住民基本台帳による最新の浦安市の人口が過去最高を更新しました。3月31日現在の人口は、先月末から857人増え16万7,463人となりました。また、トピックスとして元町エリアの人口が初めて7万人を超えました。一方、今年に入って4万人台だった新町エリアの人口が3万9,991人と今年初めて4万人を割り込みました。

　この1年で浦安市の人口は2,052人増えました。エリア別にみると元町が1,230人増加、中町が421人の増加、新町が401人の増加となっており、浦安の人口増加を元町が牽引していることがわかります。

　その一方で、総世帯数は78,271世帯で、1年で1,558世帯増えています。人口が2,052人増えた期間に総世帯数が1,558世帯増えているのです。

世帯数

　ざっくりと考えると、元町（浦安駅周辺）のワンルームマンションなどの単身者が人口増加の主因だと考えられます。一方で、マンションや戸建てが増えたはずの新町は、大きな人口の変化がありませんでした。

　不動産関係者によると「新町の新しい物件の購入者は、新町内の転居者が主」と聞いたことがありますが、その傾向が続いているのかもしれません。引き続き日の出地区の新築戸建て群や、明海地区や高洲地区で開発が進むマンションや戸建て建設でこの流れがどう変わるかに注目が集まります。

　最新の住民基本台帳から、そのほかの項目も見てみましょう。高齢化率は16.5％で1年で約0.4ポイント増えました。65歳以上の市民の人口は1年で997人増加しています。ただ、生産年齢人口と呼ぶ15～64歳の人口も1,213人増えています。その中で、唯一減少に転じた世代は16歳以下の人口です。1年で158人減少しています。

　間もなく大規模な宅地開発の終焉を迎える浦安市。人口の推移は市の財政基盤を支える市民税に影響します。私たち市民にとって無関係ではいられないのです。是非一度、市のHPに毎月アップされる総人口をのぞいてみてはいかがですか？

【市のHP】http://www.city.urayasu.lg.jp/shisei/toukei/jinko/1002267.html