浦安ってこんな街!
9.192018
第25回浦安市民演奏会で「第九」を奏でる 【浦安シティオーケストラ】について知りたい!
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浦安シティオーケストラの歴史は古く、その前身となる【浦安シティ室内合奏団】のデビューは1988年。実に今から30年も昔のこと。
浦安が「市」となった1981年。国内でも注目度の高い浦安中央図書館(トレンディドラマの舞台にもなりましたね!)、人気テーマパークのオープンはその2年後、さらに翌年、1984年「市民有志によるクリスマスコンサート」が開催されたそうです。
かねてから、市内合唱が盛んであることは「浦安に住みたいWeb」の中でも何度か触れてきました。
◆過去記事◆
4/16開催【祝・第30回記念浦安市合唱祭】観客参加イベント「みんなで歌おう 浦安今昔物語」に興味津々!
https://sumitai.ne.jp/urayasu/2017-04-12/42714.html
合唱好きのみならず、浦安は市民音楽愛好家の宝庫なのですね!
地域の活性化、成熟のために必要不可欠なのが、行政主導ではなく住民自らの発案によるボランティアや文化活動。浦安は市政まもない頃から、すでに音楽愛好家の方々が地域住人のために積極的な演奏活動を行っていたことが分かります。改めて浦安という街の素晴らしさを実感!
1984年に演奏会を行った「市民有志」が4年後88年に浦安シティ室内合奏団となり、さらに翌年89年【浦安シティオーケストラ】としてデビューしました。その年の12月演奏されたのはベートーヴェンの交響曲第一番。
今年度末、市民合唱団とともに演奏するのがベートーヴェンの第九ですから、浦安シティオーケストラはベートーヴェンに縁があるのかもしれませんね。
歴史ある浦安シティオーケストラがお稽古をしている美浜中学校体育館にお邪魔させていただくことができました。
まず、最初にお話を伺ったのは今回の演奏会でコンサートミストレス(コンミス)をつとめる吉川 里枝さん。男性の場合はコンサートマスター(コンマス)と呼びますが、その役割は指揮者とオーケストラ団員の橋渡しだと言われています。
数10人から、ときには100人近くいる団員。シティオーケストラの場合、20代半ばから70近くまで、ほとんどの方が職業音楽家ではなく、学生だったり、別のお仕事をもっておられる。そんな立場も年齢もさまざまな男女をまとめあげる…、それってものすごくパワーが要りそうです!
ドラマやアニメのイメージから、コンミスってもっと怖そうな方を想像していました(すみません!)。吉川さんは喋り方も優しく、物腰もたおやか、しかもお若い!
しかし、実際お稽古が始まると…。指揮者の意図を汲んで穏やかな口調ながら、メンバーにわかりやすい言葉で簡潔に指示を与える様子から、数多くの現場で研鑽を積まれてきたのだと思いました。
市川市出身の吉川さん。なんと市川の小学校にはオーケストラ部があり(!)、吉川さんは小学生時代、そこに在籍されていたのだそうです。そのときの指導者の先生との出会いが今のオーケストラでの活躍に繋がっていると言います。
今回、22歳以下が活躍する浦安ユースオーケストラや、明海中学校管弦楽部の若いメンバーも一緒に演奏する機会があります。この中から、未来のコンマス・コンミスが生まれる日が来るかもしれません!
「音楽の表現はもちろん大切に、でも大曲なので、最初から張り切りすぎると最後には息切れしてしまいます。ペース配分を考え、暴走しないように、指揮者の指示に従いながら、オケをコントロールするのが私の仕事」。とても頼もしい吉川さんの言葉です!
吉川さんのお人柄もあって、シティオーケストラの雰囲気は真剣ながら和気藹々。みなさん、楽しんで演奏しているのが伝わってきました!
もう一人、浦安シティオーケストラ団長の樋野 賢二さんにお話を伺いました。
「第九は何度やってもやっぱり新しい発見があります。第九演奏はもう何度も体験して慣れているメンバーも多いけれど、きっと新鮮な気持ちで新しい第九に向き合えると思います」と樋野さん。
今回、市民演奏会で指揮をされる木村 英一先生は「基本に忠実な第九にしたい」とおっしゃっていました。
前回のインタビュー記事はこちら。
◆過去記事◆
浦安市民230名の歌声パワーに圧倒される! 第25回浦安市民演奏会「第九」合唱団結団式!
https://sumitai.ne.jp/urayasu/2018-07-23/56625.html
しかし、基本に忠実であることでかつて聴き慣れた第九とは違う、新たな発見があるかもしれない、今まで何度か第九を聞いたことがある人でも、「お!これは!?」という新鮮な驚きに出会えるかもしれない、そんなお話にワクワクしました!
樋野さんはシティオーケストラでは本来オーボエを担当されていますが、今回の演奏会ではオーボエは持たず、ステージマネージャー(ステマネ)に徹します。
ステマネというのはオーケストラだけでなく、参加者全員、また音響・照明・舞台監督など、ステージの裏方との打ち合わせなどもする、この演奏会全体の調整役です。
「リハーサル、本番はとくに気を引き締めてやらないと、と思っています」と樋野さんは語ります。「シティオケや、合唱団のメンバーは大人なので、自分のことはきちんとできると思いますが、今回はユースオーケストラ、明海中のオケ部の子どもたちも一緒です」
最年少メンバーはユースオーケストラに在籍する小学四年生。「その子たちがよい演奏をできるように、出演してよかった、と思ってもらえるよう、ステマネの仕事を頑張りたい」。
コンミスの吉川さん、ステマネの樋野さん。お二人の貴重なお話を聴き、年末の第九演奏会の期待がますます膨らんでいきました!
ユースオーケストラ、明海中学校管弦楽団のお稽古場もぜひ覗いてみたいです!
浦安シティオーケストラ ホームページ
http://emu.a.la9.jp/urayasu_orch/
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