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【今年も青少年と弦楽四重奏のプロフェッショナルが共演!】「君もエクセルシオになろう」ロビーコンサート、1月26日(土)に浦安音楽ホールで開催!

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およそ一年前に浦安音楽ホールで開催された企画が今年も行われます!
その名も「君もエクセルシオになろう」

浦安市在住の青少年と室内四重奏のプロフェッショナル「クァルテット・エクセルシオ」さんが共に音楽を奏でるというこの素敵な企画。
今回も、弦楽器を手にしたさまざまな顔ぶれの子どもたちが集まりました!

前回もこの企画にお邪魔したワタクシ。

前回の記事はこちらから(企画の趣旨などについても詳しく載っています)
https://sumitai.ne.jp/urayasu/2018-01-17/50570.html

今回も練習にお邪魔させていただきました♪
子どもたちとエクさんはコンサート当日を含めた4回の練習を経て、ロビーコンサートに臨みます!
こちらではその練習の様子をリポートいたします!

2018年12月16日、練習初日です。
場所は浦安音楽ホール4階、ハーモニーホール。
今回は西野ゆかさん、大友肇さん、吉田有紀子さんの3人が子どもたちにレッスンをしてくれます。

懐かしいお顔です!

さっそくチューニングです。

大友さんが、張りすぎている弦を丁寧に調整してくれました。

「一回合わせてみましょう!」
と西野さん。
曲目はモーツアルト作曲、「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
楽譜はあらかじめ団員たちに配られています。さて、おうちでの練習の成果はいかに・・・!

すると驚きです。
しっかりとした音量でアイネ・クライネをハーモニーホールに響かせた子どもたち。
ここからさらに良くなっていくことを思うと、とても楽しみです!

「全体の感想を言うと、みんながどれくらい練習したのかはわからないんだけど、みんなの音がとてもよく聞こえました!後ろからも元気よく聞こえたので、自信をもってこれからもできるといいです!」
子どもたちの練習の成果です!
「あとは音程がもっとそろっているといいですね!アンサンブルは、チェロからバイオリンまでいろんな高さの楽器が一緒に音を奏でます。高さの違う楽器の音程が合わないと、目立っちゃうんですね。それをもっと意識して弾けたらいいと思います」

続いて、パートごとの練習に入ります。

こちらはバイオリンです。
「キレイな音ですね!ただ気になるのが、みんな弾く位置がちょっとずつ違うところです。みんなで揃えるようにしようね」

こちらはチェロです。

大友さんは子どもたちに弾くときの動きを教え、繰り返し弓の動きを確認していきます。

ビオラです!

「弓、ズレないようにね~。そうそう!」
吉田さんが丁寧に優しく指導します。

パート練習の後、みんなで合わせました。
「一か所、みんなバラバラに入ってしまうところがあります!くりかえしを抜けた5小節目、ちょっと新しい場面に入るところ。ここ注意ポイントね!あとは、今日はどうだったかな~と思い出しながら、おうちでも練習するといいと思います」

こうして初日の練習が終わりました。
ちょっと遅くまで残っていた子どもたちとエクさんをパチリ!

エクさんに今日の子どもたちの様子を伺いました。

「今日子どもたちはいろいろと難しいところも合わせられたので、すごいと思いました。それぞれがちゃんと合わせることができていて、アンサンブルになっていましたね!」
「今日は最初から音が鳴っていましたよね。それに、一人ひとりがこちらの言ったことにすぐ反応することができていました。これからが楽しみだなって思います!」
「子どもたち、とてもレベルが高かったですね。音量もあって、思い切りも良くて、言ったことにすぐ反応してくれ、変化してくれるので楽しいです。こちらからいろいろな要求ができるレベルですね。こういうときはたいてい練習してきた子としてこなかった子の差がでるんですが、今日はその差がなかったですね!」

子どもたちのこれからに期待が膨らみます!

