浦安ってこんな街!
2.232019
【こどもがつくるまち@うらやす】トークイベント『こどもがつくるまちってどんなところ?』に参加して気づいたこと
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1月27日(日)浦安市役所一階の市民活動センターで【こどもがつくるまち@うらやす】のトークイベントが行われました。タイトルは、『こどもがつくるまちってどんなところ?』。
【こどもがつくるまち@うらやす】の取り組みについては、ここ浦安に住みたい!Webでも何度か取りあげましたので、すでにご存じの方もいらっしゃるでしょう。
子どもが出店する飲食店や体験型ショップのある小さな“まち”が市内に出現するという、じつにアメージングなイベントなんです! “まち”の中で遊んだり、仕事に従事し報酬を得るという貴重な体験を通じ、子どもたちは楽しみながら、社会の仕組みを学ぶことができます。
毎年、企画・運営には数十人〜百人の子どもが関わり、第1シーズン、第2シーズンと合わせて4回実施されるこのイベントに足を運ぶ子どもたちの数は延べ2,000人を超えるのだとか。
お菓子とお茶をいただきながら、和やかな雰囲気の中、実行委員長・近藤 祐介さん、実行委員・長島 由美子さん、子どもたちの話に耳を傾けていて気づいたのは、この【こどもがつくるまち@うらやす】への関わり方には、大きく3つの段階(ステップ)があるんじゃないか、ということでした。
第一のステップは、まずイベントを知り、“まち”に訪れるということでしょう。小学1年生を中心に低学年の子どもは最初、ビジター(訪問客)として【こどもがつくるまち@うらやす】に参加します。ただし、この“まち”は「働いて報酬を得る」ことが基本。ビジターと言えど、けっして受け身ではありません。
第二のステップでは、お店の出店者(社長・店長)となること。子どもたちはビジターであったときより主体的に“まち”を楽しむようになります。飲食の提供なのか、手作り品や文具を売るのか、あるいは体験型・アミューズメントショップを運営するか…。繁盛店にするも、趣味を極めるも、アイデア次第です。
自身が楽しむだけでなく、「サポートする」側に回るのが第三のステップ。市役所や税務署など、“まち”が機能するために欠かせない行政機関に積極的に関わっていったり、年下の子どもたちがたびたび遭遇するアクシデントに対応する小学校高学年〜中学生、高校生の子どもたちも数多くいました。
この三段階それぞれに属する子どもたちが参加しているため、【こどもがつくるまち@うらやす】はいつまでも活気を失わず、なおかつスムーズな運営がなされているように感じました。
そして、今後【こどもがつくるまち@うらやす】を運営していく上で、子どもたちからはこんな提案が!
このイベントには年齢制限があり、小学生未満は参加できません。また、大人は立ち入り禁止です。楽しんでいるお兄さん、お姉さんたちを羨ましそうに見ている幼い子どもや、中に入れず困っている保護者のために、特別スペースを設けては?というのです。
「保育園をつくって、小学生・中学生が遊んであげる。その子たちが小学生になったら【こどもがつくるまち@うらやす】に積極的に関わってくれるようになると思う」「特別ペースに入れてもらったお母さんは、参加している子どもたちの楽しそうな姿を見て、きっとママ友に宣伝してくれる。次回から参加者が増える」
また、イベントの邪魔をするような「困った大人」への対応も、サポートの大人が即座に介入し解決策を出すのではなく、「こんな方法はどうだろう?」「こういうふうに接して欲しい」という子どもたちからの提案に、実行委員の大人たちが耳を澄まし、要望を叶えようとする姿が印象的でした。
すっかり頭の硬くなった大人と違い、子どもたちのやわらかな脳は本来、閃きや発想の宝庫。伝える力も備わっている。それらを余すことなく引き出すために、子どもたちの話を急かさず、遮らず、ただじっと耳を傾ける。そのことに気づかされました。
私たちはもっと子どもの能力を信じていい。理想の子ども像を押しつけるのではなく、子どもの声に耳を傾け、むしろ、理想の大人になる努力をしなければ、と強く思った一日でした。
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