今回【globalうらやす】にご登場頂いたのは、浦安・明海地区にお住まいのカレン・ダルダさん。眩しいブロンドヘアに青い瞳が印象的なカレンさん。お話しされる言葉はとても流暢な日本語！

――日本語がとてもお上手ですね！
「そうですか！ ありがとうございます。でも実は英語の方がもっと上手ですよ」。笑いのセンスも抜群です。

カレンさんが来日されたのは28年前。母国オーストラリアの大学を卒業されたあと、英語教師として群馬、熊本にいらしたのが初めての日本体験。その後、オーストラリアに一時帰国されたあと、今度は宣教師として神戸、名古屋、広島へ。

――道理で日本語がお上手なのですね！浦安に来られたのはいつですか？
「震災の翌年、2012年です。浦安の新町地区にプロテスタントの教会をつくる準備をするために来ました」

いま現在は明海地区にあるめぐみ教会に宣教師として務められ、望海の街で開催されている社会福祉協議会主催の赤ちゃんサロンや、教会主催のボランティア活動等で地域と深く関わっておられます。

「浦安はとても住みやすい街ですね。都会でもないし、かといって郊外でもない。2つの良い面を兼ね備えています。明海地区には幼稚園、小中学校、大学まであって、お買い物にも困らない。生活空間がギュッと濃縮されています。出かけるときにも車が要りませんし」。故郷のオーストラリアでは外出時、車がないことは考えられないと言います。確かに！ オーストラリアは広大な土地ですものね！「浦安は人と人との距離も近く、とても温かく感じられます。また、深夜まで戸外が明るく、夜道を安全に歩くことができるというのもすごいと思います」

テーマパークが近くにあり、公園のように頻繁に利用している人が大勢いて非常に驚いたというカレンさん。「地方に行くと、テーマパークに憧れてはいるけれど実際には一度も行ったことがないという人が大勢います。浦安の子どもたちは贅沢だと思います」

――日本に来て驚かれたこと、他にもありますか？
「銭湯です！ 他人と一緒に入浴する習慣はオーストラリアにはないので抵抗がありました…。今はすっかり慣れましたよ！ 温泉大好きです」日本の好きなところは、四季がはっきりしていて、その季節限定の“旬の味覚”があるところだそうです。「“初物”という風習も楽しいですよね。オーストラリアにはありません」

カレンさん、お料理もたいへんお上手です。母国オーストラリアのお料理はもちろん、和食もお好きでよくつくられます。カレンさんのご自宅を拝見して驚いたのは書庫に並んでいるのがほとんど日本語で書かれた書物であるというところ。日本のコミックも大量に発見しました！「マンガ大好きなんです！日本語の勉強にもなりますし、純粋に面白いです」

好きなマンガ家は手塚治虫さんと浦沢直樹さん。いちばん好きなコミックはブッダとキリストを描いた「聖おにいさん」なのだとか。和の文化からサブカルチャーまで！ 日本の歴史と文化に深く精通し､知れば知るほど奥深いカレンさん。興味深いおはなしはまだまだつづくのですが、今回はこのあたりで…。

8月6日に開催された明海の丘祭りでは、めぐみ教会スタッフ手作りのクッキーの売り子さんをされていたカレンさんをキャッチ！ 炎天下でしたが、弾けるようなスマイルで応対してくださいました！

一ヶ100円でとってもお手頃。私も購入させて頂きましたが、自然な味わいでほっこり美味。毎年出店されているそうなので、今年買い損ねてしまったという方、来年はぜひ！

浦安の街に深く馴染んでいらっしゃるカレンさん。市内で開催される各種イベントで、あなたも笑顔の素敵なカレンさんにお目にかかる機会があるかも？

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