2019年1月6日、練習2日目です。

この日はパート練習を中心に行いました。

こちらはバイオリンです。

この日は第二バイオリンを教えてくれる荒井友美さんが来てくれました!

「今、少し音の進みが止まってたよ。次の小節に向けて音楽が始まっているんだ、っていうことを意識して、息を合わせて次に行こうね!」
「あとひとつ、シンプルなことなんだけど、強弱の差をつけて表情を変えよう。ここは優しい気持ちで弾くのか、それとも不安そうな表情で弾くのか、そういうことも考えながら演奏してね」

こちらはチェロです。

「みんなちゃんと弾けているし、アンサンブルもいいんだけど、たとえば強く弾くときってあるよね。そういうときは一個一個の音を強く弾くんですが、みんなはどういうふうにやってる?」
大友さんが子どもたちに問いかけます。
「そういうときは、重みをかけるんですね。弓で弦をつかみながら、かけるんです」
大友さんがコツを教えてくれます

「そこでどうやって重さを増やすか、っていうことになりますが、体重は増えないですよね(笑)。腕は重くならないです。だから、脱力をするんです。力でギューギューやるんじゃなくて。
脱力、と簡単に伝えられても解決にはならないかもしれないけど、これは考えていくしかないんですね。体をうまくつかうことが脱力に結びついてくるんです。体は使うけれど、同時に脱力するという・・・」
難しそうです!

「あまり、こう・・・言われてハイわかった!ってすぐにできるものではないけれど、あ、なんかわかった!みたいなことはあるかもしれない(笑)。力の入りすぎた音じゃなくて、柔らかい音って思えばいいかな」
曲のことだけではなく、上手にチェロを弾くためのイメージやコツのようなものを伝えてくれる大友さん。とても充実した時間が流れています。

こちらはビオラです。

「そう、ここはね、ファーストからセカンドにきて、ビオラからチェロへ、この形が受け継がれていくところで、前から来たパートを受け継いで、それをチェロに渡す大事なところです」
今、自分が弾いている場所が全体の中でどのような役割を持っているのかを意識する。アンサンブルで大切なことを、吉田さんが伝えます。
「ここ、ビオラが目立つところです。気持ちよく元気に!」
「ここは第二バイオリンと一緒に弾くところだよ。他のパートのことも考えて弾けるかな。で、ここは第二バイオリンとずっと細かい動きをするので、第二と一緒に弾く感じです」
ビオラの子が一生懸命に応えます。

「もう一回やってみようか!」
「ここは強く~」
「戻るよ~」

再びバイオリンのお部屋に来ました。

華やかな音が響いています。

「前回よりみんな積極的に弾いてくれて、音を響かせることができる面積が増えた分、ちょっと張り切りすぎている感じになっちゃうかな(笑)」

「もう見なくても弾けるところは、みんなで演奏している、ということを感じながらやってみてください。弾けるようになってきたら、弾ける、ということよりもっと大事なことがあるので」
と荒井友美さん。

弾けるようになればなるほど、次の課題が見えてくるようです。

最後に全体練習をしました。

みんなで合わせると・・・

「分奏のかいがあって、すごく良かったです!ただ、八分休符のところ、私、演奏中にウン、って言ったけど(笑)、ちょっと詰まるね」
と吉田さん。
「休符も音楽のうちです。ただのお休みなんじゃなくてね」

そして、本番の環境に合わせた指導があります。

「本番はとっても響くロビーで弾くから、今パワフルでいいと思うんだけど、ロビーではもっと弾いていて気持ちよさを感じると思うので、もうちょっと楽に弾けるといいかな。フォルテは今元気でいいんだけど、どちらかというとフォルテよりピアノを意識したほうがいいですね」
と西野さん。
「お互いみんな、目を合わそうね。みんな、目、ずっと譜面見てるからね(笑)。今はこのパートと一緒なんだ、とか、そういうことを意識して、もう少しまわりの様子を見ながら弾けるようになるといいね!」
と吉田さん。

