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【浦安に住みたい!⑥】「明海祭で浦安の人たちと出会って、浦安で起業を決めました。新浦安駅前でマルシェをぜひやりたい!」―COMMUN代表・橋本さん

「浦安に住みたい!」を叶えた人たちの生の声をお届けする連載企画【浦安に住みたい!】。第6弾は、明海大学の学生時代からローカルに着目し、企業に向けて着々と準備を進めているCOMMUN代表・橋本さんです! 大学で初めて浦安との接点が出来たという橋本さんが、「浦安を盛り上げる会社をやりたい」と思うようになったキッカケとは? インタビューしてきました☆

明海大学の学祭をキッカケに、浦安のお店や人と関わるように

神奈川県出身の橋本さん。高校生の頃、さびれた温泉街を再生させた人物の特集をテレビで観てから地域活性に興味を持ち、観光学を学ぼうと明海大学ホスピタリティ・ツーリズム学部へ進学します。「初めて新浦安駅を降りたときは、何もない街だなっていうのが率直な印象でした。情報量が少ないというか、人の動きが見えないというか…。大学生のときは一人暮らしをする余裕が無かったので、神奈川の実家から新浦安まで通っていました」

ホスピタリティ・ツーリズム学部で学ぶのは、「おもてなしと観光」。大学で学び進めるうちに、なんとなく「自分のやりたいことと違う」という印象がぬぐえなかったという橋本さん。「地域活性をやりたいという思いは変わらなかったのですが、もっとモノを運営するプラットフォームに触れたいと思った。それで、学園祭の実行委員に手を出したんです」。2年目で学祭実行委員の副委員長を務め、3年目には委員長を任されます。「やれる人がいないからお願いだ、と先生たちに頼み込まれたんです。委員長を引き受ける交換条件で『やりたいことをやらせてくれるならいいですよ』と言ったら、やらせてくれることになって。これまで学祭の運営――具体的には業者の選定やお金の流れ、企画などを見ていて、『もっとこうしたらいいのに』と感じていた部分がたくさんあったので、自分の代では一新しようと。OBの先輩たちの力も借りながら、コツコツ作っていきました」

橋本さんが委員長として企画した2019年の「明海祭」では、模擬店だけでなく「普段チェーン店の利用に偏りがちな学生たちにローカルを楽しんでもらおう」と、浦安や市川など地元のお店に出店依頼を行ないました(過去記事はこちら)。「この時に、北栄の『ウラヤスマーケッツ』さんをはじめ、たくさんの地元の方々との出会いがありました。皆さんには本当にお世話になったし刺激を受けたし、たくさんチャレンジさせてもらった。このあたりから、いろんなものを見たり経験したりしたときに『浦安だったらこうできるかも』『浦安でこれやったら絶対面白いな!』とか、思考が浦安ベースになっていきました」

実績を作り、経験を積んだ学生時代。就活ではなく起業の道へ

2019年の学祭の成功の後、大学でローカルに触れる機会を定期的に作りたいと、橋本さん主導で『MEIKAI COMMUNE VILLAGE』を創設。コロナ禍で一度途切れたものの2022年から復活し、月に1度、キッチンカーを呼んだりアクティビティを作ったり、テントを張って憩いのスペースを設けたり…学生はもちろん、近隣にお勤めの方や近所にお住まいのママたちもよく訪れていました。

そんな大学をベースにした活動の傍ら、橋本さんは「地域活性」というフレーズに導かれ、北海道から九州まで全国へ顔を出すように。様々な企業や自治体、地域活性の現場でもがく人たちと関わりながら、着実に経験を積み上げていきます。「面白そう!と思ったら首を突っ込む、それを繰り返してたら大変なことになっちゃいました(笑)。交通費自腹のところもあったから、バイトして飛行機代稼いだり。自分でも何やってんだろ?って思うこともあったけど、この時にしかできない経験でしたね」

