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いよいよ開館!【浦安音楽ホール】オープニングセレモニー&記念式典!

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4月8日(土)、桜は一気に咲き始めましたが、外はあいにくのお天気。お花見を計画していた人は家から出られずにいたかもしれません。しかし、【浦安音楽ホール】には手に雨傘を携えながらも、ドレスアップした人たちが次々に訪れました。この日は【浦安音楽ホール】のオープニングセレモニーと記念式典、及び、このホールのために2台のフルコンサートグランドピアノを選定くださったピアニスト・仲道郁代さんが試演奏する演奏会があるのです。

まずは、このホールにふさわしい、5階ロビーに飾られるブロンズ像の除幕式。文化勲章を受章された美術彫刻作家・中村晋也先生の作品「春に奏でる」です。
 
バイオリンを奏でる妖精の美しさに場内からため息が漏れました。

同じく中村晋也先生のブロンズ像「春風の調べ」は、4階ハーモニーホール前に飾ってあります。こちらはフルートを演奏する妖精を表現している美術品となっています。

観衆の見守る中で厳かにテープカットが行われ、ロビーは盛大な拍手に包まれました。

この音楽ホールのメインとなるコンサートホールは、5階ロビーから螺旋階段を上って6階が入口となります。

こちらが、ピアニストの仲道さんが選定し演奏されたフルコンサートピアノ(ヤマハCFX)。

演奏されたのはショパン、シューマン、リスト。薔薇色のドレスに身を包んだ仲道さん。いずれも華やかかつ繊細、流麗な演奏でした! 大曲を演奏したあと、まったく息を切らさず、マイクを持って私たち聴衆におだやかに語りかけて下さる仲道さんの姿はまさにプロフェッショナル! 仲道さんが選定してくださったもう1台のフルコンサートピアノ・スタインウェイD274は、4月29日(土)ピアノ開きコンサートにてお目見えする予定。こちらも楽しみですね!

さて、この日の最終演目は、4階・ハーモニーホールで行われた浦安囃子保存会と、浦安お洒落(おしゃらく)保存会の公演です。

ハーモニーホールは全体がフラットにつくられています。

収納式の座席を出すとこんな感じです。
 

観衆参加型のダンスイベントなどは、このままのフラットな形で使用するのもよさそうですね。

地を這わせ、骨に伝えるとも言われる独特な発声方法を持つ日本古来の伝統芸能には、このハーモニーホールのように舞台と客席の一体感のあるホールでの上演が向いているような気がしました。

来場者を迎えるのは、浦安囃子保存会の「迎え囃子」。大太鼓、鮮やかな赤縄のかかった締(しめ)太鼓が2台、それに笛、鉦(かね)が加わる五人囃子です。
この楽器編成を見ていて、ふと思い出したのが、以前取材したサンバチームのリズム隊。日本古来の伝統芸能と地球の反対側で演奏されているサンバ。どちらもカラダが思わず動き出しそうな陽気な感じ、…似ていませんか?

もうひとつの演目はお洒落。踊り子さんたちの艶やかな衣装は日本古来のものというよりは、ややエキゾチック風味。昔なら〝唐風〟〝南蛮風〟などと呼ばれていたような舶来品のイメージです。重心位置を低くキープする踊りは、ハワイアン・フラダンスに近い印象を抱きました。小道具をつかってマイムのような表現をするところも似通っています。世界中にあふれる多彩な芸術・芸能文化。もしかしたら、意外なもの同士が影響し合い組み合わさって、今日の形に至ったものなのかもしれません。ユーモラスで味のある獅子と、面をつけた演者さんの滑稽なやりとりに会場内からクスクス笑い声が漏れ、最後は福の神から会場へ「福」が撒かれました。

浦安音楽ホールは、コンサートホール、ハーモニーホール、この大きな2つのホールの他、5つのスタジオがあります。中でもいちばん広いスタジオAは収容人数65名、グランドピアノも常備されており、レッスンの他、小規模なコンサートにも使用できそうです。
  

今後もたくさんの音楽・芸術との出会いが、この浦安音楽ホールから生まれていくことでしょう!

浦安音楽ホール
住所:浦安市入船1-6-1
電話:047-382-3035
ホームページ:http://www.urayasu-concerthall.jp

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