浦安ってこんな街!
4.242025
「シニア世代が輝く街、浦安」年齢を重ねて、夢中になれる居場所がある―【浦安でゆうゆうライフvol.1】Pick up

浦安の魅力を取材する中で、「この街は人と人のつながりを大切にする場所だ」と改めて感じることが多くあります。なかでも、高齢者の地域活動の場として注目されているのが 「ベイシニア浦安」(浦安市老人クラブ連合会) です。昭和39年5月に設立された「ベイシニア浦安」は、当初4つのクラブ、会員数 565人でスタートしました。現在では48のクラブ、会員数は3080人を超える規模へと発展し、市民同士が手を取り合いやすい環境づくりを進めています。

「『ベイシニア浦安』は、60歳以上の方々が加入する団体で、楽しみながら健康寿命を延ばし、地域とつながりながら充実した日常を実感できる場所ですね」と語るのは、ベイシニア浦安 連合会会長 相原勇二さん。相原さんが浦安に越してきたのは昭和56年。当時から「浦安の人々は温かく、人間味にあふれている」と感じたそうで、その雰囲気は今も変わらないと話します。ベイシニア浦安の活動理念は 「延ばそう!健康寿命・貢献寿命、担おう!地域づくりを」。フレイル予防のためにスポーツ、健康体操、趣味のサークル活動など、心身を健やかに保つさまざまなプログラムが各クラブに用意されています。浦安市は転入者が多い地域ですが、「ベイシニア浦安」では 住む場所が変わっても、新しい仲間と一緒に活動を続けることが可能。自分の好きなクラブに加入できるため、趣味の幅が広がり、交友関係も広がるのが大きな魅力です。

これまで会員数は順調に増加していましたが、コロナ禍では一時的に減少したそうです。「1回目の緊急事態宣言では89名、その次は121名の会員が減少しました。フレイル予防を目的としているのに、外で体を動かすことができない…とてももどかしかったですね。外出制限が高齢者の健康にどう影響するのか、深く考えさせられる出来事でした」その後は感染対策を徹底しながら活動を再開し、会員数も回復。活気あふれる「ベイシニア浦安」は、これからもシニア世代の健康とつながりを支えていきます。「一人でも多くの元気な高齢者が増え、いつかはグループホームなどではなく、我々のクラブで過ごしてほしい。そして高齢者同士だけではなく、世代を超えたつながりをさらに深めていきたい」と話してくれた相原さん。生きがいを感じられる―高齢者の「やりたい!」を叶える活動が今後も増えていき、歳を重ねても孤独にならず、ポジティブな環境作りを団体の皆さんが作っていると思うと、そんな素敵な居場所がある浦安は、ますます魅力的な街だと感じますね。

※この内容は、フリーペーパー「ゆうゆう手帖」Vol.50号に掲載された内容です。
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