「みんな、真面目に弾くのも大事だけど、笑顔で弾けるといいかな。笑顔で弾くと、不思議と音が変わるから。もっと楽しげに弾けるといいね」
と大友さん。
この日、エクさんの素敵なアドバイスを胸に、子どもたちはホールを後にしました。

2019年1月16日、練習3日目です。
子どもたちが音楽ホールに集まりました。

本番の日の練習をのぞけば、この日が練習最終日になります。
「今日は最後の練習日ですね。二楽章から、繰り返しは全部ありでコンサートみたいに通してみましょう!」

しっかりとした音量、そして表情豊かなハーモニーが響きます。初回のときより確実に上達している子どもたち。指導もよりこまやかになっていきます。

「今のシンコペーションのところ、ちょっとイキイキしすぎかな~(笑)」
と吉田さん。
「ここは第一バイオリンが一番大事!・・・ではない(笑)。ビオラ、チェロがタンタタ・・・と弾いていますが、ここは彼らに一番歌ってほしいところです。今はちょっと、マジックをワーっと塗りすぎかな(笑)」
と西野さん。
全体を意識しながら弾くようにとエクさんが伝えます。

「それから、楽譜に書いてあることは大事だけど、ここは楽譜通りに弾きすぎなくていいよ。なんていうのか、少し隙間をつくる感じで」
音楽的な響きを大切にしていきます。
「みんな、メロディが終わるところなんだけど、ふつう『私は○○を食べましたー!!』って言わないでしょ(笑)。『おいしいケーキをいただきました・・・』って言うと思います。ワーってパワーで押しすぎないで、少し抜く感じで弾いてくださいね」
西野さんの表現に笑いが起こります♪

「では、後半やろうか」
充実した練習が続きます。

「ここ、バイオリンがチェロを追い抜かしちゃってるでしょ。チェロが何を言ってるか知ってる?チェロは大きいから、音が出るのに少し時間がかかるの。だからチェロを聴いてあげてね」
と西野さん。
「最初の四分音符のスピード感を揃えたいね。四分音符のところはもう少し放り投げる感じで」
と吉田さん。
「デーデー、じゃなくて、丸みのある音で!」
みんなで合わせると・・・
「さっきより良くなった~!」

練習が終わりに近づいてきました・・・。
「みんなすごく集中していて、1楽章、2楽章のキャラクターに差が出てきて、凄くよくなってた。本番もこの感じを忘れないで。あとはときどきチェロを聞いた方がいいし、みんなのパートを聴いてアンサンブルをしたほうがいいですね。だけど、はじめの頃よりすごく良くなってるから!」

大友さんは、

「みんな、最後のほうを頑張っちゃうよね。文章でいう、マルを強調するみたいな感じです。○○です、マル!!みたいな(笑)。文章というかフレーズっていうのは、ときには最後を強調するときもあるけど、大事な音っていうのはたいてい終わりの少し前にあるんです。みんな、タララーンとかね。そういう傾向にあるから、その最後に気をつけると文章はもっときれいになるので」
こうして最後の練習が終わりました。
次はいよいよ本番です!

最後にエクさんと子どもたちをパチリ!

「1月26日(土)の午後1時、浦安音楽ホール5階のロビーにぜひ聴きに来てくださいね!」

皆さま、エクさんと子どもたちの練習の成果をぜひ聴きに来てください!素敵な音をご用意してお待ちしております!

「君もエクセルシオになろう」
日時 2019年1月26日(土)
時間 13:00~13:30
場所 浦安音楽ホール 5階ロビー(鑑賞無料)
主催 浦安音楽ホール
お問合せ 浦安音楽ホール 北嶋・北村 Tel 047-382-3035

クァルテット・エクセルシオさんのホームページはこちらから!
リンク:http://www.quartet-excelsior.jp/

浦安音楽ホール
リンク:http://www.urayasu-concerthall.jp/

浦安ユースオーケストラのブログはこちら!(今回の企画に数名が参加しています)
リンク:http://urayasu-youth-orchestra.blog.jp/

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