プログラミングが2020年必修科目になるということで、親御さんも『どう対応すべきか』と、お困りの方は多いのではないでしょうか。そんな方にお勧めなのが、年代別に分かれた親子ワークショップ。親も子も『プログラミング』を知る絶好の機会です。先月2月10、11日で行われたワークショップ、大変好評だったようで今月も開催されるとのこと！ こちらを主催しているのは、なんと、今年の6月で20年を迎える『ラーニングセンター新浦安』チーフインストラクター成澤さんと提携校『ラボ新浦安』代表の君塚さんのお二人に、お話を伺ってきました。

①小学校低・中学年プログラミングWS

（成澤さん）「プログラミングと聞くと難しいイメージですが、小学生低学年でも親御さんと一緒に体験していただけます。今回使用するプログラミングソフト『スクラッチ』はレゴのモーターと互換性があるので、自分で作ったレゴ作品をプログラミングすることができます。でも、いきなりプログラミングはしません。まずは手動で動くメリーゴーランドを作ります。自分の手でゆっくり動かしたり、速く動かしたりしながら、いろいろなことに気づくのです。それからどんな風にプログラミングしたいか考えます。このワークショップを通して、ものが動く仕組みを知ってほしい、そして自由な発想やイメージを形にできることを楽しんでもらいたい、と考えています」。

子供たちの才能や能力を開花させる

ラーニングセンター新浦安では『ものづくりで勇気づけ』をコンセプトに新しい学びを提案しています。テーマにそった基本形を作ったら、自由に改造。どんなアイディアも否定しません。実現させるためのアドバイスはしますが、教え込むことはしません。わからないことは大人に聞くのではなく、まず友達に聞くことになっています。「周りの友達とのコミュニケーションによって、諦めない気持ち、協力していく気持ちも育んでいきたい」と、成澤さんは言います。子どもの創造力だけでなく、心も育むプログラムなんですね。

【回転する仕組みを使って遊園地を作ろう！】

【観覧車を制御しよう！ＳＣＲＡＴＣＨプログラミング】

ものが動く仕組みを知らなければプログラミングはできません。頭でわかっていても、作ってみて初めてわかることもあります。子どもたちに大人気のギアを使って動くアトラクション制作。誰も乗ったことのない、新しいマシーンを創造しよう！

②小学校高学年、中学生プログラミングWS

小学校高学年、中学生を対象にした、プログラミングＷＳは、「ラーニングセンター新浦安」の教室ではなく、「ラボ新浦安」で行われます。講師は代表の君塚さん。レゴで作ったロボットをプログラミングをして動かしていきます。こちらも親子参加ですが、中学生同士ならペアも可能です。

自分が作ったものを振り返ることで、分解をして仕組みを考えたり、逆算して考えていくのもこの年代の特徴です。
（君塚さん）「みんなゲームが大好きですよね。そこには凄い才能が埋め込まれているんですよ。熱中できるエネルギーを『自己表現』のエネルギーに変えることができるのです。もの作りを形にすることで大きな自信になり「もっと作ってみたい！」という興味と創作意欲が生まれていく。プログラミングによって世界が広がり、イメージも大きく、思いも強くなっていく。2020年にプログラミングが必修科目になりますが、知識、指示に従って行動する能力ではなく、柔軟性と想像力が重要ではないでしょうか。必修科目に向け先回りして考えている親御さんは少なくないと思います。ぜひ、自由な発想を広げていきましょう！」