浦安ってこんな街!
7.82016
店主が浦安で釣ったハゼの天ぷらを食べてきた。こんな美味しい魚が釣れる浦安って、スゴイ…!
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5月に浦安の天ぷら店『天悟』さんへ行ってからというもの、天悟さんの天ぷらファンになってしまった私。いつものようにツイッターをチェックしていると、こんなツイートが…
「活ハゼ」の天ぷらが大人気‼注文頂いてから活きたハゼを鯖く。そろそろ補充に「海」へ烏賊なければ❗ pic.twitter.com/pDLSxEtJPY
— うらやすてんさと (@urayaskitasakae) 2016年7月3日
ハゼ!そういうえば浦安で釣れるとどこかで見たような…(関連:【単身赴任で浦安に住もう!】住んでみて『良かったこと・便利なこと・嬉しかったこと』その6)う~ん、ハゼ食べたい。魚食べたい。天ぷら食べたい!
…ということで、やってきました天悟さん。お昼の訪問、2回目です。(前回の記事:一人で気楽に、リーズナブルに。ランチで楽しむ天ぷらが超オススメ!)
「ハゼが食べたくて来ました!」と言うと、ご主人がニッコリ笑顔で迎えてくれます。「あとでじっくり水槽見てったらいいよ」とご主人。天丼と迷いましたが、前回同様おすすめの『花定食』(1200円)をいただきます。
5月とはメニューがガラッと変わっていて、夏らしい食材も増えていました。「暑くなってきたので、みょうが、らっきょうあたり人気ですよ」と女将さん。
定食の天ぷらは、「海老」「スナップえんどう」「モロッコいんげん」「だつ」「かぼちゃ」の5品。日によって内容は変わります。ランチで、この値段で、ひとつずつ揚げたてが出てくるなんて申し訳ないくらい贅沢…。
海老の尻尾、前回は残したのですが今回は食べてみました。さすが天ぷら、全然固くなくてパリッと食べられました。香ばしいお煎餅みたい!
「スナップえんどう」は山梨県小菅村の無農薬栽培のもの。えんどう豆の味をぎゅっと濃縮したような、濃くて甘い味!
こちらが「だつ」。これも浦安で釣れた魚です。なかなか出会える魚ではなく、出会ったところで釣るのも難しいのだとか。サヨリのように細長く、夜は光に突進してくる習性があるので恐れられているそうです。そんな魚が浦安にもいるんですね…。お味のほうは白身でふっくら柔らかく、ハモみたいな食感でした!
ここからは単品注文で、季節の味覚「なす」「みょうが」。ずっと塩かレモンでしたが、天つゆでいただいてみました。どちらも贅沢な大きさで、みずみずしくてとっても美味しかった~! やっぱり旬のものを食べるに限りますね。
さてお待ちかね、「ハゼ」です。ご主人、気前よくカウンターの中にある水槽を近くで見せてくださいました。
全てご主人自ら釣り上げたハゼ! 水槽には浦安の海で獲れたカニや貝も入っていて、『今の浦安の海』がディスプレイされています。「ハゼを生きたままこうしてお店に置いているなんて、まず他の天ぷら店ではないでしょうね。注文いただいてから捌くので、鮮度が違いますよ!」
ハゼを捌くところも見せていただきました。ご主人、おもむろにハゼを一匹取り出し…
頭をひと突き。動きを止めます。(ここで躊躇せずにやらないと、ハゼがストレスを感じて身が苦くなってしまうそう)
ウロコを取り、頭を付けたままエラのところに両側から切り込みを入れ、内臓を出します。
それから背開きして、中骨と身に分けます。「関東は背開き、関西は腹開き。関東は、切腹を連想させるっていうので腹開きは嫌われていて、関西は、背中から切るなんて卑怯だっていうことで腹開きなんですよ。どっちもどっちです(笑)」本当にいろんな知識をお持ちのご主人、お話を聞いているだけでもとっても楽しい!
ハゼを1匹注文すると、身を天ぷら・骨は素揚げで味わえます。「身は熱を入れると縮んでしまうんです。頭付きで捌いた理由は、これをそのまま揚げると骨は縮みませんから、ハゼ一匹の本当の大きさがわかるでしょう。あとはまるごと食べればしっかりカルシウムが取れますし、パリパリして美味しいですしね」。お魚一匹をどこも無駄にせず美味しく味わってほしい…そんなご主人の心遣いに感動します。
こうして出てきたのがこちら。
まず身ですが、ふわっふわ! 口の中でほわほわ、するっと喉へ収まります。なんて贅沢な食べ方なんでしょう…。尻尾もパリパリ香ばしくいただけます。骨のほうはがぶりと頭から! しっかり揚げられているので、サクサク食べられます。
「このハゼは一昨年生まれたもので、もう少しすると去年生まれた4センチくらいの小さなものが主流になります。また秋になると産卵のために一昨年生まれのハゼが釣れるようになりますね。最近海水温が上昇したせいで、ハゼの産卵の時期がだいぶずれてきているんですよ…」ランチ営業が終わるとお店を閉め、浦安の海へ釣りに出かけているご主人。浦安の海のこともいろいろご存知なので、面白い話がたくさん聞けます。
最後の〆では、前回はかき揚げ丼をいただいたのですが、今回はちょっと贅沢して「天茶」にしてもらいました! 今の時期は夏限定で「冷たい天茶」も選べて、かなり人気があるそうです。確かにこの暑さ……私も冷たい天茶でお願いしました。
普通に緑茶のときもあるけれど、今日は鹿児島の鰹節と千葉のハバノリのお出汁。その時によって違う出汁を使うそうなので、また別の日に訪れる楽しみもありますね。ここにかき揚げが乗って…
ジュワ~っ!!と音を立てます。この音がたまりません…! たくさん天ぷらを食べたはずなのに、まだまだ食欲が刺激されます。スプーンでかき揚げを崩しながら、磯の香りのする冷たいお出汁とごはんと一緒に…。最後の一滴まで、しっかり飲み干しちゃいました。
そして最後にはやっぱりコレ! 専門店のあげ玉です。前回もいただいたのですが、最高級のごま油と粉を使っているので、一般的な揚げ玉よりもコクがあってさっぱり食べられるんです! そうめん・そばに入れるだけでなく、お味噌汁に入れてみたり、お豆腐に乗せてみたり、カレーを作るときの隠し味として…一番衝撃だったのは、炒め物の油代わりにするという使い方。フライパンを温めて、油を入れずに揚げ玉を入れて、いつも通りに炒めるだけ。ただモヤシを炒めただけ、キャベツを炒めただけなのに、この揚げ玉のおかげでコクと旨みがプラスされ、あれ、お肉入れたっけ!?と思うほどの出来栄えになります。ぜひ一度、試してみてください!(揚げ玉だけ買いに来る近所の方もいるそうですよ)
ハゼをはじめ浦安で釣れた珍しい魚が味わえる天悟さん、すっかりファンになってしまいました。実家の両親も連れてきたいなぁ…。
天悟…浦安市北栄1-2-37-1F 047-314-5190(※要予約) 火曜定休
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前回の記事:一人で気楽に、リーズナブルに。ランチで楽しむ天ぷらが超オススメ!
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