浦安ってこんな街!
4.262025
明和地所のお悩み・お困り事スッキリ解決し隊Case.8 こんなことまで出来ちゃうの?住みながらリフォーム

住み慣れた「我が家」で長く健康的に、安心して暮らし続けるために、出来ること
住み慣れたご自宅で長く安心して暮らすために、「リフォーム」は大きな助けになります。手すりの設置や段差の解消といった安全対策はもちろん、耐震補強や断熱改修など、住まいの性能を高めるニーズも増えています。ご高齢になると、一時的な引っ越しが難しく「住みながらリフォームしたい」という声が多い一方で、「それだと出来る範囲が限られるのでは?」と考える方も少なくありません。実は、工夫次第で住みながらでも様々なリフォームが可能なんです!今回は、浦安市入船の工務店「株式会社アールデザイン」の田中利幸さんに、リフォームの意外な選択肢や、快適な暮らしを叶える方法を伺いました。
(株式会社アールデザイン リフォーム部 部長 田中 利幸 さん)
地域に根ざした工務店として、新築から大規模リフォーム、日常の小さな修繕まで請け負う。長年の経験とその人柄から地域の方々からの信頼もあつく「田中さんにお願いしたい」とリピートされるされる方も多い。
補助的なリフォームは、「必要になってから」の検討がおすすめ。
「年齢的にそろそろ必要かと考え、手すりなどの補助的なリフォームを検討される方が多いですが『必要になったとき』に設置するのが最適です」と田中さん。実際に必要になった時に「右側ではなく左側に手すりが必要だった」「想定していた場所とは違った」といったケースが少なくないそうです。また、要介護認定を受けると補助金の支給対象となり、経済的負担を軽減できる可能性もあります。一方で、断熱改修や耐震補強のリフォームは早めの検討が大切だといいます。「特に耐震補強は命に関わるため、ご自宅の耐震性能が不安な方は『耐震診断』を受けてみるのもおすすめです。耐震診断を行うことで、補強が必要な箇所が明確になります」と田中さんは強調します。
耐震補強や断熱改修の大規模なリフォームも住みながら可能?
住みながらのリフォームでは、前述した補助的なリフォームに加え、壁紙の張替えやキッチン・トイレなどの水回りのリフォームも可能です。さらには、耐震補強や断熱改修といった大規模リフォームも実施できます。その需要は年々増えており、アールデザインにも「一時的な引っ越しや荷物の梱包ができないので、なんとか住みながらリフォームしたい」という要望が増えているそうです。ただし、空き家でのリフォームと比べ、工期が長くなったり生活面で不便が生じたりするデメリットもあります。そのため「できるだけ普段の生活を維持できるよう、工事の設計を工夫しています」と田中さん。「例えば水回りのリフォームではお風呂とキッチンの工期をずらしたり、生活空間と工事区画を分けたりして影響を抑えています」。また、少しでもスムーズに進めるために、田中さんは「断捨離」をおすすめしているそうです。「工事の効率が上がるだけでなく、スペースが生まれることで新たな活用方法が見えてくることもあります」。家全体を一度にリフォームするのではなく、部分的に進めるのも有効な方法なんだそう。例えばリビングの壁紙を新しくするだけでも気分が変わり、「次はここを片付けてみよう」と意欲が湧きそうですね。耐震補強や断熱改修も、段階的に進めることが可能です。寝室や浴室を優先して断熱リフォームを行えば、冬場の寒さ・ヒートショック対策に。また、生活している時間の長いお部屋や、寝室を耐震補強する事で、地震時に被害を受けるリスクを下げる事も可能です。

長く安心して暮らすために定期的な点検も大切!
大規模なリフォームの場合、空き家にしてのリフォームと比べてコストや工期が1・5倍~になることもありますが、それでも住みながらのリフォームを希望される方が多いのはなぜでしょうか。「物価高騰の影響もあり、建て替えには莫大な費用がかかるため、今の自宅をリフォームして使い続けたいと言う方が増えているように思います。そんな中で、年齢や体力、金銭面の問題から仮住まいが難しいという方からの住みながらでのリフォーム相談が多いです」。住み慣れたご自宅に長く住み続けるためには「壊れる前に相談することも大切」と田中さんは言います。壊れてから修理を依頼すると、すぐに修理できなかったり、壊れた箇所を放置することで状況が悪化し修繕箇所が広がり、余計な費用がかかってしまうこともあるそうです。定期的な点検を行い、おかしいな?と感じたときには信頼できる工務店さんに相談することが重要ですね。家も人の体と同じように、時間とともに不調が出てくるもの。健康診断を受けるのと同じように、ご自宅も定期的に診断を行い安全で快適な暮らしを守ることが大切です。「ご高齢の方は特に、『古いものでも直して長く使いたい』という素敵な考えをお持ちの方が多いです。その気持ちに応え、できる限りリフォームの方法を探し、ご自宅の安全と住まう方の健康を守りたいと考えています」
近年、リフォーム詐欺が横行し、残念ながら詐欺に合ってしまうご高齢の方も増えています。信頼できる工務店さんを探しておくことも、安心して住まいを整えていくのにとても重要なことです。「リフォームは単なる家の改修だけではなく、お客様の暮らしを大切に守ること」と田中さん。もし気になることがあれば、一度田中さんに相談してみてはいかがでしょうか。「住みながらのリフォームなんて無理…」と思っていた方も、新たな選択肢が見つかるかもしれません。
【住みながらリフォーム体験談】長く住み続けたい家を守る、信頼と温かさのリフォーム

