浦安ってこんな街!
4.262017
甘酒づくりワークショップ行ってきました。先生と農家さんの知識が惜しみなく披露されたので、おすそ分けレポ!
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4月19日(水)、甘酒づくりのワークショップが美浜公民館にて開催されました。毎週金曜日に新鮮野菜を届けてくれる『下妻ふぁ~む』さん主催のこちらのイベント、甘酒づくりだけでなく、様々な食にまつわるお話を聞けるとっっっても貴重な機会でした! 参加してきましたのでレポートいたします☆
講師は川江みゆき先生(写真左、右は下妻ふぁ~むの国府田さん!)。
発酵食品・ローフード(生の食べ物)を中心に、幅広く食にまつわる知識をお持ちの先生です。でもお話してみると、「神経質になってもしょうがない、楽しみましょう!」という感じの、とってもざっくばらんで親しみやすい方! …私自身、ずぼらで飽きっぽい性格なので、「私でも発酵食品にチャレンジできるかも…?」と出だしから思えてきました。
参加されている皆さんは、浦安だけでなく都内や神奈川から来たという方もたくさんいらっしゃいました。中には先日の「浦安に住みたい!web」の告知記事を読んで来てくださったという方も…!( めっちゃウレシイ!!)「もともと甘酒が好きなので」「いつも甘酒を作ると失敗するのでちゃんと習いたくて…」「お砂糖が体に悪いと聞いて、甘酒をどうやって代わりに使うのかなと思って…」などなど、参加理由は様々。
まずは先生の手作り甘酒をいただきます。
甘~い、でもこれってお米だけの甘味なんですよね…!「発酵の課程で、麹に含まれるアミラーゼという酵素が、お米のでんぷんを分解して糖に変えているんですね。だから甘くなるんです。市販の甘酒には加糖してあるものもあるので、買うときにはお米の甘味のみで作ってあるものを選んだほうがいいですよ。甘酒って『飲む点滴』なんて呼ばれていますけど、かなりカロリーが高いので、常飲するというよりもお料理の時に砂糖代わりに使ったり、スムージーに混ぜたりして飲むのをオススメします」。
甘酒には、美肌に不可欠な「必須アミノ酸」、エネルギー源である「ブドウ糖」、腸の善玉菌を増やす「オリゴ糖」、美容のビタミンとも呼ばれる「ビタミンB群」、体の機能を整える「ミネラル」、便秘予防に役立つ「食物繊維」などが含まれ、腸内環境も良くしてくれるのだそう。改めて書き出してみて「こんなに効果があるのか!」と驚き…。
続いて、甘酒の仕込み。「今日は人数が多いので、まずはお米を炊いて、そこにお湯と麹を混ぜるという方法でやりますね。ご自宅でやる場合は、最初からおかゆ(ごはん:お水=1:4)を炊いてもOK。残りご飯(ごはん:麹:白湯=1:1:2)でもできますよ」と川江先生。今回使うお米は下妻産の「ミルキークイーン」。
まずは洗うところから…なのですが、今日はなんと!お米と麹を作っている農家の石島さんも参加されていました! なので、即興でお米の美味しい炊き方講座が開かれることに。
「お米は最初に付けた水分を吸うので、もし気になる方はこの最初のすすぎを浄水などでやると良いですよ。洗い方は、グッグッと力を入れると割れてしまったりするので、こんな感じで軽くもむように…」、お米を両手ですくって、軽くこすり合わせるようにして落としていきます。
これをお水を変えて2回ほど。そのあと1回すすぎます。「最後、このまま炊飯器に入れてもいいですが、可能であれば一度ザルで水を切って。特にたくさん炊くときはこれをやっておくと、炊き上がったご飯がつぶれません!」。そんなの知らなかった! 目からウロコです。ちなみに炊飯器で炊く場合、一升炊きなら7合くらい、5合炊きなら4合くらいまでがベストなのだそう。一升炊きで一升炊いてしまうと、下のほうのお米がつぶれてしまったり、生煮えのお米が混ざってしまったりするそうです。
炊飯器にセットしたあとの甘酒は待つだけなので、続いてはお楽しみ・「甘酒しゃぶしゃぶランチ」の準備です。「しゃぶしゃぶに甘酒…!?と驚くかもしれませんが、甘酒を入れることで、お肉がすっごくやわらかくなるんです! お肉やお魚を塩麹に浸けて焼くとやわらかくなるのと同じですね」と川江先生。お肉は下妻ふぁ~むの国府田さんが手配してくれた茨城県産の『ローズポーク』。
お野菜は下妻産のお野菜(足りない分は千葉県産)を使って、いざ!
