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一部中学生部活に男子バスケ部がないって本当? 学校部活との共存を目指し浦安バスケチームU15「浦安SEAGULL」学校部活との共存へ。

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バスケと言えば男女問わず「かっこいい~!」が共通ワードででるくらい花形イメージでかっこいい! という言葉がぴったりなスポーツ。「スラム○ンク」を読み通した世代の私たちにとってみたら部活にバスケ部がないなんてありえないですよね。しかし一部の学校では少子化に伴い、子ども達の部活離れや教員の働き方改革などで部活動の見直しがされています。そしてここ浦安の中学校でも例外ではないと教えてくれたのが、市内でU15のバスケットボールクラブチームの育成事業に汗を流している代表の石井真維さんです。

(左)U15育成事業 理事、シーガル代表 石井 真維さん
(右)浦安市バスケットボール協会 会長 阿部 信之さん

バスケをできる環境がない!

中学校から部活を始める子ども達も多い中、廃部してしまった中学校が浦安にもあるのだそう。「バスケをやりたいけどできない…」という声から知人を通した子ども達から指導をするようになったと話してくれました。石井さんご自身、小学校からバスケを始め、インターハイ出場の強豪高へ進学、その後大学でもバスケの道に進みますがケガをしてしまい断念。その後市川市で小学生バスケクラブチームでコーチとして指導する立場に。そうした経験から浦安でバスケ指導を始めたのが5年前だそうです。

(石井さん)「時代と共に子どもの数も減り、教員も少なくなっている現代では、部活を教える教員の働き方改革が進んでいます。そのため、今まであった部活ができない学校も存在しています。地域のチームでプレイしていた小学生は、自然の流れで中学で部活に所属することが一般的でしたが、市内でも廃部となっている中学校もあり、「バスケをやりたいけどできない…」という子ども達がいることに驚きとショックでした。どうして部活ができないんだろう…って。先生方も困惑している中、今過渡期にいると思います。当然時代の流れには逆らえませんが、何とかしなきゃっていう使命感というか、自分も学校の先生方やバスケの恩師に大変お世話になったこともあったし、浦安市バスケットボール協会の協力を得ながらやるしかないなって。」

「やっぱり部活や学生生活って、そこでしか感じられないものってあるんですよ。その時にしか感じられない感情や思い、本気で挑んだ挫折や成功体験も。特にバスケはチームでプレイすることで、他人を思う気持ちとか、スポーツ以外に学ぶことはたくさんあって、何なら技能よりも人間形成する上で必要なことを学べるのが中学生部活だと思っています。そうやって学んできた世代でもあるし、昭和っぽいと煙たがる人もいるけど、とにかく自分は子ども達にバスケを通して、技術も気持ちの面でも強くなってほしいと思っています。特にバスケは体当たりもする競技だし、当然ケガと向き合わなければならないので、身体も心も強くなければ戦えません。もちろんバスケを楽しむ気持ちは忘れてほしくないけど、やるなら真剣に教えたいですよね。

「U15育成事業」学校部活との共存

現在石井さんは浦安市バスケットボール協会の、U15浦安SEAGULL(シーガル)の男子クラブチームを引っ張る監督の他、U15育成事業として、学校部活との共存を目指し活動をしています。活気ある中学生ライフを求めるこどもたちのスポーツ環境を地域の方々とつくりあげていくため、現在浦安市バスケットボールU15育成事業種別は5つの教室を軸に開催されています。

【初心者教室】対象:小学生 ※低学年推奨

初心者向けの教室です。月2回バスケットで思いっきり身体を動かしましょう!ご希望の方へ市内協会所属U12チームをご紹介もいたします。

【小学校会場】対象:小学生高学年 ※チーム併用可

バスケット専門のスキルコーチが指導します。中学校でのバスケットを見据える選手大歓迎! 男子は浦安シーガル(練習生・候補生・レギュラー)入会を推奨します。

【小学校・中学校会場】対象:小学生5・6年 ※チーム併用可

小学校会場に加え、教育委員会と連携したバスケットボール教室に参加可能です。中学校会場では中学生と一緒に練習します。

【中学校会場】対象:小6~中学生 ※部活併用可

スキルアップを目指して練習します。引退後の3年生に対しても相談により参加可能となります。

【浦安SEAGULL】対象:小5~中学生(男子のみ)

