浦安ってこんな街!
7.142021
【コロナ禍の現況報告あり】浦安市郷土博物館が、こんなに面白い! 昭和の「漁師町」浦安に飛び込もう【浦安ビギナー向け】
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ふらっと家族で立ち寄り、その面白さにビックリしたこの郷土博物館。かつて漁師町だった浦安市の歴史のユニークさはもちろんですが、こんなに楽しめるように仕上げる自治体の自己プレゼン力…計り知れません! 浦安市民になったからには一度は立ち寄ってほしい、と言うレポです。
■基本情報【浦安ビギナー向け】
浦安市民には言わずと知れた、市の歴史を学べる博物館です。昔遊びや、昔の生活体験ができる体験型の博物館で、ボランティア「もやいの会」スタッフさんとのふれあいも魅力の一つになっています。かつて豊かな漁師町だった浦安の歴史的財産に実際触れ、一体化するような体験ができる面白い施設です。
■コロナ対策情報
5月15日から、「市内在住・在勤・在学の方に限り」入館OKになっています。
入り口で検温、アルコール消毒をして入館。昔の生活の体験や、ベカ船の乗船体験が中止になっています。「天鉄」の休憩スペースも、机椅子が撤去されお座敷に上がれないようになっています。昔遊びのおもちゃはほとんど設置されていませんでした。
■それでも楽しかった! 我が家に刺さったポイント
今回初めての入館だった我が家。梅雨時のお出かけ先に何となく立ち寄ったつもりが、その面白さに驚きました。幼児から、若い世代、大人まで楽しめるのでは!
①朝ドラのセット? 没入感がすごい「屋外展示場」
施設の中庭に忽然と現れる「屋外展示場」がこの施設の目玉!「漁師町としてもっとも活気に満ちあふれていた昭和27年ごろの浦安を再現」しているそう。(施設内チラシによる)どこを見回してもリアリティがスゴイのは、実際の建物をモデルにしたり、移築したりしているから。
筆者がもっとも興奮したのは「たばこ屋」。大正15年の建築物を移築したものだそう。商品や生活雑貨など、ディティールが細かい!
中に入ると、まるで朝ドラの世界。娘が主人公に見える…。
路地に輪投げが出ていました。ただ遊んでいるだけでタイムスリップしたようですね。
他にも三軒長屋(県有形文化財!)の駄菓子屋でお菓子が買えたり、小説「青べか物語」のワンシーンを再現した天ぷら屋さんがあったり…。見どころ、楽しみどころが盛り沢山でした。
②屋内の「テーマ展示室」もあなどれない
屋内の展示も凝っていて面白いです。魚が泳いでいたり、ベカ船の製作をしていたり…。博物館のコンセプトのひとつ「生きている博物館」と言うのがよく伝わります。中でも我が家のお気に入りをご紹介します。
「あ!これ『青べか物語』のやつ!」と筆者だけ興奮した貝剥きの道具の展示。「青べか物語」は読みやすいし面白いですよ。博物館隣りの中央図書館でも借りられます。
娘がくぎづけになっていた「ことばの収蔵庫」。何種類かあるボタンを押すと、3つの画面にそれぞれご老人が現れ、浦安弁で昔話に花を咲かせます。側から見るとシュール。
③深く知ると100倍面白くなる 浦安の歴史的背景
展示の終盤、町の歴史を講談師が語る「浦安亭」でも紹介されることですが…この郷土博物館で保存しようとしている「かつての漁師町」の姿は、公害事件等による漁場の汚染により失われたものです。豊かな漁場だった干潟は、もはや再起が難しいとされ埋め立てられ、やがて多くの人を呼び込む今の町の姿になりました。
当時は住民の半数以上が漁業に携わっていたと言う浦安の人々が、どんな思いでその生活を手放し、前進してきたかと思うと胸が打たれます。その失われた暮らしのかけらがこの博物館に持ち寄られ、また人の交流が生まれていることは歴史的にも意義深いと言えるのではないでしょうか。
■感想 町を知ると暮らしは豊かになる
転勤でいくつかの町に住んで感じますが、町の歴史を知ると、愛着が深まりますし、生活の中にも理解が広がって面白いです! 特に体験を重視したこの施設では、子ども達にもわかりやすい点が良いですね。情報が盛り沢山の郷土博物館、まだまだ発見も多そう。子ども達と一緒に長く通っていきたいです。
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郷土博物館、べか舟、焼玉エンジン | 浦安市郷土博物館 | 日本 (wixsite.com)
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