築42年になるご自宅を、少しずつ手直ししながら大切に住まわれているNさんご夫妻。小さな修繕から、断熱・耐震補強といった大規模なリフォームまで、在宅で行われたNさんの「住みながらリフォーム体験談」をお伺いしてきました。


「トータルで見ると、建て替えた方が値段的には安く済んだかもしれません。でも、やっぱり気に入ったものを長く、大切に使い続けたいんです」。趣味が高じて増えた荷物を減らすことが難しく、リフォームのために一時的に転居することも避けたいと考えていたNさん。さらに、ご自宅は「旧耐震基準」のため、耐震補強をしたいという希望がありました。加えて、寒さ対策として断熱リフォームも必要だと考えていたそうです。通常、大規模な耐震・断熱リフォームは空き家の状態で行うことが多いですが、「住みながら」工事を進めたいというNさんの希望を受け、田中さんは最適なプランを提案。荷物の移動を最小限に抑えながら、工事を進めていきました。…とはいえ、住みながらのリフォームには相応の苦労も伴います。工期が通常よりも長くなり、工事中は騒音や埃が発生することも。「確かに朝から夕方まで工事の音がして、埃っぽさもあったり、工事に合わせて物を移動したりと大変だった」と当時を振り返りながらも、「だけど、面白かったわ!」とNさんは笑います。職人さんたちとのコミュニケーションも楽しみの一つだったそうで、「工事の合間におやつを食べたり、時にはごはんを一緒に食べることもありました。アールデザインの職人さんたちって、みんな気分のいい人ばかりで。そんな時間も楽しませてもらいました」と、工事中のエピソードを懐かしそうに語ってくれました。また、リフォームをきっかけに少しずつ断捨離を進められたことも、大きな収穫だったといいます。大変なこともポジティブに捉え、楽しみながら住まいを整えていく…そんな姿勢も、リフォーム成功の大きな要因だったのかもしれません。
「自然のものが好き」というNさんに対し、田中さんは自然素材を使った建材を提案することが多いと言います。柔らかな黄色が印象的なリビングの壁にも、「クレイペイント」という自然素材を使用。ビニール製の壁紙とは異なり、静電気を発しないため埃や汚れがつきにくいのが特徴で、施工から14年たった今も、新品のような美しさを保っていて驚きました。「リフォームって、やっぱり担当者との信頼関係やフィーリングがすごく大事だと思うんです」とNさん。「田中さんは今では、我が家の〝自宅専用主治医〟のような存在。何かあったらすぐに相談できるし、定期的に点検にも来てくれる。この家でずっと暮らしていきたいからこそ、田中さんの存在は本当に心強いです」。
長く住み続けたいという想いを大切にしながら、少しずつ家を手直しし、快適な暮らしを築いていく。そんなNさんの気持ちに寄り添い、その時々で最適な提案をしてくれる田中さん。住まいを通じて築かれた信頼関係は、あたたかく、まるで家族のような絆を感じさせるものでした。
リフォーム 株式会社アールデザイン
浦安市入船4-1-6
電話:047-380-8819
営業時間:9:00 ~ 18:00
定休日:年中無休(年末年始等除く)
公式HP:https://www.rdesign.co.jp/
Instagram :rdesign.urayasu
千葉県知事許可(特-4)42876号 宅地建物取引業免許 千葉県知事(5)14693号 社団法人 全国宅地建物取引業保証協会 社団法人 首都圏不動産公正取引協議会 千葉県宅地建物取引協会
株式会社アールデザイン 一級建築士事務所 千葉県知事登録 第1-2411-7960号
※この内容は、フリーペーパー「ゆうゆう手帖」Vol.50号に掲載された内容です。
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