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【沖縄出身・沖縄好き必見☆】泡盛がこんなに飲みやすいなんて知らなかった! 食事も内装も器も、沖縄感満載のお店「なかゆくい」

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沖縄の名産である『泡盛』。何度かは飲んだことがあるけど、クセがあって度数が高くてなんだか口に馴染まない…ずっとそう思っていました。ところが、行徳にある沖縄料理のお店で、”泡盛の概念を覆す泡盛”が飲める!との情報が。早速行ってまいりましたので、レポートいたします!

行徳駅から商店街を少し歩くと、沖縄の軽やかな音楽が…

行徳駅を降りて、大通りの一本隣の通りを歩いていきます。小ぢんまりとしたお店が軒を連ねる中を進んでいくと、サンシンの音色が聞こえてきます。
 
赤と青のちょうちんの下がるこちらのお店が、『なかゆくい』さん。沖縄の言葉で、「一休み」「中休み」という意味なのだそうです。

お一人様も大歓迎とのこと。さて、入ってみましょう…!

「いらっしゃいませ!」と店主の西脇さんが迎えてくれます。
 
店内はカウンター席とお座敷、そしてこの泡盛の棚が圧巻!!


「全て沖縄の酒造のもの。色々と珍しい泡盛もありますから、ぜひじっくり選んでみてくださいね! 甘め・すっきり・飲みやすい等々、お好みを伝えていただけたらオススメしますよ」。ビール・ワイン・日本酒はまぁまぁ飲むのですが、泡盛についてはちょっと苦手意識がありまして…とお伝えすると、「飲みやすい泡盛も取り揃えています。この『花島唄』は、ちょっと日本酒っぽくて飲みやすいお味。さっぱり軽めなので、女性にもオススメです!」。

「あと、うちには『飲み比べセット』があって、『飲みやすいセット』『島違いセット』『度数違いセット』と3種類あるんですが、最初はこの中の『飲みやすいセット』を選ぶ方も多いですね。泡盛といってもお味は様々ですから、好きな味を見つけるのにも良いですよ」。

『飲みやすいセット』には、先ほどご紹介いただいた『花島唄』もラインナップに入っています。せっかくなので、まずは色々試してみたい!とセットでお願いすることに。

店主の西脇さんは、『利き酒師』『焼酎アドバイザー』の資格をお持ち。「うそだろ~とか言われることもあるんですけど(笑)、ほらね、ちゃんとバッジもあるんです」。

でもお酒には弱くてすぐ赤くなってしまうのだそうで…。このお店を開く前はメキシコ料理のお店で働いていた西脇さん、沖縄店の立ち上げで沖縄へ行ったときに泡盛の魅力にはまり、強い・臭い・怖いと思われている泡盛の概念を変えたい!と、お店でも様々な取り組みをされています。

たとえばこの“ワンコイン利き酒ゲーム”は、意外と当たる方が少ないんだそうです。

「泡盛はタイ米で作った焼酎で、米焼酎の親戚みたいなもの。『焼酎は好きなんだけど泡盛はちょっと…』なんておっしゃるお客様にやってもらうと、意外と当たらないんですよ。『これは臭いから泡盛だ!』って言ったものが黒糖焼酎だったり、『飲みやすいから米焼酎!』って言ったものが泡盛だったり。ね、泡盛美味しいでしょ、って」。

なんとこちらのお店、お酒は沖縄のものしか置いていないそう! オリオンビールの生、パイナップルワイン、ハブ酒…ハブ酒には本当にハブが入っていました。

「沖縄のものを使うことにはこだわっているんです。食事も、ウチナンチュ(沖縄の人)が普段食べている家庭料理を再現しています」。食事はイチオシの海ぶどう、沖縄料理といえば外せないチャンプルーをオーダーしました。

