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【新しいお店、見つけた!】“よろこび”という名前に込めて—旬の美味しさに心踊る、地元に愛される街の寿司店「 すし処 ひお㐂」|すし処 ひお㐂

高洲中央公園のそば、穏やかな通り沿いに、小さなお寿司屋さんが静かに暖簾を揺らす――。店の名は「すし処 ひお㐂き」。大将・日沖(ひおき)さんの名前から一文字、「㐂(よろこぶ)」をあてた店名には、「お客さまに喜んでいただける寿司を握りたい」という想いが込められています。店内は落ち着いた和のしつらえ。カウンターでは大人のご夫婦が目の前で繰り出される所作を楽しむように握りを味わい、テーブル席ではファミリーが賑やかに食事を囲む。気取らず温かい、地元に愛される一軒です。

大将のキャリアは35年。東京の江戸前寿司店での修業から――。「握らせてもらえるまで長かった。でも、そういう時間が大事なんだよね」という大将の姿勢は今も変わらず、「こはだ」や「穴子」など、江戸前の仕事には特に力が入ります。酢加減、火入れ、ひと握りに込める丁寧な仕事、ふっくらと煮あげた穴子の握りはその真骨頂で、やわらかな口当たりと香ばしい甘だれが、口の中いっぱいに広がります。また、常連さんの楽しみのひとつが、季節ごとに替わる一品料理。春野菜の天ぷらに米ナスの田楽、銀だらの煮つけに牡蠣のバターソテーなど、「今日は何があるかな」とつい覗きたくなるような楽しみも。

極上のネタが入ったときだけ登場するという一品もまさに一期一会の味。大将が「これは」と思ったときだけ握られる贅沢な味わいをお楽しみ。

この春からは、木曜〜日曜限定でランチ営業がスタートしました。木・金限定の「日替わり丼」は、市場で選んだネタを特製ダレや薬味でさっぱりと仕上げた一杯。この日の主役は「カンパチ」の胡麻だれ仕立て。ほどよい脂のりに胡麻の香ばしさが重なり、ご飯が止まりません。茶碗蒸しとお椀も付いて、満足度たっぷり。ほかにも「ランチちらし」や「ランチ握り」は、華やかで心が弾む。ご褒美や、ちょっと特別な日にもうれしい一皿です。

北海道限定の「サッポロクラシック」が置いてあるのもお店の密かなこだわり。寿司との相性も抜群で、ちょっとした“通”っぽさを感じるペアリングです。

「寿司って、やっぱりちょっとハレの日のごはんでしょ。『そんなお店が家の近くに出来てなんか嬉しいね』って言ってくれたお客様がいらっしゃって。それがすごく嬉しくてね」その言葉に応えるように、今日もひとつひとつ丁寧な仕事を始める大将。「街のお寿司屋さん」としての役割を少しずつ築いています。

気温も上がり、心も軽くなるこの季節。旬の味覚を楽しむひとときに、「すし処 ひお㐂」で、美味しい時間を過ごしてみませんか? 今日もまたこの場所で、小さな「よろこび」がひとつ、またひとつと積み重ねられていくようです。

すし処 ひお㐂
☎047-314-8852 浦安市高洲1-22-5
ランチ木・金・土・日のみ11:30~14:00(L.O.13:30)
ディナー17:30~22:00(L.O.21:30)
月曜定休、不定休有り(詳細はInstagramにて)
Instagram sushidokoro_hioki

※この内容は、フリーペーパー「浦安に住みたい!」2025年5-6月号に掲載された内容です。
※フリーペーパーに掲載されている日程が変更になる場合があります。最新情報はそれぞれの店舗・主催者にご確認ください。

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