浦安ってこんな街!
8.202019
<閲覧注意!?>今年も怪談でヒンヤ〜リしよう!
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毎日暑い日がつづきます。こんなときは、「怪談」でヒンヤ〜リ、涼しくなりませんか。
今も昔も変わらず、子どもたちは「怖いおはなし」が大好き。日頃あまり本を読まないような子でも「怪談」と聞くと膝を乗り出し、自らすすんで怪談本を手に取るなんてことも多いようです。
「怪談を100話語ると怪異現象がおこる」などとされた【百物語】のスタイルは江戸時代初めにはもう確立されていたとようですから、子どものみならず、大人たちも大昔から怪談を楽しんでいたということですね。
せがまれてよく怪談をするのですが、子どもたちは興味深く耳を傾け十分に怖がったあとで、「でも全部作りばなしでしょ? 嘘の話だよね?」と聞いてきます。夜中にトイレに行けなくなると心配なので、「そうだねー」と一応頷きますが、…じつは。
実話もあるのです。(うっかりオヤジギャグ。サムイ)
こちら、浦安市内の図書館でフツーに借りることのできる郷土資料『浦安の昔ばなし』。
この本の中には、浦安に住むお年寄りから聞き取ったという昔話がたくさん載っています。怪談もあります。それらの話が作りばなし、つまり創作でないという証拠に、巻末には「話者名簿」と「記録者名簿」がついているのです。
もともとの浦安の街、元町と呼ばれるのは、堀江、猫実、当代島の3地域しかありません。当時、貴重なおはなしをしてくださった市民の方々は、みなさん、この3地域の出身でした。
この本の発刊が昭和59年。今から35年も前のことになります。
1996年から2009年まで刊行され、アニメ・映画にもなり、今も人気のある児童書『怪談レストラン』(童心社)シリーズの中に、当代島在住の方が語られた『手拭いかぶって踊った猫』と内容がほぼ同じものがあります。興味深いですよね。
猫の怖い話はほかにもいっぱいあるのですが、今回は、人形の怪談をふたつ。
怪談その1※ここから閲覧注意です!
大事にしていたお人形を引っ越しの際、元の家に置いてきてしまったという人がいて、あるとき、新居に電話がかかってくるのです。なんとその人形から!
誰かのおふざけだろうと最初は相手にしないのですが、電話はそのあと何度もかかってきます。
お人形は電車とバスを乗り継いで新居へ近づいてきます。そのたび、「今駅に着いた」「バスに乗った」「停留所で降りた」と電話でいちいち告げてくる人形。とうとう人形はマンション名を言い、どうやらエレベーターで住居のある階を目指してくるようなのです。
すっかりパニックに陥ったその人は窓を閉め、玄関の鍵を閉め、チェーンまでかけます。
「これで大丈夫! もう中までは入ってこれない…」とホッとしたところに。
「わたし」と声が聞こえ、
「いま、あなたの後ろにいるの…」
これ、「メリーさんの電話」という有名な怪談。ご存じの方も多いのではないでしょうか。
怪談その2
今度は、私が高校時代に体験した実話です。
当時、私は別々の高校に通う子たちが集まる怪談サークルみたいな会に入っていて、その中で霊感があるという子たちが、いろいろな怪談を聞かせてくれました。
きゃーきゃー怖がる様子を、当時流行っていた「写ルンです」という使い捨てカメラで、メンバーそれぞれが思い思いの角度で撮影していました。
数日後、現像した写真を見てビックリ。部屋に置いてあったフランス人形がすべての写真に写っていたんです…!
「これは写ってないんじゃない?」というような写真にも頭の先とか靴とか、人形のカラダの一部分が必ずどこかに写っていました。誰も人形を手に取ったり動かしたわけでもないのに…。
(注:当時の写真は見つからなかったのでこちらはイメージ画像です)
お人形も怪談の仲間にくわわりたかったのかな? もしかしたら、私たちの会話に、お人形たちはいつもじっと聞き耳を立てているのかもしれませんね。
昨年にひきつづき、お人形の怪談でした。
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