そして就職活動。これまでの経験を活かして「地域活性」に携われる職業というのはなかなか探すのが難しく、納得のいく職場に巡り合えなかったと橋本さん。「これまでにもたくさんの社会人の方々と関わってきました。でも就活では、やっていることに共感しても波長が合わなかったり、面接官に疑問を抱いてしまったり…自分自身けっこうこじらせているからか、一筋縄ではいかなくて(笑)。それなら、今までお世話になった浦安の人たちと一緒に仕事がしたい。幸いにも『一緒に仕事しようよ』『これ手伝ってよ』と誘ってくれる人たちもいたので、それなら浦安を盛り上げていくような会社を作りたい!と思ったんです。安定はしないかもしれないけど、まぁ生きていけるならとりあえずやってみるか!って」

浦安での家探し

卒業と同時に起業。しかも浦安を拠点にしたい。ということで、まず探したのは住む場所でした。「今までは通学定期があったんですが、これからも実家のある神奈川から浦安まで片道2時間かけて通うのはちょっと厳しい。時間ももったいないですし、終電を気にしなければならないのも嫌だったので、もうこのエリアに住もうと決めたんです。ただ、卒業間際で就職先も決まっていない=ほぼ無無職だし、不動産屋さんから門前払いされるだろうな…という懸念はありました。でも最初に相談した明和地所さんがなんとかねじ込んでくださって(笑)、ワンルームを借りることができました」

今年の4月に引っ越してきて、2か月ちょっと。初めての一人暮らし、そして浦安での生活はどうですか?「もともと自転車が好きでよく乗るんですけど、こっちへ来てからは日常的に自転車で移動できるのでとっても楽しい! 神奈川は坂ばっかりなので、それに比べると断然走りやすいですしどこへでも行けますね。やっぱり浦安を楽しむには自転車は必須だなと思います」

浦安ならではの魅力を活かしたイベントやマルシェを開催したい!

新浦安駅前マルシェの様子(2020年撮影)

これから橋本さんが浦安でやっていきたいことを教えていただきました。「今ある浦安の魅力を活かした小規模のイベントやマルシェをやりたいですね。今、マルシェの運営会社でも業務委託で働いているので、ノウハウもあります。浦安でやるならただのマルシェじゃなくて、ちょっと日常が豊かになるような浦安ならではのコンテンツを盛り込みたい。例えば先ほど話に出た自転車も、カルチャー化してママチャリに乗る主婦の方も子どももみんなで楽しめたらいいし、浦安は海も川もあるから釣りなんかも魅力的なコンテンツですよね。地元の方々が楽しむのはもちろん、ディズニー目当てで市外から来た方に『浦安ってそんなに面白い街なの!?連泊しなきゃ!』って思ってもらいたいなと」。新浦安駅前マルシェが閉鎖になってから早1年。もしそんな浦安ならではのマルシェが開催できたら、絶対楽しいだろうな♡ 浦安市の偉い人たち、ぜひ検討してみてください!(届け~!)

橋本さんの新会社「COMMUN」は、今までのつながりのある方々や先輩たちの力添えもあり、現在法人立ち上げの真っ最中。きっとこれから浦安で橋本さんや「COMMUN」を見かける機会も増えるのではないでしょうか。未来を担う20代の若者の挑戦、応援します!

【浦安に住みたい!】バックナンバー
・【浦安に住みたい!①】「街が明るくて、人が温かい。東京近郊で家探しをする友達がいたら、絶対浦安を勧めます!」―ヤマグチクレープ新浦安店・ユイさん
・【浦安に住みたい!②】「お店の人と話すと、どんどん街とつながる! 浦安の好きなところを、これからも発信していきたい」―市民ライター・しらたまさん
・【浦安に住みたい!③】「子どもに対する寛容な雰囲気、安全面、治安の良さ…子育てするなら絶対浦安です!」—麺屋土竜・新福さん【浦安市】
・【浦安に住みたい!④】「海が見えて、ハワイみたいな開放感。浦安に住むことは私にとってプライスレス」—エステサロンAKAHAIオーナー・Yumiさん【浦安市】
・【浦安に住みたい!⑤】「浦安って、ただ街を歩いているだけで『なんかいいことが始まりそう』って思えるんです!」—歌手の卵・あかりさん【浦安市】

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