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ご存知ですか?行徳野鳥観察舎の河津桜を支える物語

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ソメイヨシノの開花が話題になっている今日この頃、満開ももうすぐでしょうか。
もう既に見頃を過ぎてしまった河津桜、3月13日には行徳野鳥観察舎の記事でご紹介がありましたね(参考記事 :行徳野鳥観察舎の河津桜を見て来ました)。今日はその行徳野鳥観察舎の河津桜を育てている「行徳グリン・クリンの会」の武田さんにお話を伺いました。
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○河津桜のお話

現在素晴らしい景観となっている行徳野鳥観察舎の河津桜ですが、始まりは今から13年ほど前、10本ほどの河津桜を武田さんが自費で植えられた事からでした。市川市福栄スポーツ広場から行徳野鳥観察舎にかけて流れている丸浜川ですが、当時は車のバッテリーやタイヤが投げ捨てられ、ひどい状況だったとのこと。冷蔵庫や布団も捨ててあり、布団などは水を吸って重かったそうです。また河津桜の下枝を落としたり、そのあとに薬を塗る、肥料をやるなど、当初は手がかかっていましたが、最近は特に手もかからないとのことです。

桜と菜の花2
そして河津桜だけでなく下には菜の花も植えてあります。ピンクと黄色の彩りが素敵ですよね。 元々は「手がかからない」という理由で、からし菜を植えていました。夏にはひまわりが咲くように手入れがなされています。

そんな武田さんが自分の子供の様に手をかけている河津桜ですが、幼い苗木を引っこ抜いたり、枝を折ったり、意図的に桜を枯らしたりする人もいるそうです。悲しいことですね…。
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河津桜が見ごろの頃には車いすのグループも訪れるそうです。
遊歩道も整備されているので、車いすでもお散歩しやすく、また川面に植えられた河津桜は車いすの高さからちょうど見やすいので、訪れた方々もすごく感動されるとか。

最近は寄付を頂いて河津桜を植えることが多いそうです。
あるご夫婦に武田さんの活動についてお話したところ、旦那さんが「何か協力したい」とおっしゃられたそうですが、そのあとすぐに亡くなられたとのこと…。そして奥様が生前の旦那さん遺志を引き継がれ、10本ほどの河津桜をご寄付いただき植えることが出来た。そんなお話もあるようですね。
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○「行徳グリン・クリンの会」の結成秘話

武田さんが活動されている「行徳グリン・クリンの会」ですが、元々は武田さんが25年前に南行徳に越してきてから、ずっとおひとりでゴミ拾いを続けていたのが始まりです。ひたむきにゴミを拾う武田さんの姿に共感した人たちが集まり、15年ほど前に20数名で結成されました。当初はゴミだらけだった丸浜川も数年でゴミが無くなったことから、次第に付近の環境改善に活動が変わってきたといいます。

また2013年には長年の活動を認められ、千葉県の「景観づくり地域活動団体」に登録されました。浦安の団体も2団体登録されています。
こんな武田さんたちの活動、ご興味を惹かれたらぜひ参加されてはいかがでしょうか?

お問合せ先…行徳グリン・クリンの会 代表:武田紀昭 TEL:080-9080-1207

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