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今年の冬は『世界に一つだけのクリスマスリースとお正月飾り』で、お花との“一期一会”を楽しんで。【cuccuma】

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季節はすっかり冬の装い。クリスマスやお正月に向けて、リースやお正月飾りの準備をはじめた方も多いのではないでしょうか。今年はいつもと違うリースやお正月飾りがほしい!そんな方にオススメのお店が、イクスピアリにあるプリザーブド&ドライフラワー専門店「cuccumaさん。作品はもちろんのこと、お店を切り盛りするお二人がとっても魅力的ですっかり虜になってしまったので、ご紹介させていただきます!

作品全てが手作り。世界にひとつだけの作品に出会える、小さなアトリエのようなお店。

店内に入ると個性豊かな様々な形の瓶に入ったドライフラワーボトル、人気のスワッグやブーケなどの他に、色とりどりのハーバリウムやアクセサリーとたくさんの作品が並んでいて、まるで森の中の小さなアトリエを訪れたような気分に。

色鮮やかな作品に惚れ惚れしていると、「お店の作品は全部、ひとつひとつ手作りなんですよ」と声をかけてくださった店長の渡辺さん。「ゆっくり見ていってくださいね」と明るく声をかけてくださる、とっても気さくな方です。

「同じようなデザインでもお花の配置や配合がちょっとずつ違うんです。なのでお客様の中には『う~ん、どっちにしよう!』と長考に入られる方も多いんですよ」。
お店の作品が全部手作り!種類も数もたくさんあるし、本部にたくさん作家さんがいらっしゃって作られているのかと思ったら「2017年にイクスピアリさんで催事出店するようになってからは手伝ってくれる方も少しずつ増えてきましたが、それまでは奥にいる高橋がほぼ一人で作ってたんですよ」と渡辺さん。
「cuccumaは高橋と私の二人で立ち上げたお店なんです。二人とも、もとは同じハウスメーカーで働いていて空間デザインを手掛ける仕事がしたく独立しました。今も社員は高橋と私、そして春に新入社員として入社した岡田を含め3人なんですよ」。大きな商業施設に入っているお店だから、勝手に会社の規模も大きいのかと思っていた私。3人だけの会社だったとは…。
 

「はじめは横浜のみなとみらい駅で、高橋がその場で作った作品を販売するワゴンショップからはじまりました。半年ちょっと続けた時にイクスピアリの方に声をかけていただいて、2017年の12月に期間限定ショップとして出店させていただいたんです。ワークショップ等も開かせていただき、昨年の10月からこちらで常設店としてオープンしました」。

今年9月には期間限定の『cuccuma』のはなれもオープンし、着実にレベルアップしていますね!とお話すると「いや~、コロナ禍はなかなか厳しかったです(汗)」と渡辺さん。「常設店となって4ヶ月後、これからだ!という時にコロナによってイクスピアリが休館になり。母の日シーズンにお店を開けなかったのも大きかったですね…」。少人数の会社だからこそ、コロナの影響も大きく受けてしまったそう…。それでも、イクスピアリが営業再開されるとお客さんが徐々に戻ってきてくれたそうで…、
「STAY HOMEもあってご自宅で過ごされる時間が増え、自宅に飾ってみたいという方が多くいらっしゃいました。今では市内の方はもちろん、都内からも通ってくださる方が多いです。そのまま飾ることのできるようなドライフラワーをメインにする『はなれ』もオープンしたので、色んなご提案をさせていただいています!」

型にはまらないから唯一無二の作品が生まれる。作製に対する真摯な姿から、作品も人柄も、どちらもファンになってしまった!

それにしても、こんなに細かくて繊細な作品を当初はお一人で作られていたとは…。それだけでも驚きですが、なんと代表兼デザイナーの高橋さん、独学でアレンジを身に着けたんだそうです!

「素材を扱う上での最低限の注意は学びましたが、アレンジは経験を積むことで学んでいきました。決まった型がないので、例えばワークショップでお教えするときも、私がお渡しするのはハサミひとつ。あとは好きなようにお花を選んでいただいて、お客様のイメージ通り作れるようお教えします。そうすると作品は十人十色、誰一人同じものにならなくて、それがとっても面白いんです」。

上写真はアレンジやワークショップで使用するドライフラワーとプリザーブドフラワー。ワークショップの時はお客様がここからお花摘みのように、好きなお花をハサミで摘んでいくそう!

