浦安ってこんな街!
12.92024
【浦安の、伝統と文化。】|浦安で100年以上のおかき老舗店「美津屋商店」の「のし餅とお供え餅」
12月に入り、そろそろ年末年始の準備を始める時期ですね。堀江の工場で100年以上つづく老舗「美津屋商店」の大塚正昭さんは、「日本の伝統行事を次の世代にも残していきたい」と語ります。
現在工場ではおかきの製造のみで、販売は個人商店や一部のコンビニのみ。そのため知る人ぞ知る「美津屋のおかき」ですが、この時期になると工場で「のし餅」と「お供え餅(鏡餅)」の予約が開始されます。おかきで使用される厳選した千葉県産の餅米を使用しているので、味はお墨付き。「のし餅」は約2キロで4~5名の家族分くらいの量で用意。見ただけで柔らかさが伝わり、つい指で押してみたくなるようなモチモチッとした質感…まさにモチ肌そのもの! 優しい口当たりはふくよかで餅米の滑らかさを感じます。「お供え餅」は一寸~八寸と対応できるそうで、企業などから大きなお供え餅を依頼されることもあるとか。
美津屋さんがある堀江にはお寺や神社が多く、昔の習わしを守る家庭も多いそうです。「浦安ならではの日本の伝統文化を大切にし、特に若い世代へ伝えていきたい」と大塚さんは話します。年末は12月28日か30日にお供え餅を飾るのが好ましいそうです。29日の「9」は「苦」と読めるため、「苦を搗(つ)く」=「くんち餅」とされ、神様を迎える準備の日には相応しくないとの説もあるとか。31日は「一夜飾り」になるため、その日は避け、元旦の朝に飾るのが良いとのこと。
現代社会において、人も生活もそれぞれが多様化しがちですが、今でも初詣に行くように、年末年始の家しごとも一つひとつの意味を改めて知ることで、いつもとは違うお正月を迎えられるかもしれませんね!
美津屋商店
☎047-351-2081 浦安市堀江3-17-2
OPEN 9:00~17:00 日曜・祝日定休
※今年の工場でのお取り寄せ小売販売は終了となりました。ご購入は取扱店で。
インスタグラム:美津屋商店
【のし餅・お供え餅のご予約について】
ご予約期間:~12月20日(金)15時まで/ご注文:お電話(047-351-2081)もしくは、InstagramのDMで受け付けております。
(お名前・ご連絡先・ご注文内容・受取日をお伝えください)/受取日:12月28日~31日 早朝~15時/受取場所:美津屋商店
※この内容は、フリーペーパー「ゆうゆう手帖」Vol.48号に掲載された内容です。
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