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7.202018
【暑~い夏には熱い中学生オーケストラがココロに効く!】7月31日(火)開催!熱血先生率いる新生、明海中学校管弦楽部のサマーコンサートに行こう!
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今年の3月にもこちらで定期演奏会の紹介をさせていただいた明海中学校管弦楽部が、7月31日(火)にサマーコンサートを行います!
入場は無料、開催場所は校内体育館です。
聴きなじみのある曲でいつも私たちを楽しませてくれる明海中学校管弦楽部の演奏会に、皆さま、ぜひ足をお運びください!
・・・ということで、今回はコンサートまで一か月を切った明海中学校管弦楽部の練習風景を、2回にわたって覗いてきました!
部員たちが多目的ホールに集まりました。
カン、カン、カン、カン・・・。
生徒によるカウントが響く中、部員たちがブレストレーニングをしています。
続いて腹筋、背筋です。
「1!2!3!4!5!6!・・・・」
20回の腹筋を軽くクリアしてしまう部員たち!
運動部さながらの、ハードな練習をこなしていました。
続いてパートごとに講師を招いての本格指導です。
トランペット
ホルン
トロンボーン
バイオリン
どのパートも和気あいあいとした雰囲気の中、楽しく練習が行われていました。
体力づくり、ベテラン講師によるパートごとの指導・・・。
このようなメニューが本格的に練習に取り入れられるようになったのは、じつは今年度から。
長きに渡って顧問を務めた米倉暁彦先生が惜しまれつつ栄転した後、今年度の顧問として明海中学校にやってきた、新卒の馬場祐太先生によるメニュー構成です。
「部活動をやりたくてこの学校に来ました!」
そんな熱血先生と、部長さん、副部長さんにお話を伺いました!
「初めて部活に来た時、ついにこの日が来た!と思いました」
そう笑顔で話してくれた馬場先生。
柔らかい面持ちの中に、秘めたる情熱を感じます。
部員たちの印象はどうだったのでしょうか。
「正直、初めて来た時は、部員たちはまだまだ本気になりきれていないなと感じました。ただ、この子たちには伸びしろがある!と思ったんです。お世辞じゃなく(笑)」
生徒たちの可能性を感じとった馬場先生。4月から熱血指導が始まりました。
「とにかく部をどんどんよくするために、頑張っていきたいと思いました。でもきっと3年生からは反発とか、ボイコットがくるだろうな、と思ったんです。それも覚悟の上でした。でも、3年生は一生懸命ついてきてくれました。赴任して最初の3年生とは分かり合えないものだとよく聞いていたので、ホッとしました(笑)。まあ、今でも本当に分かり合えているかわかりませんが(笑)」
となりにいる3年生の部長さん、副部長さんも思わず笑ってしまいます。
「僕は分かり合えていると信じているんですけどね(笑)」
そんなことを話せる仲に、ちゃんとなっています!
「新しい先生が幕張総合という強豪校から来ると聞いて、これからもっと上達していけるのかもしれない!っていう感じがあったんです。実際に、先生が来てからは練習もガラッと変わりました。合同練習とか他の行事も積極的にやってくれる先生で、遅刻やあいさつにも厳しいです(笑)。でもそのおかげで遅刻が減って、あいさつもみんな今までよりきちんとするようになりました!」
と部長さん。
先生の思いは部員たちにきちんと伝わっています!
馬場先生が赴任しておよそ2か月後の先月、明海中学校管弦楽部はTBSこども音楽コンクールにエントリー。惜しくも予選の通過はかないませんでしたが、そのときの様子はどうだったのでしょうか。
「今までの実力を2か月であげるのは難しいなと思いながら取り組みましたが、1次予選のために一回目の録音をした後、みんなの顔がパーっと明るくなったんですね。それを見たとき、頑張ってよかったな~と思いました。でも、6月のはじめにまた録音したときは、今度はみんなそんなに明るい顔になっていなかった。あ、きっとこれでは満足できなかったんだな、と、かえって嬉しくなりました。成長したなって」
結果として予選を通過することはできませんでしたが、「みんなで頑張った」経験が、演奏の精度、そして部員たちの部活動への思いを高めたと先生はいいます。
部長さんも、「コンクールに落ちてからのほうが、午後の練習メニューとかもきちんと決めたりして、7月31日の演奏会に向けて気持ちを切り替えることができました」と、これからの上達に期待を膨らませていました!