型にはまらないからこそ、新しく独創的な作品が生まれる…。cuccumaさんに並ぶ作品もそうで、そういえばストーンを使ったアレンジなど、他では見ない作品が目に入ってきました。
「そうそう!このストーンアレンジはお客様からのリクエストから生まれた作品なんですよ。ストーンアートを手掛ける石マニアの方が来店されたときに、店内に置いてあるガラスドームを見て『このドームに合う石があります‼』と言って、石を持ってきてくださったんです。お客様のアイデアから商品が生まれることもあるんですよ」。

オーダーメイドの発注も多いcuccumaさん。一人ひとりのお客様に寄り添い、お客様のイメージに一番近い形を作りたいと、お花一つを選ぶのにも細かくイメージを伺っているそうです。
「遠方に住んでいたり、コロナでなかなか外出の出来ないお客様とはLINEでやりとりをしながら作品を仕上げていきます。こちらの作品もその一つで…」と奥から持ってきてくれたのは、色とりどりのお花が散りばめられたかわいらしいリース。

「お子様のためにご注文いただいた作品なんですが、お子様が3人いらっしゃってそれぞれにテーマカラーがあるんですって!その3色を入れつつ、作成の経過をお客様に報告し『ここはもうちょっと濃い紫で』などのご要望を反映してと、連絡を取りながら作っています」。

一人ひとり細かく要望を聞いていると時間もかかるし、大変な作業ではないですか?と伺うと「そうですね。でも出来る限り、ご要望にはお答えしたくて」と高橋さん。「作品をお渡しするととても喜んでくださり『お部屋にこう飾りました!』とか、お子様と一緒に写った写真を送ってくださるんです。大切にしてくださっているんだな~って感じてとっても嬉しくて…。なので、お客様のご要望は出来る限り断りたくないし、実現したいんです」。

 
「ドライフラワーやプリザーブドフラワーって、プレゼントしやすいものだと思います。お世話がいらないですし、もらった後も管理が簡単ですしね。生花ではないですが、植物のディテールはそのままに自然の美しさがあり、そんなところも魅力の一つかなって思います」。

細かく相談できることでオーダーした側も「一緒に作っている」という気持ちになり、出来上がった作品をより一層愛おしく、大切にしようと思われる方も多いのではないでしょうか。妥協せずに丁寧に、じっくり作り上げる高橋さんの姿、素直にカッコイイ…と思いました。作品だけでなく、そんな高橋さん自身のファンも絶対に多いはず!私も高橋さんに作品を作っていただきたくなってしまいました。

プリザーブドフラワーとドライフラワーって何が違うの?保存期間や手触り、色味が全然違いました!

ところでプリザーブドフラワーとドライフラワーって何が違のだろうか?と思っていると「ちょっと『はなれ』の方にも行ってみましょうか!」と渡辺さん。cuccumaさんの一軒またいで隣に『cuccuma』のはなれはありました。

すっごい素敵!一歩足を踏み入れると母屋とはまた違う、少し落ち着いた雰囲気の魅力に包み込まれます。絵本の中みたいですね。

プリザーブドフラワーの色持ちは約1~2年程度、一方ドライフラワーは約半年くらいでしょうか。同じカスミソウでも全然違うんですよ。左の鮮やかな色のほうがプリザーブドフラワーで、右がドライフラワーです。プリザーブドフラワーは保存加工しつつ染色もするのでとっても鮮やかなんです。一方ドライフラワーはナチュラルな色合い、質感がかわいいですね」。

「手触りも違うんですよ」と触らせていただきましたが、全然違う!プリザーブドフラワーの方は柔らかく、ドライフラワーの方はパリっとしていました。

「はなれでは主にドライフラワーを扱っているのですが、ご自宅用に買われていくお客様が多いんです。あ!今、自宅にドライフラワーってレベル高いって思いました?そう思われがちなのですが、全然そんなことないです!ちょっと前まではドライフラワーというと壁かけするメージが多かったと思うんです。でもね、花瓶にさすだけでもめちゃくちゃ素敵なんですよ!お水のお世話もいらないし、生花を飾るよりも実は簡単だったりします」。目からウロコ!ドライフラワーを花瓶にさすイメージはありませんでした!
 
