浦安ってこんな街!
10.212019
【毎週木曜日は、千葉県山武市の新鮮野菜の直売日!】ほとんどが朝採り・無農薬、試食もあってとっても楽しい♪ さあ、木曜日は新浦安駅前へ『ハチワレファーム』に会いに行こう!
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毎週木曜日、新浦安駅前広場にて、千葉県山武市で採れた新鮮野菜を販売しているのをご存知でしょうか? 「ここのお野菜は本当に美味しい!」との情報を得て、早速私もお野菜をいただいてみたのですが、まさしく! どのお野菜も味が濃く、茹でるだけ・塩を振るだけといった簡単な調理でいただきたくなるものばかり。しかも、ほとんどのお野菜が無農薬なのに、虫食いなどがなくとってもキレイなんです…! 山武のお野菜の美味しさの秘密を、『ハチワレファーム』店主の安田さんにお伺いしてきました。
旬の野菜、珍しい野菜、どれもピカピカ元気!
木曜日のお昼前、11時半ごろになると、新浦安駅前広場に現れた緑のテントに、ぴかぴかの元気な野菜たちが並びます。取材したのは10月上旬、秋が旬の野菜たちは、どれもその日の朝採れたものばかり。おおまさり(落花生)や里芋、葉っぱに勢いのあるカブ、ルッコラ・紅水菜・赤からし菜が入ったサラダMIX、紫のじゃがいも・シャドークイーン、葉大根に葉人参、紫の小松菜にサラダほうれん草、朝採りトマト…
ポップコーン用のとうもろこしが売っててビックリ! これは子どもが喜びそう。レンジやフライパンで簡単に作れるのだそうです。
ズッキーニの花なんて珍しいものもありましたよ。こちらは天ぷらにすると美味しいのだとか。
「良かったらご試食どうぞ!」と薦めてくださったのは、紫の小松菜とカブの浅漬け。野菜の試食って珍しい!
「切ってジップロックに入れて、市販の浅漬けの素に一晩漬けておいただけなんですよ」と、安田さんの奥様・まどかさん。いただいてみると、美味しい~! 小松菜って淡泊な野菜だと思っていたのですがしっかりした味がするし、カブは生なのに甘味を感じるほど。これは持って帰りたい…!
この日私がゲットしたのは、おおまさり(落花生)、シャドークイーンと迷って里芋、ポップコーン、紫の小松菜(普通の小松菜よりも味が濃いんですって!)、前回食べて大ファンになってしまったサラダMIX、かぶ、そしてトマトを2つ。
美味しそうな野菜ばかりなので、いつもついつい買いすぎちゃいます…。ビニール袋は有料なので、お買い物の時にはぜひマイバックをお持ちください!
目を配り、手をかけ、時期を逃さないこと
毎週木曜日、朝畑から採った野菜を、山武から新浦安まで運んでいる安田さん。自ら2ヘクタールの畑を耕し、野菜を育てています。無農薬なのにこんなにキレイなお野菜、どうやって作っていらっしゃるんですか?「無農薬でも、農薬を使った野菜と変わらない見た目の野菜を作りたい!というのは、常に思っていること。虫を防ぐのにはネットを使います。芽が出たばかりのころは目の細かいネットを、そこからだんだんネットの目を粗くして、風通しを良くしていきます。ネットをかけすぎるとムレてしまって、別の病気が出たり、アブラムシが付いたりするんですよ。虫が付かないように、でも風通しは良いように…と、毎日野菜を見ながら手を入れています。時期も大切で、たとえばこの時期より前に種を撒くと虫が付きやすいとか、そういったことも考えながら日々畑に向かっています」。
2ヘクタールというと約6000坪、200m×100mという広い場所に植えられた、数十種類の野菜たち。それを毎日毎時間、常に状態を見ながら、種を撒き、ネットを架け替え、水をやり、雑草を抜き、剪定をし、収穫をする…想像するだけでも目が回りそう!「そうですね、『よくそんなにやれるね』と言われることも多いですよ。自分でもよくやってるなぁと思います(笑)。でもお客様が喜んでくださるので、やめられなくなってしまって…。やはりこの新浦安駅前で、実際に野菜を食べてくださる方と直接お会いして販売できるというのは、やりがいがありますね」。