現在は男子のみアカデミー会員希望者(JBA登録必須)でクラブ大会に出場しています。土日祝日は非公式のカップ戦や練習試合など多数設定しています。小学生は候補生・練習生としてミニバスと併用しながら事前に入会も可能です。チームワークを大切に強いチームづくりを目指して活動しています。

ということで、小学生も中学生も練習しているという会場へ伺ってきました!

取材に訪れると、生徒さん皆さん礼儀正しくてびっくり。「中でお待ちください」、と椅子のある場所まで案内してくれた中学生の生徒さん達。なんだかとても新鮮で、確かに学生時代の部活を思い出させるようで、とても感心しました。しかも生徒さん達めっちゃいるじゃないですか! 部活が学校にない子ども達や、もっとバスケをしたい!と思う子ども達がこんなにもいるなんて、めちゃくちゃ人気! 中学生だけでなく小学生も、予想以上に皆さんプレイヤーとしての迫力が本当にすごかったです。

そしてこの人数を束ねているのが、小柄な石井さんというからもっと驚き! こんなに小さな身体で体当たりしながら活躍してきた石井さんだからこそできるのかもしれませんが、そんな石井さんは小さなお子さんをお持ちのママさん。子育てをしながら浦安バスケの未来を考えているなんて…。家族の理解があるからできていることだと話します。すごっ~! とはいえ今いる子ども達に十分なバスケ教育が行き届けることができているのか、不安でもあると話す石井さん。他にも教えてくれる大人がもっと増えてくれるとありがたいと話します。審判だけでも、楽しく真剣に、バスケの良さを教えてくれる大人が増えるだけでもチーム自体のレベルアップはもちろん、より楽しいのではないかと考えるそう。「今はやっていなくても、昔バスケをやっていたママさんやパパさん、若い方々も、スキルは関係ないのでぜひ子ども達にバスケの魅力を伝えてほしいし、一緒にバスケを教えていきませんか?」と話してくれました。

(左)浦安市バスケットボール協会の阿部 信之会長
(右)湯目 俊明副会長

さらにこの日、浦安市バスケットボール協会の会長と副会長も練習を見に来ていました。「このクラブチームができた当時に比べると、今では機敏な動きにパワーがあるよね~。」と話してくれたのが阿部会長と、湯目副会長です。「ルールを知らなかった子ども達がこんなにも迫力あるプレーをしてくれているんだもん。本当すごいよ!」。とその力強さを感じるほどのクラブチームへと発展しているのだそう。その陰にはもちろん子ども達の練習と情熱、さらに石井さんの教える情熱があったからこそではないでしょうか。

一見すると可愛い女性の石井さんですが、練習が始まると目つきは鋭く、真剣なのが伺えます。子ども達もいい緊張感の中、練習している様子が伺えました。見ていると自分もやってみたい! と思うから不思議ですよね。やっぱりスポーツって良いし改めてバスケって格好いい~! と思わされた取材となりました。とても気さくでスポーツウーマンらしく清々しい人柄に加え、バスケに対する熱い想いが溢れる素敵な女性でした。

お子さんがバスケ好き!というお子さんを持つ親御さんや、さらにバスケをやってきた大人達も、ぜひとも見学や体験もできるそうなので気軽に問い合わせてみて!

U15 BASKETBALL ACADEMY
教室は市内各所学校体育館
お問い合わせはこちらから
seagull.bc.15@gmail.com  
ホームページはこちらから

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