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和太皷 TAWOO-タヲ-のメンバーによる【こども和太皷ワークショップ】子どもだけでなく、大人も熱くなるWSを取材してきました♪

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夏休み、数多くのワークショップが浦安で開催されました。以前「浦安に住みたい!WEB」でご紹介した「こども和太皷ワークショップ」。実はこのWS、大人も一緒に参加することができて、親子で楽しく太皷を打つことができるWS。「我が子と一緒に汗をかくことができる、なんて楽しそうなWSだ!」と思い、潜入取材をしてきました。今回で3回目となるWSを主催しているのは、市内在住の三浦 安芸子さん(中)。安芸子さんは『和太皷TAWOO-タヲ-』で活躍されている太皷打ち。独自のスタイルで、世界にその活動の場を広げる和太皷バンドGOCOOがプロデュースする太皷グループで、安芸子さんはそこで長年に渡ってWSのリーダーやヨーロッパでの指導にも携わり、様々なイベントのステージで演奏活動もしてきた方です。


当日受付が始まる前に、リハーサルをする先生たち。2時間のWSでたった 5分のリハで大丈夫なのかな…と疑問を抱きつつ、まず、和太皷の音を出した瞬間、つま先から頭の先までが背筋が伸びるようなびりびりっとした感覚が! 音のエネルギーなのでしょうか、人のエネルギーなのか、大人の私ですら音の厚みが体中を包み込むので、子どもはこの厚みに耐えられるのか……そんなことを考えていたらあっという間にリハが終了。そして受付スタート! 子どもたちは若干緊張の面持ち? 受付にある可愛いネームプレートを付けて始まるのを待っています。

そしてついに始まったWS。まずは先生たちによる和太皷の演奏です。
 
音を出した瞬間だけ、耳をふさぐようなポーズをしている子もいましたが、当初の心配をよそに、なんと子どもたちは期待に胸を膨らませて楽しそうに演奏を聴いているではないか! なんといっても先生たちの表情が素晴らしい! タヲのスタイルは伝統的と言われるスタイルとは違って、飛んだり跳ねたり全身を躍動させて、音を生み出していきます。こんなに笑顔で演奏されるとこちらもワクワクせずにはいられません。WSに参加した子どもたちの中には、和太皷に触れたことのある子もちらほらと。お祭りで太皷に触れる機会があったようです。

演奏後は先生の自己紹介から、子どもたちが円になってみんなで自己紹介。ちょっとした自己紹介でも、子どもたちにとってみたらとてつもなく勇気のいるコト。おそらく我が子が参加していたらオドオドして自己紹介できずにいただろうな……と。いつもと違う環境の中というのは子どもにとっても親にとっても大事なことだなと感じていると、準備体操が始まりました。太皷のリズムに合わせてイチ、ニ、サン、シ……♪

準備運動を終えさっそく、太皷の周りへ行きバチを持って準備完了! バチを手に取ったら”ドンドン”と太皷を鳴らす子どもがいるかと思いきや、皆さんしっかりと先生の次の指示を待っています。我が子は必ずここで打つだろうな…やっぱり連れて来なくて良かった……。
まずは、安芸子先生からバチの持ち方の説明。「バンザイして、下してドン! 軽く振り下ろすか、力強く振り下ろすか! それだけです♪」なんてわかりやすい!! みんなで一斉に“ドンッ”と打つのは簡単そうに見えましたが、伝言ゲームのようにとなりの子へ“ドン、ドン、ドン”と音を回しながら、掛け声も入れて打つのは、ちょっと難しそうでした。はじめのうちは、ついつい力んでしまいます。約10分程度打ったお子さんの手がこちら。
 
ここでお子さんの休憩タイム。

親御さんのチャレンジ

「親子で打とう!」というWS。参加希望を出していたのは実はお一人のお父さまのみ……。安芸子先生が『お母さま方もいかがですか?』と呼びかける中『本当はみなさんも打ちたいんですよね?』と問いかけると、ほとんどのお母さま方が大きくうなずいていました。実はすごく和太皷体験をしてみたかったというお母さま方。そんなお母さん、お父さんを見るお子さん達の目が輝き、打つ前からその勇姿を写真に収めようと、皆スマホやカメラでシャッターチャンスを狙います。

WSでは、ただリズムに合わせて打つだけではなく、子どももとても分かりやすい連想ゲームのような言葉遊びも取り入れていました。「夏と言えば?」「お祭り!」「お祭りと言えば?」「わっしょい!」というように連想して出てきたキーワードを順番に歌いながら打って、曲にしていくのです。歌を歌いながら打つのはちょっと難しそうでしたが、自分達で考えた言葉が曲になってく面白さ!「夏と言えば? 3文字で!」の問いに「スイカ」「メロン」「まつり」「蚊取り線香のかとり!」はたまた「うみ!」さらには「ハッピーターン!」子どもたちの発想に笑いながらも感心! 休憩を挟んで、お母さん、お父さんの出番。みなさん慣れてきた様子ですが、徐々にレベルアップしていくリズムに真剣です!
  

クライマックスは鳥肌もの

今回のWSは2時間という長丁場。後半はみんなで作りあげた曲を、流れで何度も練習していきます。途中でかっこいいキメのポーズを入れて、飛んだり、跳ねたり、声を出してみたり。どんどん子どもたちが躍動しはじめていきます。
  
子どもも大人も真剣そのもの。先生方のアレンジを加えながら、更に本格的な曲に仕上がっていきます。
 

そして本番。親御さんが見守る中、先生に負けないくらい、子どもたちの真剣な熱気が太皷の音を通して伝わっていきます。先生方のボルテージも最高潮に達し、その気迫と熱気を肌で感じながら音にしていく様は、小さな子どもたちが演奏しているとは思えないほど『かっこいい!』。躍動していてクライマックスは全身鳥肌です。目には見えない音を全身で受けて全身で音を出す。そんな経験が出来た今回の子どもたち、終わった瞬間の表情は、何ものにも代え難いものでした。
 
この達成感は、普段の暮らしの中ではなかなか体感しがたいものかもしれません。頑張ったお子さんたちが、親御さんのもとへ駆け寄る姿にほっこりです。2時間のWSを体感したお子さんたち、やりきったに違いありません!

親子ワークショップ

2時間のボリュームでお子さんが飽きることなく終えたことにもビックリでした。「太皷は、子どもたちの集中力を引き出す力があるのだと思います。飛んだり跳ねたり、思いきり身体を動かしたり大きな声を出したり、思いきり太鼓を打って大きな音を出したり、普段、やってはいけないと言われることを太皷打つ時は、片っ端からやりますしね。心と身体が解放されるとともに集中力が引き出されていくのでしょう。そして前回のWS後のアンケートに『親たちも体験したい』という声があって今回から親子で参加できるものにしました。お子さんだけより、親子で一緒に体験した方が、きっと終わった後の会話もさらに増えるのではないかと思いますし、親が頑張っている姿や楽しんでいる姿を見ることは、子どもたちにとってとても素敵なことだと思います」。と安芸子先生。

 
安芸子先生の『親子で楽しめる和太皷ワークショップ』。今回は取材でしたが次は子どもを誘って普段では味わえない音を感じさせたい! と思いました。次回の開催が楽しみです♪

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