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3.11 東日本大震災から12年…【特別企画】新浦安は 「液状化」 する。 だからこそ、住みたい。|株式会社明和地所

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忘れもしない2011年3月11日。大きな地震が長く続いたことによって発生したとされる「液状化現象」が発生しました。(写真は運動公園前交差点付近)

タイトル、思い切りました。もちろん、理由があります。
首都圏では不動産の売買価格が上昇しています。コロナ禍や物価インフレの影響もあるでしょう。今週のニュースでは、大手不動産会社が最高益更新の記事を目にしました。そして浦安も、東日本大震災前の地価を更新しました。(※1)この新浦安を含め、湾岸エリアの一部の地域では「都心まで電車で20分圏」という好立地にも関わらず、震災後の価格上昇という波の影響は大きくありませんでしたが、豊洲等のタワーマンションブームあたりから一気に上昇しました。

(※1)基準地価と不動産価格は必ずしも連動しません。(基準地価が上昇しても不動産価格が上昇するとは限らないということ)

新浦安駅前交差点
新浦安駅前交差点


しかし今でも、東日本大震災での悪いイメージが残っているようです。
先日、中山競馬場へと遠征に来ていた叔父と会って話したとき「浦安は液状化するから危険やで。普通、そんなとこに家なんか建てたらアカン」と浦安に住む私にそう言いました。なかなかの無神経さに若干呆れつつも、貴重な意見だと聞き入れました。当の叔父は兵庫県に住んでいます。しかしそんなに遠くの人にまで「浦安=液状化」のイメージが定着してしまっていることに驚きです。このイメージは、今後もそう簡単には払拭されないのではないでしょうか。それでも、震災後から下がり続けた浦安の相場は、月日の経過とともにその下げ勾配は緩やかになり、ここ最近は一気に上昇した印象を受けます。

忘れもしない2011年3月11日。大きな地震が長く続いたことによって発生したとされる「液状化現象」が発生しました。(写真は運動公園前交差点付近)
忘れもしない2011年3月11日。大きな地震が長く続いたことによって発生したとされる「液状化現象」が発生しました。(写真は運動公園前交差点付近)


ちなみに世間一般では「液状化=悪いイメージ」が定着しているようですが、浦安で被災した私自身の考えは「真逆」です。
「液状化=良いイメージ」。明和地所ではブログや、震災後のセミナー活動を通じて何度も何度も「もういい加減しつこいよ」と言われるくらい、繰り返し言い続けてきました。ここでもう一度、言わせてください。「液状化は、安全です」「液状化は、人の命を守ります」。そう思うにはいくつかの理由があります。
例えば、震度7だった阪神大震災の「死者の帯」(死亡者の出たエリアの分布図)を検証してみたところ、ポートアイランド等、一部の地域は何故か上手く避けられています。

阪神・淡路大震災調査報告編集委員会編阪神淡路大震災調査報告より引用
阪神・淡路大震災調査報告編集委員会編阪神淡路大震災調査報告より引用


更に、1964年「新潟地震」では4階建ての団地が基礎ごと根こそぎ横転してしまうという衝撃的な事態が起こりましたが、この被害による死傷者数は0。新浦安でも、私が訪問した400軒の被災者の方々は、口を揃えて「吐き気を感じる」と言うほど家が傾いていたにもかかわらず「全員無傷」でした。更に驚いたのは、3分間も揺れ続けた地震のなかで「コップひとつ落ちなかった」 というのです。

新潟地震にて大きく傾いたアパート。「液状化で噴出した水により延焼が食い止められた」「免震として機能し揺れを弱めた」など被害を軽減する作用も生じていたと言われています。
新潟地震にて大きく傾いたアパート。「液状化で噴出した水により延焼が食い止められた」「免震として機能し揺れを弱めた」など被害を軽減する作用も生じていたと言われています。


なぜ、これらのような事が起きたのか? その答えは「液状化」したからに他なりません。過去90年間を遡って液状化被害について調査しましたが建物の倒壊が原因で亡くなった方は0人でした。お豆腐のように「ぷるぷる」 液状化した柔らかい地盤が、地震の「衝撃を吸収」したんです。これを「免震効果」と言います。車のサスペンションと似た効果です。ただし、ここで注意しておきたいことは地盤が液状化して、お豆腐状態になっているのは震度5強以上で揺れている真っ最中と、そのあと1分程度まで。つまり液状化する地域の地盤は、普段からお豆腐のように柔らかいわけではなく、大地震のその瞬間だけその効果を発揮するわけです。そして、我々の命を地震の危険から守ってくれます。ただし、家は傾きます。何も対策をしなければ。だから今では、新浦安で新築する方のほとんどが地盤改良を行っています。しかし「地盤改良」と「液状化対策」この2つは全く別物ですので、是非とも覚えておいていただきたいです。
「地盤改良」とは地震などの外的要因に関わらず、その土地が「建物の重さによって」 地盤沈下の可能性がある際、人工的に地盤を補強する工事のことです。「液状化対策」とは地震などの外的要因によって、建物直下の地盤が「液状化」すると想定される際、建物の沈下・傾斜を抑制するため、人工的に地盤を補強する工事のことです。こうして比較してみると、よく分かります。どちらも「人工的に地盤を補強する工事」という意味で同じだけど地震など「外から及ぶ被害」が考慮されているか、という点でこの2つは大きく異なります。「外から及ぶ被害」のなかでも「液状化」は特質。しかし、住宅販売のプロですら「地盤改良」を「液状化対策」と混同してお客様に勧めている場合が大半です。( 別記事:液状化対策で成功する人失敗する人「杭じゃ、液状化被害は防げない」参照液状化対策は、液状化専門のプロに相談しましょう。そして「液状化」についてきちんと知ることができれば液状化は怖くない!と思えるかもしれません。私は震災後の2012年、新浦安にマイホームを購入しました。結構住みやすいこの街、個人的におすすめです。


明和地所ってどんな会社?

明和地所集合写真

浦安市誕生前の昭和54年創業。現在まで約44年、浦安の不動産の歴史とともに歩み、これまで数多くの実績と信頼を積み重ねてまいりました。「住まいを通して夢を実現」…社員一同、企業理念に沿って行動し、お客様の笑顔を大切にいたします。

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※明和地所ブログhttps://www.meiwajisho.co.jp/ 「新浦安は「液状化」する。だからこそ、住みたい」2014年9月20日記、2023年2月5日改正。

※この内容は、フリーペーパー「浦安に住みたい!」2023年3-4月号に掲載された内容です。
※フリーペーパーに掲載されている日程が変更になる場合があります。最新情報はそれぞれの店舗・主催者にご確認ください。

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