泡盛はホントに飲みやすい! 海ぶどうのプチプチ感もたまりません☆

さて、こちらが泡盛飲み比べ『飲みやすいセット』、全部で4種類です。「適宜チェイサーはさみながら飲んでくださいね」とご主人。左から『エンダー』『花島唄』『残波』『龍ゴールド(古酒)』、お通しと一緒にいただきます。

左の2つはとっても飲みやすい! 気が付いたらこの2つのグラスは空になっていました。フルーティな『エンダー』も美味しかったですが、私はどちらかというと、軽くてするっと喉に収まる『花島唄』のほうが好みです。確かに女性が好きそうな気がします! 『残波』は泡盛の代名詞的なお酒で、前の2種類に比べるとちょっと強めの感じ。古酒(沖縄ではクースーと発音)の『龍ゴールド』はまろやかで独特の香りがありました。

海ぶどうは生のものを沖縄から空輸しているのだそう。「この時期こっちは寒いでしょう、ホッカイロで温めながら保存しておくんです。海ぶどうは普通は塩漬けになったものが売られていますが、これは生。鮮度が違います! プチプチ感も全然違いますよ」。こちらが仕入れた海ぶどう(もうかなり量は減ってしまっているそうですが)、圧巻です!

出していただいたのはこちら。宝石みたいにキラキラしています…! シークワーサーポン酢に付けていただきます。

美味しい! プチプチしているんですが柔らかい、例えて言うなら数の子のようなプチプチ感、でもイクラのようにとろけていく…という感じでしょうか。磯の香りもふんわり楽しめます。ちょっと甘めのポン酢もまたよく合う。これをアテにお酒を飲む人が多いのも頷けます。

そしてまた驚きなのが、お店で使っている器。ガラスは琉球ガラス、お皿は読谷焼を使っているのだそう!! すっごい贅沢ですね!「これも沖縄のものを使いたいというこだわりの一つ。カラカラという沖縄の徳利も用意しています。ストレートの泡盛をこれで飲むと格別です!」

ゴーヤーチャンプルーも読谷焼のお皿で出てきました。程よいゴーヤの苦味が夏を思い出させます。

「自分で居酒屋がやりたい」と脱サラ。沖縄に縁があり、沖縄料理屋を開業することに

もともと都内の大手商社に勤めていたという西脇さん。居酒屋が好きで、終電まで時間があればそのたびに飲みに行っていたそうです。

「漠然と、将来は居酒屋をやりたいなぁと思っていて。30のころだったかな、だったら飲食店に勤めて色々学ぼうと思って、会社を辞めて飲食業に飛び込んだんです。そこから様々な業態の飲食店で働いて、立ち上げをやらせてもらったり、仕入れでいろんな地域を飛び回ったり…。沖縄で出会った泡盛にはまって、泡盛のバーをやりたいなぁと思い始めたんですね。最初は本八幡か浦安で物件を探していたんですが、なかなか良いものがなくて…行徳のこの場所で開業したのが一昨年の8月です」。

沖縄出身のお客様やバイトの方もいるそうで、沖縄出身の方が集う場所にもなっているという『なかゆくい』。西脇さんも沖縄が好きでしょっちゅう訪れているそうなので、沖縄好きはディープな沖縄トークができるかも!

さて、私のほうは最後の〆で沖縄そばを…。

出汁が優しいお味で、飲み干したくなる美味しさ! どちらかというと飲みよりも食事を楽しんでしまいました。ごちそうさまでした♪

ドリンクもお食事も、まだまだ紹介しきれないものがたくさん! お酒好きな方は泡盛の魅力を発見しに、沖縄好きな方は沖縄トークをしに、沖縄に行きたいけど行けない!という方は雰囲気を堪能しに行ってみてはいかがでしょう? 


沖縄料理&泡盛 なかゆくい…市川市行徳駅前2-8-15 047-303-3707
月曜定休 17:30~24:00(L.O. 23:30)

〒272-0133 千葉県市川市行徳駅前2丁目8−15




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