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人生初の【少林寺拳法】体験、腕力がなくても 危険から身を守る術(すべ)を教えていただく!

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先日、【浦安市少林寺拳法連盟大会】にお邪魔した際、

(詳しいレポートはこちらから)↓

11/18(日)開催された【第28回浦安市少林寺拳法連盟大会】で 少林寺拳法の奥深い魅力を知る!

「少林寺拳法の拳士(修行者)は自分や周囲の人に危害を加える人から身を守る護身術を身につけている」と聞き、「危険なときは少林寺拳法をやっている人が飛んできて守ってくれそうですね!安心だ」などと暢気に言っておりましたところ、浦安市少林寺拳法連盟・豊間根副会長から「少林寺拳法、実際に体験してみませんか?」というお誘いが…!

私事で恐縮ですが、成人女性としては低身長の150センチ以下。握力は小学生の平均以下。加えて超がつくほどの運動音痴。そんな私でも大丈夫でしょうか…?

「少林寺拳法には腕力は必要ありません。女性やご高齢の方にも気楽に始めてもらえますから、是非」と言われ、ドキドキしながら修練をされている中央武道館に伺うことになりました。

「動きやすい服装で」とのことだったのでジーンズ、Tシャツの軽装で行きましたが、なんと真っ白な道着(どうぎ)を用意してくださいました!

道着の胸元の刺繍ですが、これは世界的に統一されたシンボルマーク。それぞれ慈悲と愛(白)、理性と力(黒)を表す2つの円・双円(ソーエン)が重なり合うことで「調和」を意味しているのだとか。双円を取り囲んでいるのは4つの盾。盾で調和を守っている、ということですね。

「誰もが幸せに生活していくには愛と慈悲ばかりではなく、理知と力の両方が必要である」という、少林寺拳法の六つの特徴のうちのひとつ、【力愛不二(りきあいふに)】の精神をマークとして表したものなのだそうです。

少林寺拳法の理念がしっかりと縫い付けられた胴着を身につけ、教えていただきながら帯を締めます。色は、新入門者がつけるものと同じで「白」。入門し修行の段階が進むと、様々な色に染まっていき、最後は黒色になるとのこと。憧れの黒帯ははるか遠く…。

そして、この帯の締め方が初心者には難しい…!

最年少の小5の男の子はさっさと結んでいます。「子どもは真似ることの天才ですからね。大人のやり方を見ながらあっという間に覚えてしまいます」と当連盟・本多副理事長。頭の固い大人はついに自分では結べませんでした。無念。

こちら、塵ひとつ落ちていないかに見える無人の道場。

修練前、まだ、人が集まっていない時間に、道場に入っていく拳士(けんし)がひとり。床を掃きはじめました。

「これは単なるお掃除ではなく、作務(さむ)という修行のひとつなんです」。そう教えて下さったのは指導者の藤城拳士。

誰かから言われてやるのでは意味がなく、自ら進んで行うこと。床を掃き清めながら心を清め、整えているのだそうです。

少林寺拳法の六つの特徴のうち二つ目、【拳禅一如(けんぜんいちにょ)】とは、体と心を片寄せることなく修養せよ、という教えで、少林寺拳法の修練をする時、常に心がけていなければならないものとのことです。

 

さて、いよいよ体験修練です!まずは合掌礼の形。手と手を合わせて合掌。手の間から相手の目をしっかり見て、上下左右すぐに動かせるように脇は締めません。

もうひとつは結手(けっしゅ)、の形。右手の拳を左手で包み、おへその下から軽く引上げます。

教典をみなで唱和し、座禅する鎮魂行(ちんこんぎょう)】は毎回必ず行います。背筋を伸ばした姿勢で座禅を組み、半眼(薄目)で約2メートル先の床をじっと見る。姿勢が悪いと打棒(だぼう)を持った拳士に肩を叩かれ(とってもジェントリー!)、背中に棒を当ててもらい、姿勢を正してもらえます。このとき、合掌礼をするのを忘れずに!