「しゃぶしゃぶに使うお野菜は、ピーラーで薄く剥くと美味しいですよ~!」ということで、私は大根を担当。
隣では、農家の石島さんが「レタスは包丁で切っちゃダメ。苦くなるからね。あと、しいたけは洗わないで!」と惜しみなく農家さんならではの知識を教えてくれました。
お湯をわかしながら、ここに甘酒を加えるのですが、分量は「適当!」と川江先生、どぼどぼっと適当に入れていきます。ビバ☆ざっくばらん!
しゃぶしゃぶの他に、石島さんが作ったお米・ミルキークイーンを使ったおにぎりと、生野菜のサラダが並びます。ミルキークイーンを使ったおにぎりは、なんだかお餅のような香りがあって、お米の一粒一粒がしっかりしていて美味しかったです。「このお米は、冷めても美味しいんだよ!」との石島さんの言葉通り!
サラダには、前回のワークショップで作ったという「白味噌」と、川江先生手作りの「醤油麹」「ピーマン麹」が添えられます。
ピーマンのみじん切りと麹を甘辛く煮詰めて作ったという「ピーマン麹」は、ほんのりピーマンの香りが楽しめる、ご飯にぴったりの一品! 白味噌はそれほどしょっぱくなく、大豆の味が楽しめました。「お豆腐みたい!」という感想の方もいたほど。この白味噌作りもぜひ参加したい…。
途中、ブレーカーが落ち続けるというハプニングもありつつ、なんとかしゃぶしゃぶにありつけました。このローズポーク、あま~い脂がたっぷり乗っているんですが、全然しつこくないんです! そして甘酒パワーも加わって、すっごく柔らかい…。
肉!肉!とみんなで鍋をつつきあいました。しゃぶしゃぶでいただくお野菜(レタスをしゃぶしゃぶで…というのがまた新鮮!)は、さっとお湯にくぐらせただけのをいただくのも美味しかったですし、じっくり煮込んで甘酒の風味の移ったものもまた格別でした…。みんなでお腹がはちきれんばかりにいただきました!
食後は、すっかり炊き上がったごはんで甘酒作り。
タッパーに麹(これも石島さんの手作りです!)を300g入れ、充分に冷ました1合分のごはん(約330g)、60℃に冷ましたお湯(これまた指を入れて「アチッ!」となるくらい、というずぼら加減 笑)を540cc加えてよく混ぜます。
あとは持ち帰って、寝る前に炊飯器にセットして保温すれば翌朝出来上がるという寸法です! 炊飯器のふたを開けて、濡れ布巾をかけておくといいそうです。カンタン!!
帰り際に下妻ふぁ~むのミニおみやげをいただきました。
石島さんが作っている「黒米」と、石島さんの娘さん夫婦が作っている美味しいミニトマト☆ 次回のワークショップでは「白味噌づくりをしたい!」という声が多数上がっていたので、次は味噌作りができるかも…!?
さて、家に帰って仕込んだ甘酒の保温をし、一晩置いてみると…ちゃんと発酵して甘くなっています!! 前作ったものよりも、コクがあって美味しく感じたのは、きっとお米と麹が良いものだからでしょう…!
ちなみにこの甘酒で肉じゃがを作ってみました☆
いつものお砂糖と同じくらいの分量を加えたところ、味はちょうど良い感じ! 煮るからか甘酒独特の風味は消え、甘さとコクが残って良い脇役に徹してくれています。お肉は鶏胸肉を使ったのですが、甘酒のおかげか柔らかく食べやすかったです! なんならお肉は甘酒に一晩くらい浸けておいてもいいのかもしれません。お米の粒が気になる方は、フードプロセッサーなどで攪拌してしまえばOK。
今回のワークショップで使った石島さんのお米も麹も、事前に注文すると毎週金曜日の下妻ふぁ~むで購入できるそうです。 今回参加できなかった方も、下妻の美味しいお米と麹で甘酒を作ってみてはいかがでしょうか? もちろんミニトマトや根菜・葉物など、旬の取れたて野菜も販売してますよ~っ!
下妻ふぁ~む…毎週金曜日、新浦安駅前にて販売(雨天・荒天の場合は新浦安駅構内) Facebook
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