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漁師町に息づく、創業113年の江戸前佃煮【西金】ゆうゆうライフ pick up

境川と旧江戸川に囲まれ、今も漁師町の面影を色濃く残す猫実5丁目。そこに、大正2年創業の江戸前佃煮「西金」があります。積み重ねてきた時間が静かに刻まれているかのような重厚さを感じる木製の外壁、木の扉を引くとふわりと佃煮の香りが広がり、陳列棚に並ぶ佃煮たちが目に飛び込んできます。「いらっしゃいませ」と温かく声をかけてくれたのは、三代目の奥様。「ホタテやアサリ、あみも人気ですよ」と人気の佃煮を教えてくれた奥様はとても話しやすく、他にも一つひとつ丁寧に商品を紹介してくださいました。

店の裏手にある自社工場で、佃煮づくりの様子を見せていただきました。驚くほど清潔な作業場を前に、113年という長い歴史が続いてきた理由の一つが分かったような気がします。大きな釜がドーンと三つ並ぶ中、この日はアサリとホタテを仕込んでいました。

「食品を扱うからには、衛生管理は徹底しています」と話す奥様の言葉通り、工場内がとても綺麗で驚きました。佃煮は旨味を最大限に閉じ込めた真空包装で提供されています。包装紙には波をイメージした、三代目デザインのものを。佃煮は基本的に猫実の自社工場で製造していますが、例えば鮮度が重要な海老は、品質を保つため産地の山口県にある工場に出向き、大塚さん自身が製造を手がけているそうです。味も見た目も、想いも大切にする、その姿勢こそが113 年続く老舗の証なのかもしれません。白飯はもちろん、おにぎりやお酒のあてにすれば至福な時間を過ごせますよ。

煮詰まったアサリからは白い湯気が立ち上り、空気の澄んだ寒い作業場に温かな気配を運んでいるようでした。仕込みは毎朝、三代目が中心となり家族で行われています。「基本的に、ブレンドしたこだわりのしょうゆと白ザラメのみを使用していますが、素材によっては他の調味料を使用する佃煮もあります」と教えてくれたのは三代目の息子さん。

「佃煮は甘じょっぱいものだからこそ、使用するものはシンプルで身体に良いものを使っています。そして大事なポイントは継ぎ足しのタレを入れ、より深い味わいに仕上げています」と教えてくれました。熱々の作り立てを味見させていただくと、コク深いタレの旨味が広がり、ふっくらとしたアサリにしっかりと染み込んだ味わいが口の中に広がります。江戸前113年という唯一無二の佃煮を、味わってみませんか?

贈答用の箱には初代・歌川広重の『名所江戸百景 堀江ねこざね』をあしらった包装紙を使用。

江戸前佃煮 西金
浦安市猫実5-7-23
047-351-2876
OPEN 9:00~17:00 
日曜・祝日定休
※店舗向いに駐車場1台

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