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まるでイリュージョン!【新町のマンション群が忽然と〝消えた!?〟日】

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子どもの頃、「濃霧(のうむ)注意報」、というコトバにワクワクしていました。のうむ、が〝ノーム〟に聞こえ、いずこからともなく、三角帽子を被った小人(こびと)たちがワラワラ集まってくるようなイメージを思い起こしたのです。

ノームは児童文学、映画でお馴染み、『ハリーポッター』にも出てくる〝家小人〟のことです。ロンの家で庭木を荒らすノーム退治を命じられたハリーが、ロンと共にてんやわんやするユニークなシーンを覚えおいでの方も多いのでは?

ですから、実際に浦安市内に発令されたのが濃霧注意報ではなく、〝ノーム注意報〟だったとしたら…、浦安中がノーム退治にてんやわんやしてしまうところだったのですが(笑)。

浦安市に濃霧注意報が発令された、2016年3月8日早朝。ノームこそ出現しなかったものの、あなたも実はその目でイリュージョンを目撃されたのではありませんか?高洲公民館付近から眺めた風景はトップ画像のような感じ。濃い霧で覆われた一面の空…、に見えますが、実はこの霧の中には600世帯の住まう大きなマンションが存在します。

霧のない、本来の日の風景は、と言いますと…。
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はい、ご覧の通り、マンションがくっきり。小学校のグラウンドや、中学校のテニスコート、幼稚園の屋根まできれいに見て取ることができますね。

この幻想的な風景をもう少し堪能してみようと、境川沿いを少しお散歩してみることにしました。
私の傍らを通り過ぎて海の方へ向かって行くランナーや、登校中と思しき学生さんの自転車は、私から数十メートルほど離れた時点で濃い霧に覆われ、たちまち、忽然と消えてしまいます。
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道が狭まって見えるひときわ白くピカッと光るあたりに、本来ならば、通学中の自転車とランナーの姿が見えているはず。
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川向こうのマンションがおぼろに霞んで見えます。これ、別に画像加工をしたわけではありません。実際に肉眼でこのようにしか見えないのです。
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こちらのマンションも本来はカラフルな色彩のマンションなのですが、この通り、白くぼうっと霞んでしまっています。
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こちらに至っては…、更地!? いえいえ、この新町地域でいちばん歴史あるマンション群がこの霧の中に存在しています。

3月8日、濃霧注意報の発令された日。おとぎばなしの住人、ノーム(=家小人)こそ出現しなかったものの…。新町にそびえ立つ、巨大マンション群が次々消えてしまうというイリュージョンを目の当たりにしてしまいました。

海に近い新町地域ではたびたびこのような現象が起こるようです。まるでファンタジー映画のワンシーンのようですね!
濃い霧に覆われた日、みなさんもぜひ、この一大イリュージョンをご自身の目で体験してみてはいかがでしょう?

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