浦安市政が始まってから数えると、今年37回目を迎える「市美術展」（それ以前にも美術展は行われていたそうです）。現在、文化会館3階の6部屋を貸しきって開催中です！ 浦安発の美術作品、見に行ってきました。

「展示されているのは全て、16歳以上の浦安市内在住・在勤・在学の方、もしくは浦安市の出身の方の作品です。今年の展示は全部で229点、高校生～ご年配の方までたくさんの方が参加されています。受賞・入選作品のほか、審査員の方々の作品もありますよ」と、浦安市生涯学習課の広瀬さん。浦安「在学」の中には、浦安で行われているサークル活動や美術教室も含まれるのだそう。浦安に関わる方が幅広く参加できる展示なのですね！

部門は、書道・日本画・洋画・工芸／彫塑の4つ。昨年まではこちらに加え「写真」があったのですが、今年から写真部門が独立し、9月には「浦安市写真展」が行われています。

「作品の出品点数は洋画部門が一番多かったですね」と広瀬さん。一番広い部屋と、もう一部屋を半分使って展示しています。

見ていくと、書き手それぞれの個性が存分に溢れていて面白い…！ 斬新な色使いだったり、構図だったり、かなり楽しめました。

こちらは日本画のコーナー。洋画に比べ、落ち着いたトーンの絵が多いように感じました。

工芸／彫塑のコーナー。立体だからか、モノとしての存在感がすごい…。上から、横から、遠くからと、眺める角度によっても表情が違います。

  
書道のコーナーは、3部屋に分かれています。書道の心得はほぼない私ですが、見ているうちに「ひらがなって、なんてキレイなんだ！」と思えてきました。

それぞれ「市長賞」「議長賞」「教育委員会賞」「美術協会賞」など各賞が設けられていて、入賞作品はやはり光るものを感じます。ちなみに、備考欄に「無鑑査」と書いてある作品は、上記４賞を３回受賞したことのある方のもの。でも、入賞作品でなくても「この絵、好きだな！」「この文字、いいな」と思うものもありました。このたくさんの作品の中から、自分としっくり来るものを見つけたときの嬉しさはひとしおです！

仕事や子育てに追われていると、あまり触れることのない芸術の分野。まずは身近なところへ作品を見にいってみるのはいかがでしょうか。たくさんの方が参加されているので、知っている方の作品を見つけることもあるかも！？ 「市美術展」は今週日曜日、11/19まで開催しています。

【市美術展　開催概要】

会期	11月13日～11月19日 10時～19時（最終日は正午まで）
会場	浦安市文化会館3階　大会議室・中会議室・第1練習室・第2練習室・第3練習室・第1会議室
出品部門	書道・日本画・洋画・工芸/彫塑
問い合わせ	生涯学習課　047-712-6794