浦安ってこんな街!
3.272017
【全てのママに聞いてほしい】被災地のママに学ぶ『防災ママカフェ』を取材して、目からウロコだったこと3つ
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3月16日(木)、望海の街集会所にて、『防災ママカフェ ~子どものいのちを守れるママになろう~』というイベントが開催されました。概要は受講者として出席されたWoohoo!!さんの書かれた~大地震!その時、あなたは子どもを守る自信がありますか?~「防災ママカフェ@うらちゃんサロン望海」にもございますので、併せてご覧ください。防災関連の話は、テレビなどで特番を見ていても、どこかで「まだまだ先のこと」「今すぐじゃなくてもいいや」と思ってしまいがち…。私は今回取材でお伺いしたのですが、取材以上に一人の人間としてとっっっってもタメになる内容だったので、お伝えしたいと思います! 興味を持って、実際に行動してくださる人が増えてくれたら嬉しいです。
講師はかもんまゆ先生。災害時にママと子どもが行きぬく方法を全国で講演されていて、浦安でなんと106箇所目だそう! 東日本大震災や熊本地震で被災したママたちの話を、私たちと同じ視点でわかりやすく話してくださいます。他の方の被災体験を自分のこととして捉え直すというのはなかなか難しいのですが、かもん先生の話は頭と心にスッと入ってきました。震災時の様子もわかりやすいスライドや映像にまとめてくださっていて、2時間強の講義すべてが興味深かったです。全てをお伝えしたいのですが、特に目からウロコだったポイント3つをまとめました!
【ウロコその1】「何かあったら避難所に行けばいい」って、思ってない?
「地震が起きて、家が壊れちゃったら、家にいられなくなっちゃったら、どうしますか?」と問われたとき、思いつくのは「うーん、とりあえず、避難所…?」。でも、避難所は必ずしもママと子どもにとって安心・安全な場所ではないそうです。「地震から4日くらい経つと、『なんでこんな目に遭わなきゃいけないの?』『こんな生活、いつまで続くんだ』とだんだん人はイライラしてくるんです」と、かもん先生。赤ちゃんの泣き声を「うるさい!」と怒られて、2ヶ月間赤ちゃんを抱っこしっぱなしだったというママもいたのだとか…。また、たくさんの人がお風呂に入れず、土足で生活する避難所は、どうしたって不衛生。小さい子やお年寄りなど、免疫力の弱い人から感染症にかかるリスクもあるそうです。
子どもにとってはトイレ問題も深刻。避難所や自治体が設置する簡易トイレは和式がほとんどですが、怖くて跨げない子、そもそも跨ぐのが上手にできない子もいるのだそうです。見てきた中では特におむつが取れたばかりのころの子どもが一番大変、とかもん先生。子供用にはおまるなどがあると良いそうです。
避難所は本当に必要に迫られたときの最終手段であり、「とりあえず避難所に行けば大丈夫!」という思い込みは捨てなければいけない。被災後もなるべく自宅で過ごせるように、家の耐震化・家具の固定・備蓄などを行っておく必要があると感じました。
【ウロコその2】子どもはお腹が空いてもマズイ物だと食べない!
防災食といえばカンパン。とりあえず防災バックにカンパン入れてあるから安心!と思っている方…要注意!! 大人はちょっとくらいマズイ物でもガマンできますが、子どもは食べてくれないことが多いのだそうです。「口に入れて、ベェーと出しちゃう。でも、おなかがすいたって泣くんです。備蓄しておいたのに食べてくれないんじゃ意味が無いですよね。日頃から食べなれているものを、備蓄しておくことが大切です」。今では美味しい防災食も出ているので、いろいろ試して子どもと一緒に食べておくと◎! この『防災ママカフェ』でも、缶に入ったパンとピラフの試食がありましたが、どちらも防災食とは思えないほど美味しかったです。「梅じゃこ」「わかめごはん」「牛めし」などは子どもにも人気の味だとか。
また、離乳食やミルクを入手するのはとても難しくなるそうです。「大人と同じものを食べられない子の場合、ママが用意しておくものしか子どもにはあげられないと思ったほうが良い。ミルクも、哺乳瓶を洗ったり清潔なお湯を用意するのが難しくなるので、母乳のほうが安心なこともあります。アレルギー対応食も入手が難しくなるので、しっかり準備して」。
…我が家の2歳の娘を考えてみても、気持ちの乗らないときには食事が進まなかったり、イライラすると好きなはずのものでもいらないと怒ったりします。非常時には大人も不安になるもの、きっと子どもはもっと不安になってしまうでしょう…。備蓄には大好きなアンパンマンのビスケット、防災バックには大好物のレーズンを一袋しのばせておくことにしました。
【ウロコその3】緊急地震速報が鳴ったら→「ヨッシャー!来いっ!!」
緊急地震速報、怖いですよね…。鳴ると、心臓が早鐘のように打って「どうしよう、どうしよう」と思考停止してしまいます。「でも、よく考えてみてください。たった数十秒、数秒だとしても、事前に地震が来るとわかるってすごいですよね? 緊急地震速報は、『自分と子どもを守る』ゴング。鳴ったら、『ヨッシャー!来いっ!!絶対に自分と子どもを守ってやるぞ!』と気持ちのスイッチを入れましょう! でも、いきなりリングに上がっても負けてしまうだけですから、キチンと日頃からトレーニングをしておくことが大切です」。家具を固定する、防災リュックを用意するなどの準備ももちろんですが、常に「ここで地震が起きたらどうする?」とシミュレーションする癖をつけると良いそうです。たとえばショッピングセンターにいるとき、上を見てみるとシャンデリアがぶら下がっていたり、高いところにオブジェがあったり…どこに逃げると安全か考えながら行動すると、イザという時に慌てずにすむかもしれません。
…以上、私が目からウロコだった3つのポイントでした!
他にもまだまだ勉強になったことはたくさんあります。この講座を取材してからというもの、防災についての非常に関心が高くなり、今までおろそかだった自宅の防災・防災リュックを作る・普段の持ち物を見直す・会社に置いておく防災品も考えよう!とやる気になっている私です。主催・浦安市社会福祉協議会の田中さんによると、防災ママカフェは昨年の東野に続き今回で2回目。次年度も開催される予定だそうです。この話、一人でも多くのママに聞いてほしいなと思います。来年開催の際には、ぜひご参加ください!
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