本多拳士の美しい座禅姿。

そして、初心者の残念な座禅姿。打棒がすぐそこに迫っています!…ふぅぅ、しんどい。この姿勢。

女性は骨盤が開いてしまうので、座禅より正座がオススメだそうです。

拳士たちの美しく決まった蹴り技。

残念すぎる素人の…。

 

ふざけてないです!本人いたって大真面目。

拳士たちの迫力ある法形演錬(二人で技を掛け合う修練)。

少林寺拳法の六つの特徴のうちのひとつ、【組手主体(くみてしゅたい)】とは、動くものに対する間合いなど、一人では学べない技術を会得するために修練は二人一組で行うということ。共に協力し合い、ともに高め合うという理念の下、互いに技を掛け合っていても勝敗を決めることはしません。

さて、いよいよ、私も法形演錬を体験。二重銅という、文字通り二重の作りで内部はウレタン製、当てた方も、当てられた方も痛くないというプロテクターをお借りしました。

確かに痛くはありませんが、技が決まるとものすごく痛そうな音はします!

子ども用はもう少しシンプルな作り。こちらは小5の大脇拳士です。

まずは組手のお手本から。これから教えていただくことには、少林寺拳法六つの特徴のうち、残り三つの要素が入っています。

まずは、【守主攻従(しゅうしゅこうじゅう)】。あくまで防御がメイン、攻撃はそのあと。正しい教えを守るため、暴力から身を守るためにのみ使う「破邪の拳」という考えに基づいているからだそうです。

反撃したとき、相手の身体を壊すようなことは絶対にしてはいけない、自分を守ると同時に、相手を活かすための技術であれ、という、【不殺活人(ふさつかつじん)】

護身の技術であるからこそ、突きや蹴りなどの危害を及ぼされたときの対処法「剛法」と、身体や衣服を掴まれたときの対処法「柔法」の両面からなる【剛柔一体(ごうじゅういったい)】

先にご紹介した、三つと合わせて、これで少林寺拳法の六つの特徴がすべて揃いました!

    • 【力愛不二(りきあいふに)】
    • 【拳禅一如(けんぜんいちにょ)】
    • 【組手主体(くみてしゅたい)】
    • 【守主攻従(しゅうしゅこうじゅう)】
    • 【不殺活人(ふさつかつじん)】
    • 【剛柔一体(ごうじゅういったい)】

では、まずは切れの良いお手本から。

組手の相手をして下さるのは、大学4年生の酒井拳士。背が高く肩幅もしっかり。酒井拳士、幼稚園児の頃から少林寺拳法の修練をしていたと言います。

打棒も持っているし、そういえば大会のときは太鼓も叩いていました。もちろん黒帯。ものすごく強そうなんですけど!!

「小さい人がものすごく大きい人を、お年を召した方が筋肉隆々の若者をエイッって投げ飛ばしちゃったらものすごくカッコイイでしょ?全然強そうに見えない人が実はものすごい護身術を身につけているとか。少林寺拳法はそういったことが可能なんです」と本多拳士。「では、やってみましょう」

人間には急所がいくつかあります。そこを攻められるとものすご〜く痛い。「でも痛いのは一瞬なんです。手を離せば痛みは消える。相手の身体を傷つけないのが少林寺拳法の教えだから」と酒井拳士。

というわけで、急所を教わって護身術をトライ。大柄な酒井拳士に小ぶりな私が腕を掴まれてしまう、という設定。

お手本では、いとも簡単に本多拳士に転ばされてしまう(役の)酒井拳士。

「では、やってみましょう」。

と言っても…。なんたってこの体格差ですから。

ねこパンチ…??

というような、紆余曲折もありましたが…。

素晴らしい指導のお陰で、この通り!

「あの、酒井拳士、もしかして、頑張って倒れてくれちゃいました?」「いえいえ!技、キレイに極まってます。倒されちゃいました!」…ということです。

指導力の賜ですね!!ありがとうございます!!そして、少林寺拳法スゴイ!!

体験はいつでも受けつけているそうです。あなたも是非、この快感を味わってみて…!

◆お問い合わせ
https://shorinji-urayasu.jimdo.com/見学体験のお問い合わせ/

そして最後に嬉しいおまけ。体験終了後、気になっていた肩の痛み、腕の痛みがすーっと消えていました!肩甲骨をよく動かしたので血流がよくなっていたみたいです。少林寺拳法にはこのような効果もあるんですね!

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