古い本や絶版になった本が図書館では見つかるかも･･･
“ジャケット借り”が出来るのも図書館ならではですよね ！

「アジア圏の本、すごく面白いんですよ！」と、今月のお勧め本をご紹介していただいた時に目を輝かせながら本の説明をしてくださった、猫実分館で司書を務める飯塚さん。本が好き、中でも純文学が好きで、これまでに沢山の本を読んでこられたそうです。･･･ですが、実はきちんと本を読み始めたのは高校生の頃からだそうで･･･？

飯塚さん「幼い頃はあまり本を読まない子供だったんです。でも高校の教科書で中島敦の『山月記』を読んで、すごく衝撃を受けたんです。そこから中島敦の他の作品を探すようになり･･･そうそう、お小遣いで初めて本を買ったのがこの時かもしれません！今思うとこの本が、私の運命の一冊だったのかも。」

元々映画が大好きという飯塚さん、本を読みながら情景をイメージし映像化しながら読み進めているそうです。

飯塚さん「今回ご紹介した２冊も、とても自分の頭の中で映像化しやすい本でした。外国の本ってなかなか情景を思い浮かべづらいと思うのですが、同じアジア圏の作品は想像がしやすくて読みやすさも◎です。さくっと読める２冊なので、是非読んでみてください！」

他分館に比べ、幅広い年齢層の方が通われる猫実分館では、本のジャンルも多種多様。『運命の一冊』を見つけに、今度のお休みは図書館に足を運んでみては。

『歩道橋の魔術師』　呉明益作/天野健太郎訳　白水社
『観光』　ラッタウット･ラープチャルーンサップ作/古屋美登里訳　早川書房

猫実分館オリジナル！毎月変わる展示コーナーのテーマは、季節柄・時事を考慮しながらスタッフさんが毎回作っているそうです。

猫実分館スタッフの皆さん、「本のこと、なんでもお気軽にご相談くださいね！」

猫実分館
住所　浦安市猫実4-18-1中央公民館1F
電話　047-351-2659（10:00～17:00）
開館時間　月～金　10:00～18:00
　　　　　土・日　10:00～17:00