「初めて来られた方はお好きな色やイメージを伺って、アドバイスをさせていただいています。2回目以降くる方は『ここに飾りたいんだけどどれがいい?』とお家のお写真を持参される方も。3回目、4回目…もそんな感じでご相談をうけて、ドライフラワーって約半年もつので『お家がお花だらけになったわ!』なんて声も伺います。ようこそ!こちら側の世界へ!!って思う瞬間です!」と渡辺さん、にっこり。もともと空間デザインのお仕事をしていたので、お客様たちの住まいがどんどん素敵になっていくのを見るのが嬉しいそうです。

「ありがたいことに、現在毎日のように作品のオーダーをいただいています。最近はInstagramで週末に、ライブ配信をやったりもしてるんですよ」。オーダーを受けてSNS配信も行って…。cuccumaさんは少人数の会社。高橋さんは作品作りがあるし、渡辺さんはお店の運営があるし、お客様とのLINEのやりとりもある。お二人の時間って足りてるのかなと心配になってしまいました。すると「う~ん、あんまり足りてないです(笑)。正直大変です」と渡辺さん。

「でも、大変だな~しんどいな~って気持ちはお客様にも伝わってしまうので、なるべく見せたくなくて。やることがたくさんあるって幸せなことだし、充実した仕事だから大変だけど、なんとか頑張れるんですよね」とカラリと笑います。お話を聞くと『大変な仕事だ…』と思うけれど、渡辺さんからも高橋さんからも辛そうという雰囲気は全く感じず、むしろ『楽しそう』に見えちゃったりします。

「お客様からこんなお写真も送っていただくんですよ~」と、作品の飾られた幸せな写真を見せてくれるお二人はとっても嬉しそうで、このお仕事が本当に好きなんだな~と伝わってきました。


「共同経営だし、よく高橋とはケンカするんですよ~。意見が合わなくて(笑)」。なんて渡辺さんが話していると、「渡辺さん、ちょっと話長いですよね~」と言いながら『はなれ』に顔を出しに来てくれた高橋さん。そんな冗談を言いながらも、お互いに信頼し合い認めあっているからこそ、言いたいことも言えてケンカも出来て、会社を大きくしていける。お二人の関係性、とても素敵で羨ましく思いました。

世界に一つだけのリースとお正月飾りで、お花との“一期一会”を楽しんで。ワークショップで自分だけのリースを作るのも◎♪

これからの季節、cuccumaさんではクリスマスリースやお正月飾りも人気なのだそう!

素材が長くもつものなので、クリスマスリースもお正月飾りも、そのシーズンが終わっても長く飾れるようなデザインを心がけているそう。リースは木の実を使って、リボンを変えれば冬の間飾れるようなものに。
 
お正月飾りは水引きや和ものを取り入れつつも、現代の洋室にも合うようなデザインにする予定だとか。cuccumaさんのお花に包まれて過ごす冬、なんて素敵なんでしょう!

「クリスマスにむけて『ミニリースを作るワークショップ』も開催予定です!初心者の方も簡単に作ることができるので、ぜひ参加してみてください!」
【クリスマスミニリースのワークショップ予約受付中!】
事前予約制です。税抜2,800円~/所要時間1~2時間程度/最大定員各回2名様/ご予約はお電話もしくは公式LINE、各SNS(Instagram Facebook Twitter)のDMにて。

こんな素敵なお店が近くにあったことも嬉しいし、高橋さん、渡辺さんの人柄にもすっかり虜になってしまった私。植物を飾るのが苦手(すぐ枯らしてしまう)でしたが、プリザーブドフラワーやドライフラワーなら挑戦できそう!と思いました。
ナポリの昔ながらのコーヒーポット『cuccuma』から付けたお店の名前のように、『私たちの作品たちも持ち主さんに長くに愛されるものになってほしい…』と願うお二人。生花とはまた違う、魅力あふれる花々で冬のご自宅を彩ってみませんか。

cuccuma/『cuccuma』のはなれ

047-305-5799
作品のご依頼やご相談はLINEからも!公式LINEはこちら
浦安市舞浜1-4 イクスピアリ2F ミュージアム・レーン
11:00~19:00 ※施設の運営時間変更にともない、営業時間が変更になっている場合がございます。詳しくはこちらをご覧ください。

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