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【New Open】浦安で育った大前さんが土から作る野菜の味にぞっこん! それは、完全無農薬・自然栽培で育てた野菜本来の旨さ

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新浦安駅からほど近い、シンボルロードをちょっと入った路地に『野菜の扇屋』さんがあります。開店前から、『入船4丁目に八百屋さんができるみたい』とウワサになっていて、開店を楽しみに待っていた人たちも多く私もその中のひとり。実はこのお店、以前は新浦安駅前マルシェで野菜を販売していて、『地域に根付いたお店を出したい』という想いが膨らんでいっての開店だったそうです。

雰囲気の良い渋い青色ののれんの前で撮影させていただきました。代表の大前拓也さんと、店主の小林裕美さんはなんとここ入船育ちの同 級生。当時を知るお友だちやお友だちのお母さんが買い物に来てくれる和気あいあいとしたお店です。

代表の大前拓也さんと店主の小林裕美さんは、浦安市入船育ちの同級生。そして、その野菜を作っているのは、なんと代表の大前さんの弟さん・敦司さん。

   
元々プログラマーだった敦司さんはおよそ10年前に脱サラし、茨城県石岡市で「完全無農薬・自然栽培」の農家を始めたそう。「弟が作った野菜を初めて食べたとき、自分たちが普段食べている野菜とは違う格別のおいしさに感動した」と大前さんは言います。「本来、安心・安全と言われる有機野菜は、一般的には認められた農薬は使って良いとされています。しかし『農薬はいらない。野菜に肥料はいらない。土次第で味も栄養も変わってくる。だから特別な肥料はいらない。土と水と太陽で作る』とか言うんです。こだわりが強い弟ですね…」と苦笑い。それもそのはず、虫との戦いは底知れず、収穫量も少ない。さらに科学肥料を全く使わず育てるため、栄養となる土も自然にあるもので全て手作りしているそうです。
 

しかし「なによりも味が美味しい!」と弟さんの作る野菜を絶賛します。自然のまま本来の生命力を引き出して作られた野菜は、味が濃く持ちも良い。「にんじんに包丁を入れた時にじゅわーって出てくる色が濃くて甘くて、スティックにするとすぐなくなっちゃう。春菊は生で!オリーブオイルに塩と混ぜたら最高のおつまみだね」と大前さん。店主の小林さんは子どもを持つお母さんで「わが子はネギ系が苦手であんなに嫌がってたのに、今では玉ねぎスライスを生で食べています」とのこと。これはびっくりですね。

 
この日は8月上旬。自然栽培のため主に旬の野菜が並ぶ扇屋さんの店頭には、夏野菜のオクラ・ナス・きゅうりなどが並び、私もオクラときゅうり、春菊など五点ほどを自腹で購入。その日の夕食には、オクラはそのまま、きゅうりはスティックにしてサラダで。オリーブオイルでベーコンを炒めて、春菊にジュっとかけていただきました。せっかくだからと思い切って一本のそのままかぶりついたオクラのプリっとした歯ごたえに感激したり、きゅうりの青々しさに田舎の味を思い出したり、始めて食べた生の春菊にやみつきになったり…。大人も娘も「美味しい!」とボリボリと野菜が進みました。

扇屋さんの野菜は手間がかかっていますが、価格は意外とリーズナブル。「うちの場合は農家から直で卸しているので、無農薬や有機野菜のチェーン店よりも価格は低い方だと思います」と大前さん。野菜の他にも無農薬コミュニティの繋がりで、無添加ジュースや、お料理に使える野菜のペーストやソース等、市場ではなかなかお見かけしない商品が並んでいます。気軽に寄れるお店ですので是非一度覗いてみてはいかがでしょうか。


完全無農薬 自然栽培 野菜の扇屋…浦安市入船4-6-8 047-711-2651
木・土・日定休 11:00 ~ 18:00 Face Book

※この内容は、フリーペーパー「浦安に住みたい!」9・10月号に掲載された内容です。

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