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【パン屋激戦区エリア】専業主婦から一転、ホテルパンに魅了をされ続けて23年間、今日も朝からパンを焼き続けています!

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浦安市の中町、弁天。昭和39年頃からはじまった海面埋立事業により新しく誕生したエリアは細かな街の設計とともに、次々に閑静な住宅街が広がりを見せていきました。戸建てが多く空も広く感じられ、子どもたちの声が響くホッとする街。そんな弁天ですが、実はパン屋激戦区なことを知っていましたか?! このエリアにあるパン屋さん、どこのお店も美味しいと評判のパン屋さんばかりなんです。その中で今回ご紹介するのが「隠れ家」の名に相応しい『カーニバル』さんへ伺ってきました!


訪れたのは土曜日の午前中。この日近隣の学校では運動会が行われていたので、「午前中ならいつもよりお話しできるかも」と、お忙しい中取材に応じてくれた奥様。お店前に到着するとパンの焼き立ての匂いが~。すでに店内にはお客様が入れ替わり立ち代わり。こちらの店内はご自宅を改装しており、店内といってもお客は一人は入れるくらい。買ったら出る、という具合に次から次へとお客様が入れ替わっていきます。ここが住宅街だということが不思議なくらい、どこからともなく来店客がいらっしゃっていました。

 

50歳からのスタート!

こちらのお店なんとオープンは1997年。23年前ですって! こんなにも長い長寿店とは! 「いえいえ、まだうちなんかはそれほどですよ~。」と笑顔で謙遜される奥様はチャーミングなママさん。パン職人というと男性のイメージでしたが、ママがパン屋さんって珍しいですよね?
(奥様)「そう? 実はこのお店を始めたのは50歳の時なんです。実はずっとホテルパンやドイツパンに憧れていたんです。お店をやる前には、パン学校に通っていて、舞浜のホテルでもパン焼きの修行を兼ねて働いていたんです。やっぱりパンが好きだから、そのうちお店としてオープンして、なんだかんだあっという間に23年が経ちましたね。今は娘とレシピを考えながら毎朝パンを焼いています。」

娘さんと一緒にパン作りができるって、なんだか幸せ! 専業主婦の傍らパン焼きの修行をされ、自分のお店までオープンするって、中々できることじゃないですよね。自分の50歳はどうなっているのだろう…とふと頭によぎりましたが、サラリーマンをリタイアされた旦那様も一緒に、奥様は朝からパンを焼いています。『パンが好き』23年たってもその思いは色褪せることなく、ご近所のお客さまから、隣町からも来てくれるお客さまもいらっしゃるのだとか。
 
お店の外にはテラスが用意されており、カラフルなお花もいい香りが漂っています。取材中、「何の取材なの? このお庭も素敵でしょ?」と声をかけてくださるお客さま達。「私は20年もこちらに通っているのよ。うちは家族が多くて、いつもパンを置いていないとだめなのよ。私もハードパンが好きだから今日もたくさん買ったわ! まるでうちのライフライン(笑) 美味しいからぜひ食べてみて! クリスマスにはヘクセンハウスもあったりして季節を楽しめるのよ!」と、こうした会話ができるお店って素敵じゃないですか~!? パンの匂いも、お庭の雰囲気も、中に入れば奥様の可愛らしい笑顔とパンへの愛情。ただでさえ感じていた温かな気持ちがより一層ほっこりしてあったかい!

食パンもハードパンも♡

 
カーニバルさんの人気のパンは食パンとのこと。なんだか見た目が大きい? 
(奥様)「そうそう、食パンは3斤なのよ。今は2斤の食パンが多いけれど昔は3斤で出しているところが多かったの、うちはその名残りで3斤で焼いているんです。1斤でもお出ししていますよ。」
確かに2斤の食パンを見かけるのでそれがスタンダードだと思っていました。昔ながらのパン屋さんと言いたいところですが、最近では奥様はインスタグラムにパンの情報を投稿しているのだとか。ご自身で写真を撮り投稿されています。インスタグラムでも色とりどりのパンは食欲を増しますよ~! ぜひチェックしてみてください。https://www.instagram.com/pancarnival/


そして土曜日には色鮮やかなサンドウィッチ系のパンを作っているのだとか。
(奥様)「土曜日は種類を多めに作りますが、数は少ないので午前中にいらっしゃる方がいいかも。固めのパンには食べ応えのある具材を、パン生地によって、季節によってもバランスを考えながらレシピを変えています。」

土曜日の午前中はたくさんの方がいらっしゃっていました。確かにパンの種類が多いことにビックリ! 奥様は昔からハード系のパンがお好きだとのことで、ハードパンも種類が豊富! ライムギパンや、一人用としてもいただける大きさのもの、フランスパンクーペ、グラハムパンなどなど、テーブルパンとしてもこのままでも、無添加の国産小麦を使用したパンは優しい味わい! なんだか自分も優しくなれる予感だから不思議♡

また、お客さまにも定評のある、シーズンのパンやお菓子も用意されているので、季節の移り変わりを楽しめます。ちょうどこの日はハロウィーンとあって、カボチャのサンドウィッチやカボチャのチーズケーキ、ジャック・オー・ランタンのクッキーなどなど、イベントを彩ってくれるのも嬉しいですよね。クリスマス時期のヘクセンハウスも楽しみです!

大人が好きなパンだけでなくお子さんもワクワクしますねっ! 特に土曜日は種類が豊富なので、売り切れる前に伺ってみてください。こちらは住宅街なので、お散歩ついでや自転車などで行かれることをお勧めします! また近くにはライフガーデンもあるので、立ち寄った際にはぜひとも『カーニバル』さんのパンとお気に入りの飲み物で温まってみてくださいね☆


ご近所の方々やお客さま支えてくれたと、店内にはお客さまが描いたという水彩画が飾られていました。専業主婦から一転、これだけの情熱を続けて今もなお沢山の方々に愛され続けているパン屋さん。「このコロナ禍でも震災後でも支えてくださることに感謝しています。これからも『カーニバルスタイル』でパンを焼いていきます」と少々照れながらもお話いただきました。お忙しいのに取材も受けてくださりありがとうございました! 

パン工房 CARNIVAL(カーニバル)
浦安市弁天2丁目
047-352-8506
営業時間:9:30~18:30(なくなり次第終了です)
定休日:水・日・祝日
アクセス:新浦安駅よりバス2系統で弁天第二下車徒歩4分

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