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【東京ベイシティバス潜入記⑤】まるでバスのお医者さん!千鳥工場で整備士さんのお仕事拝見♪【浦安市】

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連載でお届けしています【東京ベイシティバス潜入記】。第五回目は、バスの整備工場へ潜入してきました! 千鳥車庫内には、同時に3台のバスを整備できる大きな整備工場があります。毎日走っているバスの定期点検はもちろん、修理対応や突発的な故障にも昼夜問わず現場に駆け付ける…バスの安全・安心な運行を支える縁の下の力持ちです。今回は、千鳥車庫内にある京成自動車整備株式会社千鳥工場の工場長・前田さんにお話を伺ってきました!

路線バスは45日ごと、高速バスは30日ごとに行われる「定期点検」

こちらが千鳥車庫内にある整備工場。この日は定期点検として高速バス・路線バスの新車が整備されていました。ここでは最大3台が同時に整備可能です。

向かって左側の整備場では、大型バスを太い2本の柱でリフトアップすることができます。バスの大きな車体が持ち上がる様は圧巻の眺め…! てっきり車体の下に潜り込んで作業するのかと思っていました。「こうして持ち上げることで整備士の負担を軽くし、作業効率を上げているんです」と前田工場長。

バスの定期点検は通常3か月ごとと法律で定められています。ですが、京成グループでは路線バスは45日ごと、高速バスは30日ごとに定期点検をしています。一般車の車検が1年ごとですから、かなり頻繁に点検を行なっているのがわかりますよね。東京ベイシティバスの路線バスとおさんぽバスで運行している車両は現在112両、それを45日に一度点検する…となると、1日に平均3~4台は定期点検をしているのだそう!

一回の点検では2時間ほどかけて、車体をじっくり見ていきます。特によく見るのはタイヤ回りエンジン部分。車軸の部分、タイヤの損耗状態の確認と必要であれば交換をします。タイヤは1つ100kgあるんですが、これを整備士さんお一人で軽々移動させているからすごいですよね…! ホイールのボルトも機械で締めたあと、2人がかりでさらに締めていきます。

「一番気を配るのはベルト類。エンジン回りの駆動系の部分、ここに使われているベルトは重点的に見て、亀裂等があれば即交換します。消耗が激しい部分ですね」。ベルトに関しては、1年に一度は取り換えているのだそう。「やはり一番避けたいのが路上故障。パンクなどの予期しない故障もありますが、可能な限り路上故障がないように整備をしています」

ちなみに…工場の奥の倉庫には、バス車体に使われる様々な部品が所狭しと置いてあります。同じ車種でも型式によって使っている部品が変わるため、同じように見えてもちょっとずつ形の違う部品も多いのだそう。タイヤも新品のものだけでなく、摩耗したトレッドゴムだけを貼り替えて再使用する「リトレッド」と呼ばれるタイヤも、環境に配慮するために使用しています。

その他ブレーキ、バッテリー、ランプ、バス車内のシートベルトや車椅子固定器具、非常用扉なども一つひとつ点検していきます。これはまさしく、バスの「健康診断」ですね。

最先端の技術も使いながら、故障に対応する

毎日毎日、たくさんのお客様を乗せてフル稼働しているバス。定期点検のほかにも、運転士さんから「いつもと違う音がする」「ちょっと見てほしい…」と急遽整備工場に持ち込まれるバスもあります。緊急の場合は、整備士さん自ら現場まで駆け付けることも。「現場と言っても、千鳥工場の場合は遠くても浦安市内なので、まだ比較的恵まれているかなと思いますね」と前田工場長。帰宅していても急遽呼び出しがかかることもあるため、最終バスの運行が終わってからお酒を飲むという整備士さんもいらっしゃるのだそう。

最近では車のIT化が進んでおり、タブレットを繋いで故障診断をするんですって! 「今の車っていろんな電子部品やセンサーを使っているので、20年前には絶対になかったタイプの故障が起きます。常に知識をアップデートして、メーカーさんやディーラーさんとも情報交換したりしながら、その電気部品がどういった動きをしているのかを頭の中に入れておかないと、なんで壊れてるのかがわからなくなってしまう」。整備士さんも常に学び続ける必要があるんですね。

このタブレットは「バスとお話するための機械」。定期点検でも使いますが、運転士さんが「運転席のチェックランプ(異常を知らせるランプ)が点いているんですが…」とバスを運んできたときに使うパターンが多いと言います。このタブレット、異常がなければ「異常なし」、故障があると「故障コード」で異常個所を教えてくれます。その異常箇所を見て、次の運行に支障がないかを判断するのも、整備士さんの仕事。毎日走る路線バスから引退するタイミングも、整備士さんが判断します。

まるでバスのお医者さん。これからもよろしくお願いします!

千鳥工場で働く整備士の皆さん。一番右が前田工場長です。

365日働き続けるバスと、その安全・安心な運行を支える整備士さん。千鳥工場には現在5名の整備士さんが在籍しています。定期点検や何かあったときの修理、路上での突然の故障も…運転士さんみんなが頼りにしている整備士さんは、まるでバスのお医者さんのような存在。私たちが日々安心してバスに乗れるのは、整備士さんたちの確実な仕事があってこそなんですね。前田工場長、お忙しい中ありがとうございました!

ちなみに…バスの洗車は運転士さんがやっています

春といえば、花粉や黄砂、空気中にいろんなモノが飛ぶ季節。…そんな春でも、埃まみれのバスってあんまり見ませんよね。それもそのはず、高速バスは1日1回、路線バスも1~2日に1回洗車をしているんですって! 運行前や空いた時間に手際よく済ませる運転士さんが多いのだそう。

バス用の洗車機は整備工場の隣にあります。スイッチを入れると、あとは乗用車の洗車と同じように水とブラシでぐるぐると洗ってくれるというわけ♪ 乗用車に比べて車体が大きいので、1台まるっと洗うのに5分ほどかかります。

洗車が終わると、隣に移動して運転士さん自ら水切りをします。これをやらないと、窓に水滴がついたままになってしまい、見た目がよろしくないのだとか…。隅々まで拭き上げるきれい好きな運転士さんも多いのだそう。普段何気なく乗っているバスですが、私たちの知らないところでキレイに掃除してくれているから、毎日気持ちよく乗ることができるんですね。

【東京ベイシティバス潜入記】が始まってからというもの、何度も千鳥車庫へ足を運び、バスにまつわるお仕事をしている皆さんとお話をしているうちに、なんだか私までバスが愛おしく思えてきました…♡ 次回はバス車内の安全装置について、詳しく教えていただきます。乞うご期待!

【東京ベイシティバス潜入記】バックナンバー
・【東京ベイシティバス潜入記①】「千鳥車庫」って行ったことある? たくさんのバスと運転士さんたちがいる、東京ベイシティバスの本拠地に突撃してきた!
・【東京ベイシティバス潜入記②】運転士ってどんな人?1日はどんな感じ?若手運転士さんにインタビューしてきた!
・【東京ベイシティバス潜入記③】何歳でも、未経験でも!「好きを仕事にしたい」と挑戦したママさん運転士にインタビュー♪
・【東京ベイシティバス潜入記④】安全・安心な公共交通のために。千鳥車庫の保坂営業所長にインタビュー!【浦安市】

東京ベイシティバス…https://www.baycity-bus.co.jp/

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