さて、今月末に行われるサマーコンサートはどのようなものなのでしょうか。
「今回は、いつも演奏している曲に、新しい曲も加えてみました」と馬場先生。
パンフレットを見ると、もののけ姫より~『アシタカ聶記』がプログラムに入っています。合唱も披露してくれるとのことですが・・・。
「いつもと同じ曲を演奏することも、とてもいいことだと思います。それはそれで、だんだんと上達していきますので。でも今回は、次に向かうためにも、新しい曲を入れてみました。練習期間の短さを考えると、正直、仕上がりがとっても心配ですけれど(笑)」
それでも新曲を入れたのには、先生の思いがあると話します。
「“歌心”を、部員たちにもってもらいたかったんです」
前回の明海中学校管弦楽部の定期演奏会を聴いたとき、部員たちはもっと音楽を楽しんでもいいのでは、と感じた先生。
「部員たちには、心からいい曲だなと思って演奏してほしい。これは私たちの大好きな曲なんだ!とか。まだまだそういうところが薄いのかなと思って、歌い込める曲を入れてみました」
一方、『こうもり序曲』という難しい曲もプログラムに入っていることについては、
「あ、あ、なかなか届かないな!でもあとちょっとで手が届くぞ!というところまではいきたいですね。今回は自分たちのレベルを超えた曲にも挑戦してもらいたかったんです。3年生が受験で退き、3月の定期演奏会で戻ってくるときには、おおっ!という仕上がりになるように、夏の今、この曲に挑戦しているんです」
今回の演奏会、そして来年の3月の定期演奏会で、部員たちがどんな音を奏でてくれるのかがとても楽しみですね。
「最近はみんな、だいぶ楽しんで演奏できるようになってきましたね。そのことは聴きに来てくれるお客様の“楽しい”にもつながるので、そこが目標でしたが、その目標にだんだんと近づいてきた感じがします」
そしてこちらは、先生が取り入れている「部活ノート」です。
このノートに、部員たちは部活動を通して感じたこと、練習で得られた気づきや課題、悩みなどを自主的に書きます。先生はノートを書くことを強制していません。
それでも、「このノートに、部活動で個人的に気になることを書いてくれる子もいます。彼らの本当の気持ちなどを知ることができるのがいいですね」
馬場先生は、部員たち一人ひとりの思いも、きちんと受け止めていました!
あらためて、先生の部員たちへの思いを伺いました。
「部員たちには話をしたのですが、部活動は楽しむだけの場所ではなく、挨拶とか返事とか、社会に出たときの礼儀を学ぶ場所でもあると思うんです。音楽をやりたいだけなら習い事で十分なんですね。集団として音楽をする以上、そういったこともきちんとやって、みんなには成長してほしいと思っています」
最後に、副部長さんに今回のコンサートについて伺いました!
「今回は、今まで演奏してきたおなじみの曲に加えて、新しい曲も何曲か取り入れていますし、合唱も入っています。今までの演奏会とはまたちょっと違ったものになっていますので、皆さま楽しみに聴きに来てください!」
インタビューに答えてくれた先生、部長さん、副部長さんをパチリ!
熱血、馬場祐太先生率いる管弦楽部のこれからに、目が離せません!
その序章ともいえる7月31日のサマーコンサートに、皆さまどうぞ足をお運びください!!
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ここからは明海中学校管弦楽部の練習風景あれこれです!
こちらは弦楽器アンサンブルの練習の様子です。
練習している曲は『プリンクプレンクプランク』
指で弦をはじいて音をだす、“ピッチカート”という奏法で演奏する楽しい曲です。
ボディを指で下から上へ「シュッ」っとなぞって音をだしたりもします。部員たちも思わず笑ってしまっています♪
こちらは全体合奏です。
部員たちが集結!
7月31日のサマーコンサートで演奏する『アシタカ聶記』や、『フィンランディア』、難しい『こうもり序曲』などを練習しました。
「みんな楽しそうに演奏できるようになって良かったけど、楽しそうになってくるとテンポが狂うよ~(笑)。盛り上がった時こそ冷静にね!」
先生も自身の専門であるサックスで、演奏のイメージを部員たちに伝えます。
音色が美しすぎる・・・!
練習が終わり・・・
1回目の取材でお会いできなかった男の子の副部長さん、部長さんと先生をパチリ!
そしてこの日の練習には、明海中学校管弦楽部を卒業した先輩も駆けつけてくれました!
「後輩たち!7月31日のコンサート頑張れ~!」
今回の取材は、心満たされる、とても楽しいものでした。
明海中学校管弦楽部のこれからを、ずっと応援していきたいと思います!
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