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【新しいお店、見つけた!】路地裏のオートロックを開ければ、そこは「大人の隠れ家」。”漁師町の娘”の目利きが光る、素材の味を大切にした逸品料理をいただきに|しんさだ

賑やかなメインロードの喧騒から逃れるように路地裏へ。目指す場所は路面店……ではなく、マンションの一階、オートロックの扉の向こう側。インターフォンを押し、少しの緊張感を抱きながら扉の先へ進むと、そこには温かなオレンジ色の灯が。

揺れる暖簾をくぐった先に広がるのは、洗練されつつもどこか懐かしい和モダンな空間。「おかえりなさい」そんな声が今にも聞こえてきそうな場所――ここが「しんさだ」です。

お店を切り盛りするのは、女将の醍醐(だいご)尚子さん。お祖父様が漁師、ご両親も築地の卸業という環境で育った根っからの浦安っ子です。

実は「しんさだ」、以前は浦安メトロセンター内にあり、大きな提灯を目印に、旬の肴と美味しいお酒を求める地元の常連客で連日賑わう人気店でした。しかし、再開発を機に一度暖簾を下ろすことに。その後、ここ北栄を新たな拠点として再出発を果たします。

「しんさだ」の名前の由来は?と伺うと、そこには特別な想いが詰まっていました。「漁師だった実家の屋号『新定(しんさだ)』を引き継ぎ、開業前にお世話になった『新助』の”しん”の字を重ねたんです。大変な時期もあったけれど、かけがえのない名前だからこそ、お店を閉めるという選択肢は無かったですね」家族の歴史と自身の歩み――その両方にしっかりと筋を通した名付けは、醍醐さんの誠実さをそのまま表しています。

そんな醍醐さんが作る料理は、化学調味料を使わない「無化調」が特徴。女性ならではの繊細さに加え、素材本来の味を大切にする”漁師町の娘”としての目利きが光ります。

「化学調味料を使わないからこそ、素材のごまかしが効かないんです」との言葉通り、素材選びには一切妥協しません。早朝から豊洲市場へ足を運び、自身の目で食材を吟味。全ての料理のベースとなる出汁は、昆布と鰹から丁寧に引く毎日です。

素材の味を生かしたシンプルな味付け。けれど、「お酒がすすむの。本当に美味しくて!」とお客さんが口をそろえて語るこの一言が、丁寧な調理と素材へのこだわり、醍醐さんの料理に対する”真面目さ”を物語っています。

カウンター越しに包丁を握る醍醐さんの姿は、まさに粋!漁師町譲りの潔さと、凛とした格好良さ――その佇まいには、思わず魅入ってしまう瞬間も。一方で「入っていいの?なんて聞かれる店構えですが、もちろん、どなたでも大歓迎ですよ!」と茶目っ気たっぷりに笑う醍醐さん。そんな醍醐さんと交わす何気ない会話もまた、「しんさだ」の隠し味です。インターフォンの先にあるのは格式ばった料亭ではなく、一人の女性が守り抜いた屋号と、正直な料理たち。誰もを温かく包み込む「浦安のホーム」が、今夜も静かに灯っています。

しんさだ
浦安市北栄1-1-23MAISON SA XV102
★マンションオートロックにつき「102」を押してください
047-380-2446
17:00~23:00
日曜定休、第2・第4月曜休み
Instagram:@shinsada2014
※お支払いは現金のみとさせていただきます

※この内容は、フリーペーパー「浦安に住みたい!」2026年03-04月号に掲載された内容です。
※フリーペーパーに掲載されている日程が変更になる場合があります。最新情報はそれぞれの店舗・主催者にご確認ください。


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