりはブレないメンタルを持てるように指導を頂きました。全国大会のロッカールームで僕も全試合同行しましたが、絶対に負けるな!という雰囲気ではなく、都並監督は鼻歌を歌ってみたり、選手たちに声掛けをしたり緊張を和らげリラックスした雰囲気を作っていました。練習と同じように、とにかく勝つことだけを意識していたように思えます」。
JFLからの入電!
と、ここでJFLから谷口代表に電話が入ってきました! 記者会見の場で決定通知ということで緊張感が漂う中、都並監督は「いたずら電話じゃないよね??」とおどけてみせる場面もあり会見場も笑いが。谷口代表は「JFLの価値向上のためにも、チームも一体感を持って進んでいきたいと思います」。と伝え、
「日本フットボールリーグ専務理事長の加藤様のより、理事会満場 一致でブリオベッカ浦安が正式にJFLの昇格が認められました」。の言葉に会見場も拍手が鳴り響きます。
「監督スタッフ選手となって取り組んだ結果だと思っています。浦安の名に恥じぬようこれからも全員一丸となって戦って参りますので、応援のほどよろしくお願い申し上げます。また今回の全国大会で見せたような浦安旋風をJFLでも巻き起こしていきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします」。と谷口代表からお話いただきました。
続けて都並監督も御礼とこれからのブリオベッカ浦安について話します。
(都並監督)「ありがとうございました。多くの皆様に支えられて、今シーズンに勝つことができました。JFL昇格決定を受けまして、監督として本当にホッとしております。皆さん本当にありがとうございました! 我々は多くの方に支えられて、それをパワーに変えて戦うというチームです。監督として5年目になりますが、恩返しをさせてほしいという思いでずっと戦って参りました。やっと昇格を受けて皆様に少し恩返しができたのではないかと思っています。次は JFLの舞台です。旋風と代表が申しましたが、非常に厳しい舞台ということ理解しております。当然ながら我々の目標は残留です。そして我々が強みにしている一体感、団結力を武器に、いい成績を残し皆さんに喜びを届けたいと思っております。引き続き応援をよろしくお願い申し上げます!」
浦安のグラウンドは人工芝
ご挨拶が終わり、メディアからの質疑応答が始まります。関心の高いホームグランドがどこになるのかという質問に、谷口代表が応えます。
JFLに昇格するとホームグラウンドは人工芝ではなく、天然芝でなければ試合が行うことができないのだそう。現在浦安のグラウンドにあるのは人工芝。天然芝のコートが必要なため、以前は柏の葉公園総合競技場にあるグラウンドをホームグラウンド(本拠地)として試合をされていました。現在検討段階だそうで、千葉県サッカー協会の方にご協力いただき、県の競技場あるいは地域の天然芝を持っている自治体へ、さまざま調査をしている状況なんだとか。また、いずれは浦安市民の皆様にも観戦いただける環境を目指していきたいという思いを谷口代表から浦安市長にお伝えはしているのだそう。市民も一丸になり、観戦できる競技場ができることを期待しています!
サッカー人として、監督として
さらには今回の勝利には選手ともに監督も変化の多いシーズンだと話されていました。
(都並監督)「まず自分が監督としてもう一度チャンスをいただきたいと思っていました。 監督としてjリーグでの失敗をしてきて、サッカー人として監督という仕事をしっかり極めていきたいと思っています。カテゴリ関係なく、選手たちに自信を持たせ、選手たちが日常で躍動するため日々継続していくということをやってきました。しかし自分のアプローチの仕方の問題もありました。チームでやるべきことをやらなければならないという思いが膨らみ、苦労の日々が続いていました。選手たちにはもともと思いっきりプレーをしてほしい気持ちはありましたが、実際にはそこに僕がブレーキをかけていたことに、細部で心の底から理解ができるようになりました。1歩どころでなく10歩引く、そういう立ち位置を取ることで選手たちがうまく回り始めたことに大きく勉強できたシーズンにもなりました」。
リーグ6位からの転機
(都並監督)「2022年は全体的にレベルが上がっていました。シーズンが始まる前に相手チームのレベルが上がっていたし、さらに我々の研究をされていたり。そして僕はよりレベルアップを求めていて、出来ると思った5つのシステムを全て使えるようにしたい気持ちが大きかった。しかし選手が付いてこれなかったのは自分の目論見が甘く、当初の失速の大きな理由だと思っています。さらに選手たちの意識もバラバラでした。プロになれないと思う選手もいるし、プロ選手になる! と思っていたり、仕事で忙しい選手などさまざまです。それぞれの目標があってもそれぞれの意識が違うわけですからチームはまとまりにくいものです。とはいえ4年間僕もいますから雰囲気も良かったところに、さらにメンタルトレーニングを導入したことが大きなポイントになりました。
辻先生の教えの一つには、『自分の中の目的を一本もち、明確にして仲間と共有する事で団結力が増す』というアプローチの仕方でした。みんなを笑顔にしたい!仲間とともに笑いあいたい!という選手がとても多かった。そして、このために自分はやっているんだ! ということに気が付いた選手たちがどんどん勢いを増していきました。自分のアプローチではないが間違いなくメンタルトレーニングによってチームが力を付いていきました。監督自身が出しゃばりすぎないよう、選手たちを引き出していくことが最も大事なことだと思いました」。
また、ブリオベッカ浦安後援会の浦田会長は「行政とのつなぎでも企業との市民との繋がりをこれからの幅広く深堀をして行っていきたいです。来年はホームグランドが浦安ではなくなるので講演会の役割は重要だと思っています。来年はイベントなどでさらなる周知をしていただくため行っていきたいと考えています。そして来年は年間30試合、浦安の看板を背負って、北は青森から南は沖縄まで邁進していきます。そのためクラブ運営も厳しいものになります。引き続き、今まで以上に皆様の支援をいただきたく、応援をしていただけたらと思っています!」
さらに副キャプテンでもある橋本選手から、上松選手から一言いただきました。
(橋本選手)「チームの目標であったJFL昇格できたことが大変嬉しいです。メンタルトレーニングからもまずは関東リーグ6位という成績をチームで受け入れて、変わらないといけないという気持ちの変化を持っていけたと思います。まずはチームでなく個人として練習をしっかり行い、JFLに昇格に相応しいのかと自問自答をしていました。そういった選手たちが徐々に増えていくことも昇格できた理由の一つだと思います」。
(上松選手)「自分は2017年にJFLに降格させてしまったので、また昇格するためにブリオベッカ浦安に戻ってきました。来年は同じことを繰り返してはいけないと思っているので、JFLを続けJリーグにどんどん進んで行けるような良い1年にしたいと思っています。僕はアンダー13の監督としても教えていますが、試合には教え子たちが見に来ていて、そのタイミングで点を決めれたことはとても嬉しかったし、決まった瞬間はスタンドにいる子ども達に一目散にガッツポーズを決めさせていただきました! とにかく1戦1戦勝つことを求めてみんなが信じてやっていた、それが結果につながったと思います」。
選手も監督も一緒に勝に向けて進んでいった今シーズン。記者会見を通し、チーム一丸という言葉が印象的でした! 来年はJFLという舞台で、新たなドラマが生まれること、また監督、選手たちの活躍が楽しみでなりませんね! そして市民の皆さんもブリオベッカ浦安を応援して、浦安サッカーをさらに盛り上げていきましょう♪
ブリオベッカ浦安 公式HP
https://briobecca.jp/
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