新浦安の海側はマンションが多いですね。
私もその中に住む一人なのですが、今回はマンションのベランダでも手軽に育てられる果物のイチジクを紹介いたします。

まず苗をお花屋さんやホームセンターで購入します。この写真は去年に購入した苗です。

このようにすでに、ある程度育ったものが売っています。

イチジクはクワ科の植物で、落葉果樹と呼ばれています。イチジクには6月下旬～7月下旬に実のなる「夏果専用種（ビオレードーフィンなど）」と、8月下旬～10月下旬に実のなる「秋果専用種（蓬莱柿、ビオレーソリエスなど）」と、夏から秋に実のなる「夏秋兼用種（桝井ドーフィン、グラウンターキーなど）」の三種類があります。

私が育てているのは夏秋兼用種の桝井ドーフィンです。1年でこんなに大きくなりました。

イチジクは日当たりが良ければベランダで、鉢植えで育てられます。水やりは、夏の水切れに注意をしていれば、普段は乾いたらあげれば大丈夫です。水が足りないと葉がすぐに、くたーっとなるのでよく観察していれば状態がわかります。肥料は月に1回で大丈夫です。

冬には葉が落ちるのですが、暖かくなって葉が一気に大きくなってくると、小さな実のようなものが出来てきます。

だんだんと育っていく様子は、見ていてとても可愛いですね。実が出来てから大きくなるのに時間がかかりますが、そこは気長に待ってみましょう。

そして、とうとう実が赤くなりました。

果実の先端が割れてきたら成熟なので、これで収穫です。

さて、甘くなっているでしょうか？ドキドキしながら切ってみると…

とても甘く美味しいイチジクになりました！家族も喜んで食べていました。

イチジクは無花果という漢字から、花のない果物と思われがちです。確かに、お花らしいお花は咲かないのです。イチジクの花は、実の中の空洞にある赤いつぶつぶの一つ一つがお花なのです。不思議ですね。

イチジクは葉からも甘い香りがするので、実が無い時も香りが楽しめます。日本には江戸時代に入ってきて、最初は薬用として使われていたそうです。それから実が甘くて美味しいと、食用として使われるようになりました。今でも葉は漢方薬などに使われています。

我が家では今年12個の実がなりました。そのまま食べても美味しいのですが、生ハムをのせて食べてみたり、ジャムやコンポートやドライフルーツにして食べてもとても美味しいです。

ぜひベランダならではの果物育てに皆さんも挑戦してみて下さい。