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年末も浦安で——、年越しそばで厄払いを!【浦安 そば処 天哲】

今年もあっという間の2025年でしたね。12月は1年で最も忙しい月ではないでしょうか。しかし12月には楽しみがたくさんあります! そして美味しいものがたくさんが食べられる季節。そんな忙しい12月の最後の締めとしていただくのが、年越しそば! 今回は浦安で100年を超える老舗店、「そば処 天哲」さんへ年越しそばの取材をしてきました。

老舗のそば処として、地域の方々から、市外からも多くの常連さんを持つ天哲さん。代々お店を守り続け受け継ぐ、幹廣さんと、女将さんの由美子さんとともに、「1年で最も忙しい季節です!」と話すのが看板娘でもある、娘の治美さんです。そば練りから自家製麺で朝打ったお蕎麦をその日に提供されているので、ランチで完売してしまうこともしばしば。そのためか、土日はもちろん、平日のお昼時は行列の光景も。フラワー通りの活気ある景色を残しています。

そんな昔から人気の高い天哲さんのお蕎麦は、無添加のお蕎麦でとっても繊細。歯ごたえを感じつつもどこか新鮮な風味で、クセが少なく、喉ごしの良いお蕎麦はつるっと喉を潤します。そして老舗店ならでは、漁師が多かった浦安の名残りからも、少し濃いめのつゆにつけて、ワサビとともにするっと美味で、また食べたくなる味わいです。

また、皆さんもご存じの、人気高い「カレー南蛮」は、濃いめの出汁が効いたあっつあつのとろみが蕎麦に絡み、身体も心も温まる、この寒い冬にぜひともいただいてほしい一皿。

「年越しそば」は良いことたくさん!

また年越しそばには、昔から縁起担ぎの食べ物として親しまれていますが、どんな縁起担ぎがあるのか伺いました。
「厄落とし」は切れやすい蕎麦の特性から、今年1年の苦労や厄災を翌年まで持ち越さないよう、悪いものから断つという願いを込めた意味。
「無病息災」では、そばの持つ強い生命力からも、激しい雨風に吹かれても、日光を浴びれば元気に育つことから、縁起が良い食材として。
「延命長寿」は、そばのように細く長く生きられるようにと思いが重なる意味として。
「金運上昇」では、その昔に金銀細工師が金粉を集めるためにそば粉を使っていたことで、お金を集める縁起の良い食べ物としての意味合いから、新年の金運アップとして語られるようになったとか。
所説あるそうですが、特に、月の末日に蕎麦を食べる晦日蕎麦(みそかそば)という風習が商人の家であったそうで、今では「今年一年の厄災を断ち切る」という意味合いを含め、近年は1年の節目として、大晦日の年越しそばという文化が定着したそうです。

天哲さんでは、毎月の晦日の日には「晦日蕎麦」として、「月の最後に晦日蕎麦を食べて、また明日から始まる月も元気に過ごしましょう!」と日本の食文化を守っていきたい、と話す治美さん。毎月お店のインスタグラムでも発信を続けています。

しかも体にも嬉しい栄養満点な食材の一つなんですって! 疲労回復につながるビタミンB1や肌を健やかに保つビタミンB2、など、栄養価がとっても高い食材。この時期絶対に健康でいたい人には日ごろからいただきたいですね。

年越しそば「もりそば」 750円

そんな天哲さんで毎年恒例となっている年越しそばの予約が始まっています! すでに予約いっぱいの時間・メニューとありますが、31日のお昼の時間帯であれば、「もりそば」は予約可能とのこと。お蕎麦は茹でて、時間が経ってしまうと伸びてしまうこともあるので、できるだけすぐに食べられる時間を見て予約してみて! 残念ながら天ぷらの予約は埋まってしまったそうですが、他メニューも対応できるものもあるそうなので相談してみて。

年越しの営業は家族総出で迎えてくれます。また、市内には多くのお蕎麦屋さんがあり、天哲さんでは茹でたものを年越しそばで提供されていますが、「ご自身で茹でたい、という方は、市内他のお蕎麦屋さんで生そばを予約できるかチェックしてみてくださいね!」と治美さん。浦安のお蕎麦屋さんがもっと盛り上がるよう、お蕎麦文化を皆さんで盛り上げたいと話してくれました! ぜひとも年の瀬に一年の厄落とし、そして来年への思いを込めて、伝統的な食文化を楽しんでみませんか?

そば処 天哲
047-351-2670
浦安市堀江3-8-17
昼の部11:00~14:30
夜の部17:00~19:00
水曜定休 ※不定休あり
※駐車場有り(2台)

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