そんな安田さんですが、もともとは調理師として、都内にお勤めをされていました。「老人ホームで特別食を作る仕事をしていました。でも施設側にも予算があるので、一食いくらで作らなければならない。そうすると、美味しくない冷凍の野菜を使わなければならなかったりして、それが嫌で嫌で…。そんな時、『就農』という選択肢を知ったんです。大地に足を付けて野菜を作るのは自分の性格にも合っているかなと思って、思い切って脱サラして千葉へ行くことにしました」。2011年から農業を始めた安田さん、最初は山武市内にある受け入れ先の農家で働き、3年ほど前に独立。新浦安でお店を開いているお父様の薦めもあり、独立とほぼ同時に新浦安駅前のマルシェへ出店を決め、以来ここで販売を続けています。
一度食べればたちまちファンになる!新鮮で美味しい野菜たち
美味しさの秘密は?と伺うと、「やはり鮮度。そして、品種の選定にも自信を持っています。レタスならレタス、カブならカブで、サラダに合うもの・茹でて美味しいもの・歯ごたえのあるもの…など、様々な種類があるんですよ。その中から、どの品種が皆さんに『美味しい!』と思っていただけるのかを考えて、選んでいます。これはやはり調理師をしていた経験が活きていると思いますね」。
とにかくリピーターが多いという安田さんのお野菜。「美味しいもの、新鮮なもの、安全なものを求めて来られる方が多いです。一度うちの野菜を食べるとファンになってくださる方が多くて、毎回7・8割はリピーターの方かな」。リピーターの方からは「こないだのアレは美味しかった」「塩ゆでにしてみたら最高だった!」など、お野菜の感想を聞くことも多いのだそう。「リピートしてくださる方が多いからこそ、変なものは出せないな、という良い緊張感がありますね」と安田さん。野菜の販売には珍しく、試食を行なっているのも、自ら作っている野菜への自信があってこそ。「初めて来てくださるお客様にも、実際に食べて美味しさを感じてもらって、選んでほしい」という、安田さんの心意気です。
今年は台風の被害が大きかった千葉県。安田さんの畑も、例外ではありませんでした。「有機野菜はスポットで作るもの。化学肥料は使わないので、この時期に種を撒かなければ育たない、という時期の限界があります。9月の台風15号ではまだなんとか持ち直すことができたけれど、10月だともう、それから種を撒いても育たない。白菜や大根など、葉がやられてしまうともう今シーズンは出せなくなってしまいます」。幸い、先日の台風19号では被害は少なかったのだそう。大型で強い勢力を保ったまま上陸する台風が増えている昨今。「就農当時の8年前と比べても、気候がだいぶ変わってきていると感じます」と安田さん。持ち帰りのビニール袋を有料にしているのも、なるべくゴミを出さないようにという思いからだと言います。消費者である私たち一人ひとりの意識も、何をどこでどのように買うのか、もっと考えて変えていかなければならない…そういう時期に来ているのだと、改めて思いました。
「もっと幅広い方々に、私たちの野菜を食べてもらいたいですね」と話す安田さん。奥様のまどかさんは、安田さんの就農を機に、野菜ソムリエの資格を取得。野菜や果物それぞれの持つ栄養や調理法など、野菜に関する様々な知識をお持ちです。初めて見る野菜もよく知っている野菜も、どうやって食べたら美味しいか、ぜひ聞いてみて!
浦安は畑や田んぼのない街ですが、生産者の方がこうして直接採れたて野菜を運んでくださるなんて…利用しない手はありません! スーパーで買うものとは一味も二味も違う新鮮で美味しい野菜、そして珍しい野菜の数々に、ぜひ出会ってみてください。毎週木曜日は、新鮮野菜と安田さんご夫婦に会いに、新浦安駅前へGO☆
ハチワレファーム…新浦安駅前にて、毎週木曜日11時半~15時半ごろ(無くなり次第終了)、facebook
※第二木曜日は新浦安駅前の後、美浜西エステートでも販売をしています。
※販売を手伝ってくださるパートさんを募集中! 詳しくは店頭で直接スタッフさんへお声がけください。
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