浦安ってこんな街!
3.82019
今年で20回目『浦安ブライトンホテル東京ベイ』のシェフが教える調理実習イベントに潜入!【卒業間近の小学6年生スペシャルプログラム】
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2000年から始まり、今年で20回目を迎えるこの調理実習は、毎年卒業前の恒例行事として、浦安市立美浜南小学校の6年生の児童が心待ちにしているイベントに、今年も潜入取材をしてきました。なんとこれまで調理実習に参加された児童は述べ1000名を超えているんだとか! 調理方法はもちろん、「食」についての知識、関心を向上させることをモットーに、食べ物が食卓に並ぶまでのプロセスを五感で体験し、食を楽しんでもらおうと20年も続いている卒業イベントです。
取材に伺ったこの日は2月の寒~い日。2日間にわたり行われる調理実習の最終日は6年2組の実習です。家庭課室に入ると、黒板に可愛くメニューが書いてあります。生徒さんはシェフハットをかぶってお待ちかねの調理実習。司会の挨拶から始まり、美浜南小学校 蓮尾校長先生から「皆さんは今日は何を持って挑みますか? プロの方から学べることがたくさんあります。ただ、調理実習をするのではなく、働くことの秘密を探ってみてください!」とご挨拶。生徒の皆さん、真剣に校長先生の話に聞き入ります。
そして、浦安ブライトンホテル東京ベイ、総料理長の福岡シェフのご挨拶に続き、副料理長の篠崎シェフが『食育』についてお話を。『五味五感』について、五味は『苦い・酸っぱい・甘い・しょっぱい・辛い』五感は『視覚、嗅覚、触感、聴覚、味覚』。料理はこの五味五感が大事だという篠崎シェフ。子どもたちも真剣。そして何よりも大切なのが『チームワーク』。と、周りの保護者の方もうなずきます。また「ブライトンホテルで食事をしたことのある人!」の問いに、ほとんどの子どもたちが手を上げていました。さすが近所♪
料理の説明とデモンストレーション
本日のメニューは、『鮭のガレット タルタルソース添え』と『彩り野菜とパスタの具いっぱいの食べるスープ』。篠崎シェフの周りに子どもたちが集まり、一番時間がかかるスープから作っていきます。おうちでお料理をする子もちらほらといるようです。まず包丁の使い方から、左手の甲はまな板に着くように、と篠崎シェフ。スープの野菜を同じ大きさに切っていき、デモンストレーションは続きます。
そして、『鮭のガレット タルタルソース添え』にとりかかります。ここで、ノルウェーサーモン丸まる一尾の登場に、子ども達から絶叫にも似た歓声が! 少し怖がっている様子のお子さんも。
大きな魚にビックリした様子でしたが、とてもいい機会。これぞ『食育』! さすがに自宅で大きなサーモンをさばくことはないですよね、調理実習ならではの体験です。切り目を入れる瞬間も「うわー」「キャー」とあちらこちらで声が飛びかい、篠崎シェフが三枚のだいみょうおろしを手際良くおろしていきます。見慣れた赤い身の姿に落ち着いてきた生徒さん達。
続いてはマヨネーズ作り。私達がいつも使っているマヨネーズも加工食品。これを一から自家製のタルタルソースを作ります。「油は少しずつ入れて、とにかく混ぜる! いっぺんに油を入れないで、少しずつ入れていくのがポイントです。それからさっき言った『五味』も感じてみてください。五味が揃うと旨みに変化していきます」と篠崎シェフ。
タルタルソースを作り終え、後は盛り付けです。シェフが盛りつけたお皿に、子どもたちも『キレイ~! 食べた―い!』と拍手とともに歓声が上がります。
実習スタート♪
シェフのデモンストレーションをふまえ、用意していたレシピを元に、いざ料理開始! 保護者の方やホテルスタッフの方が各班に1名ずつ入ります。「まず何からしよう…」と悩んでいる班も見受けられましたが、一人動き出せばそれに続いてみんなが積極的に調理を始めます。
篠崎シェフのレクチャーを受け、包丁を持つ手も上手! とはいえ大人がしっかり見守ります。同じ大きさに切るのは意外に「難しい!」と言いながら切っている子も多く見受けられました。鍋からオリーブオイルにニンニク、ベーコンの美味しそうな香りが教室中に漂いますが、子どもたちは夢中で次から次へ、テンポよく進んでいきます。
どの工程も大変な様子ではありましたが、このマヨネーズ作りは根気との勝負! ほとんどの班で、男の子が活躍していました。腕が痛い…との声も上がりましたが、そこは男の子、しっかり最後まで混ぜ続けていました。また味付けも難しいようで、見た目も各班違ったタルタルソースが完成です。
そして女の子も男の子も盛り付けへと進みます。篠崎シェフから、「みんなそれぞれの盛り付けを表現して下さい」のとおり、みんなステキな盛り付け、ホテルで出てきそうな一皿ですね。ソースの盛り付けも一工夫♪
そして作り終えた班から、キレイに飾られた図工室にお料理を持って移動。外を見るとなんと雪が! 朝から集中して作業に取り組んでいた生徒達、このシーズン最後の雪と、みんなで作った調理実習は6年間の一つの思い出となるのかなと、想いにふけってしまいます。
各班ごとに、招いた先生や地域の方のお食事の準備もしながら、テーブルセッティング。このお皿も、カトラリーも浦安ブライトンホテル東京ベイのもの。本格的なフレンチが学べるとあって、とっても羨ましい!
『いただきます』会食スタート
生徒のみなさん、ホテルに行き慣れているとあってナイフフォークも使いこなしています。時間と手間をかけ、一から作ったお料理に生徒達も大満足の様子。口ぐちに「美味しい~!」と。作ったメニューはあっという間に完食し、給食お代りの争奪戦もすごく懐かしい一幕。そして意外に、家でも料理の手伝いをするという男の子たち。将来こうしたイベントで、コックやシェフとして教えているような光景が見られるかもしれませんね!
閉会式で感謝を伝える6年生
食事が終わり、浦安ブライトンホテル東京ベイの副総料理長・篠崎さんから『認定証』が贈られます。そして生徒から「とても楽しみにしていた調理実習、できるかどうかとても心配でしたが、みんなで協力して作り終えることができました」。とお礼の言葉と、『COSMOS』の歌のプレゼント。クラスのみんなで合唱です。素晴らしい歌声、心のこもった合唱に、教室中が感動に包まれました。6年間過ごしてきた日々の1つに、この日も刻まれていくと思うと筆者も心が打たれます。もう今月には卒業してしまう6年生、一生懸命学んだ6年間を胸に、新しいスタートを切り開いて行くことでしょう。生徒の皆さん、ホテルスタッフさん、お疲れさまでした!
浦安ブライトンホテル東京ベイ…浦安市美浜1-9 047-355-7777(代表)
現在、『浦安ブライトンホテル東京ベイ』では「お祝い」の時期にぴったりな、春に相応しいお料理を味わえます。詳しくはこちらをご覧ください!
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