浦安ってこんな街!
4.172018
実力派ダンスパフォーマンスサークル、【Dance-CF】のステージに圧倒される!
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当代島公民館の一室。漏れ聞こえてくるのはスタイリッシュなダンスミュージック。室内の張り詰めた空気感が伝わってきました。真剣なお稽古が行われていることが想像でき、邪魔してはいけないと感じました。
戸口の前で佇んでいると、気配に気づいてショートヘアの女性が扉を開けてくれました。今まで激しいダンスをしていたのでしょう。額に汗が光っています。
部屋の奥で熱心に作業されていた指導者の藤田千鳥先生。なんと! 明日の本番の生徒たちの衣装を先生ご自身が手縫いで仕上げられているとのこと! 明日の本番で踊るダンスを披露してくれることになりました。先ほど扉を開けてくれたボーイッシュなまひるさんと、ロングヘアで柔らかな雰囲気のはるなさんのお二人です。
音楽が鳴り、二人が動き出した途端、室内の雰囲気は一変。あっという間に二人が表現するダンスの世界観に引き込まれていました!
「フリースタイル」というジャンルだそうですが、単に“自由な形”ということではなく、心に訴えかけてくる物語性、つよいメッセージを感じました。
【Dance-CF】は市内テーマパークで単独公演した実力派。公民館の一室ですでに圧倒されながら、翌日、本番のステージに伺います。
新浦安市民プラザWave101の大ホール。幻想的、かつ熱量の高いパフォーマンス。大きな歓声に包まれるか、と思ったのですが、場内は比較的静か。身内が多いせい? と思ったのですが、ひとつ気づいたことがありました。
「上手ね」と簡単に口に出してしまえるのは、余裕があるからだ、と。予想を裏切るほど素晴らしいパフォーマンスに出会ったとき、観客はコトバを見つけられず、沈黙するしかない…。圧倒され、口はぽかんと開いたまま…。
キレがよい。動きが美しい。ダンスに対するありがちな賞賛は呑み込みました。【Dance-CF】にとってそんなことは基礎中の基礎。当たり前なのだ、と。
激しいダンスを踊りながら、確かな音程、パワフルな声量で歌い上げる。また、アクロバティックな動きの連続。ぎこちなさが一切ない、一連のとてもなめらかなムーブメント。
指導者の藤田先生は「妥協せず、本格的なものを」と考えているそうです。
もともとはジャズダンサーだったという藤田先生。実は40代後半以上の人なら誰もが知っている、「UFO!」のポーズでお馴染み、あのアイドル二人組のバックダンサーもされていたんです! ニューヨークで8年間暮らしていたときに、本場のストリートダンス、ブロードウェイミュージカルをプロのダンサーとしての目でじっくり鑑賞、吸収してこられたとのこと。
「ダンスは踊れますが、歌やアクロバティックは門外漢。プロのやっているものを何度も見て研究しました」という藤田先生。素晴らしい指導力、そしてまたメンバーたちの習得力もスゴイ!
「すべては長い年月の積み重ね。指導は厳しいです。安易に褒めることはありません。ちゃんとできたときはきちんと評価します」それこそが本当の指導、と藤田先生はおっしゃいます。
自分のダンスに自信を持つ子が【Dance-CF】に訪れ、メンバーのパフォーマンスを見て落ち込んだり、厳しい指導についてこられないというようなことがあるのだとか。
「真剣にやりたい子ならいくらでも伸びます。ただ、最近は欲がない子が多くて…」4、5歳くらいから10年以上、頑張ってダンスをつづけていても受験や進学などで辞めてしまうケースもよくあるそうです。「中高生は身体ができあがって、表現力も伸びる時期。ここで辞めてしまうのが本当に残念。職業としてのダンスがもっと認められるとよいのですが…」
【Dance-CF】のパフォーマンスを見て「あんなふうに踊りたい!」と憧れる子どもたちは大勢いるに違いありません。体験はいつでも受け付けているそうなので、真剣に踊りたい人、プロ志向の人、ぜひ連絡してみて!
TEL: 090-2334-1923
E-mail:c.c.chidori@docomo.ne.jp(藤田)
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